都営地下鉄大江戸線「清澄白河」、キレイな名前です。南北に走る通りの西が清澄で、清住
弥兵衛さんがこの辺りの沼地を埋め立てて町が出来たから「清澄」。東には霊巌寺があって、
ここに福島白河藩主で老中松平定信の墓があるので「白河」というわけ。通りから東に入ると
緑の街路樹が見事で霊巌寺、深川江戸資料館と続きます。
この町並みは江戸時代末の深川佐賀町を実物大で再現したものです。地下1階から地上2階
まで吹き抜けです。人が入ると屋根の上で昼寝していた猫がにゃーごと歓迎の一声。この猫が
いる家は三味線の師匠の家だそうで、隣は木場の木挽職人の家で大鋸切りが壁にかかっていま
すね。どこからか鶏や雀の鳴き声、あさり売りの声、時を告げる鐘が聞こえます。