松林の広がっていた舞子公園は、明石海峡大橋の完成でずいぶん姿を変えた。
【移情閣(孫文記念館)】
八角三層の楼閣「移情閣」、中国の革命家・孫文とのつながりがあり、
神戸と孫文のつながりなど様々な資料が展示されている。
元はこの地から200メートルほど離れたところにあったが、
いずれも海沿いで淡路島を望む景観に違いはない。
“八角”にこだわって見学すると、その魅力がより鮮明になるだろう。
【旧武藤山治邸】
鐘紡の社長を務めた武藤山治の木造2階建ての洋館、大熊喜邦が設計した。
元は和館も併設され、和洋折衷の建物だったそうだ。
この地での復元はまだ日は浅いが、見るべきものは多い。
大きく張り出した2階のバルコニーは、
瀬戸内の心地よい潮風を受けることができたであろう。なんとも羨ましい。
ハイカラなこの姿、当時としてはかなり人目を引いただろう。
【旧木下家住宅】
又野良助氏が私邸として立てた数寄屋造り住宅。
かなり手が入っているようだが、創建時の姿を残している。
特に玄関から建物までのアプローチはほぼそのままで、見応え十分。
中庭を取り囲むように、縁側から待合、水屋、茶室へと続く。
主の書院を南向きに配置しているのもいい。
網代の天井もオシャレ。
全体に機能的な間取りで、居心地満点のように思う。
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