日本画家・山元春挙の別荘として建てられた蘆花浅水荘。
当時は琵琶湖岸に面していて、
何の障害物もなく近江富士・三上山を見通せたと言う。
いまは湖岸が埋め立てられ、
琵琶湖との間に国道が走っている。
それでも、木々に包まれたゆるやかな起伏は、
まさに癒やしの空間といえる。
しかし、カメラの角度を少し変えてみると
ご覧のように高層のマンションが写りこんでしまう。
気にしはじめると、確かに邪魔ではあるが、
座敷の縁に座り
湖面をわたってきた涼しい風に晒されていると
この場の不可思議な雰囲気に吸い込まれてしまう。
その場に寝転がると視野に入るのがこの天井、
贅を尽くした造りだがなんとも温かい。
前日までに予約をすれば、見学OKです。