鞆の浦を訪ねたのは30年ぶりくらいだろうか。
前はリサーチをせずに行ったせいか、鮮明な印象が残っていない。
今回は少し違った。
人気アニメの「ポニョ」の舞台になったとか、
ドナルドキーン氏が指弾する開発問題など話題山積で、
注目度が高く、当方も心して町に入った。
まず漁村の風情を色濃く残す坂道の町を歩き
岬の先端にある福禅寺・対潮楼に向かった。
目の前に仙酔島など瀬戸内を象徴する景観が広がる。
朝鮮通信使が「日東第一形勝」と絶賛したという。大感激
ドナルド・キーン氏は「この町がとても好き。
古い町並みがそのまま残っている。
ところが埋め立てて橋をつくるという話がある。
喜ぶ人もいるでしょうが、
2度とあの町の美しさは取り戻せない。心から心配しています」と
強い懸念を示している。
4月1日には、キーン氏の講演を聞きに行くことにしている。
また報告します。