洛西の妙心寺、雨上がりの散策を楽しんだ。
南門から入り、まず三門の拝観、20年振りの公開だという。
この日は土曜日でしかも特別拝観のイベントもあったが
寺域が極めて広大であり、のんびりゆったりと見ることができた。
退蔵院のお庭も見応えがあった。
絵師の狩野元信が絵画的な手法を駆使して作った枯山水。
池泉回遊の「余香苑」は、この時期わずかに
紅白一対の梅の木が見られるだけで、
案内人は「すっぴん」と形容した。
「すっぴん」でも十分美しいのだから、
これが四季折々の花で化粧すれば
目をみはるばかりの美しさとなるそうだ。
何度も足を運ぶようすすめられた。