ヴァンフォーレ甲府熱血サポーターへの道!!

山梨に住むユタカのブログ。地元ヴァンフォーレを応援してこのブログもなんと19年目を迎えました。ACL効果でJ1昇格だ!

FCふじざくら山梨 WEリーグへの道7

2022-11-29 | FCふじざくら山梨
将来的な日本女子サッカーの最高峰リーグ(WEリーグ)入りを目指すFCふじざくら山梨。その目標に対しての歩みを追っていく月イチ企画『FCふじざくら山梨 WEリーグへの道』のコーナーです。第7回目となる今回は、今年の主な活動リーグとなっていた関東女子サッカーリーグ2部の最終結果となでしこリーグ入りを賭けたプレナスなでしこリーグ2部入れ替え戦の様子&皇后杯についてお届けします。また11月12日に富士北麓で行われた入れ替え戦の第2戦ヴィアマテラス宮崎の試合を観てきたので、写真とともに紹介したいと思います。


関東女子サッカーリーグ2部は10月が終わった段階で勝ち点1差で首位に立っていたFCふじざくら山梨(以後ふじざくら)。1試合未消化だったVONDS市原FCレディースの試合結果待ちとなっていましたが、11月6日に行われた山梨学院大学との試合が引き分けに終わったために勝ち点36に。ふじざくらと勝ち点で並ぶものの得失点差でふじざくらが上回り、見事関東女子サッカーリーグ2部で優勝の栄冠に輝きました。ちなみに鈴木選手は10得点で得点ランキング2位入り。ふじざくらはVONDS市原FCレディースには2引き分けしたものの、その他の試合で白星を収めるなどその強さを見せつける結果となりましたね。

そして今年のクラブの最大目標として掲げていたなでしこリーグ2部入りを争う『プレナスなでしこリーグ2部入れ替え戦』。予選大会を勝ち抜いたふじざくらを始めとしてディオッサ出雲とヴィアマテラス宮崎、そしてなでしこリーグ2部10位の岡山湯郷ベルを加えた4チームで総当たり戦を行い、上位3チームが2部入りを決めることができるこの大会。ふじざくらは初戦のディオッサ出雲戦で後半アディショナルタイムに決めた広沢選手の得点が決勝点となり、1対0の劇的勝利を飾ります。続くホームゲーム連戦となったヴィアマテラス宮崎戦。このコーナーを始めるにあたって今年中に1回は試合観戦したいという個人的希望をついに叶えまして、初めてのふじざくらの試合観戦となるこの試合の現地の様子を写真で紹介していきます。




会場となったのは山梨県富士吉田市、富士山の麓にあります富士北麓公園陸上競技場。かつてヴァンフォーレも2015年にJ1の1stステージと2ndステージの合間の中断期間にトレーニングを行った経験があり、夏の厳しい暑さをしのぐ避暑地としても人気ですね。




駐車場から会場に向かっていくとメインスタンドの入り口付近にスタジアムグルメを販売しているキッチンカーが集まっていました。





お好み焼きや出汁が使われているカレーライス、オムそばや牛串&フランクフルトなどのスナックフードなど意外とたくさん種類がありました。





ちょうどお昼時間帯ということでお腹が超絶ペコペコだった自分はオムそばとお弁当のわんぱく食いに挑戦。しかしこの弁当は管理栄養士さんとアスリートフードマイスターの田中選手のコラボ弁当でめちゃくちゃ健康に気を使ったものなのに、わんぱく食いですべてが台無しに。許してください(笑)




他にはFCふじざくら山梨のクラブグッズも売ってましたよ。




入り口の目の前にはヴァンフォーレ甲府自販機。




チケットは必要なく入場無料。しかも入場入り口でマッチデープログラムとクラブカラーのピンクのマスクをプレゼントしてくれました。一部だけでもファッションにピンクを加えると一気にふじざくらカラーになりますね。




少し遅れてスタンドに入ったため、このように座るスペースを見つけるのが大変なほどサポーターが集まっていました。さすがなでしこリーグ2部入りがかかった大一番だけありますね。




この写真のようにスタジアム内にイベントテントが建てられており、そのなかにチームの荷物が集約されていました。さすがに着替えは別のところでしたが、ストレッチなどの準備運動をスタンドのサポーターに見られながらこなしていましたね。




チームの作戦も丸見え状態。良いのかな?これで。




スタジアムDJさんもいて、頑張って会場を盛り上げていましたね。





ふじざくらのゴール裏サポーター。太鼓を叩き少数で一生懸命応援する姿は初めてヴァンフォーレの試合を観に行った昔のことを思い出します。横断幕はとてもカラフルで華やか。





田口ヘッドコーチのもと選手たちは円陣を組んで士気を高めます。




整列し写真撮影に臨む選手たち。笑顔の辻野選手は可愛いキャラクターを前面に押し出しています。クラブマスコットじゃないよね?




審判団もみんな女性。




こんな広々としたところで試合を行います。






初めての女子サッカーの試合観戦でしたが、ちゃんとフィジカルコンタクトがあることにまず驚きました。そして自分のなかでは女子サッカーは大きく蹴り上げたロングボールをみんなで追いかけていくイメージがあったのですが決してそういうプレーは少なく、組織的にパスを繋いで相手のスペースを作り出してそこを鋭く仕掛けていく緻密さは想像以上のレベルの高さでしたね。




マークにつく井原選手。





一列になってセットプレーのキックに備えるふじざくらの守備陣。しかし一番手前の相手選手にヘディングで反らされて失点。相手のセットプレーの準備が用意周到だったと思います。




相手の17番は一人だけ体格が違いすぎてマーカーもその対応に四苦八苦していましたね。





少ないチャンスをものにしたかったふじざくらですが、セットプレーは相手に跳ね返されて攻撃のかたちが作れず。





その後も1失点したふじざくらは0対2の完敗。なでしこリーグ2部入り決定は先送りに。




勝ったヴィアマテラス宮崎はこの時点でなでしこリーグ2部入りが確定。喜んでコーチを胴上げしていました。宮崎の皆さんおめでとうございます!





応援に感謝し深々と頭を下げる姿が印象的でした。




実はこの試合で敗戦でも、ふじざくらは他チームの結果により上位3チームに入ることはほぼ確定的となり、選手たちは深刻な雰囲気ではなく次は勝って終わりたいという表情をしていましたね。


…今回初めてふじざくらの試合を観に行ったのですが、独特で特徴的なことがいっぱいありました。その1つ目はチームとサポーターの距離がとても近いこと。イベントテントでアップしていた選手たちは時折こちらのスタンドに目をやり、サポーターの知人を見つけて話しかけるシーンがありました。しかも選手だけではなくコーチもスタンドの知り合いに声をかけるなど、Jリーグの試合では決して見られないフレンドリーな試合前の雰囲気は女子サッカーならではの光景。そして試合の直前まで選手たちはみんな笑顔。男子サッカーのような重苦しいオーラが全くなく、仲良くじゃれあったりしているのが印象的でしたね。試合前は真面目にしなさいと思う方もいるかもしれませんが、緊張して臨むと萎縮して力の最大値が生み出せない可能性があるので、和気あいあいと緊張をほぐして気持ちを盛り上げていくのも女子サッカーの特徴の一つだと思います。2つ目は感謝を大切にしていること。手拍子と太鼓で一生懸命応援してくれたゴール裏サポーターに対して時間をかけてお辞儀を行い、メインスタンドに集まるサポーターに対しても試合後にキャプテンが代表して一言スタンドのサポーターにその想いを伝えるなどオリジナリティがありました。サッカー自体も思っていたよりも何倍もプレーのクオリティが高く、また機会があったら観に行きたいと思わせるような空間でしたね。11月20日に行われた第3戦の岡山湯郷ベル戦に勝利してふじざくらは2位を確定。見事来年のなでしこリーグ2部入りの権利を獲得しました。

そしてヴァンフォーレが天皇杯の舞台で優勝したように、ふじざくらも現在皇后杯というトーナメント戦に臨んでいます。


【ハイライト】第44回皇后杯 日体大SMG横浜vs.FCふじざくら山梨|1回戦



11月27日に行われた本戦1回戦では、なでしこリーグ1部に所属し7位の日体大SMG横浜相手に濱名選手の決勝点で1対0と大金星。皇后杯での初戦突破は山梨県勢初となる快挙でした。2回戦は12月3日に宮城で同じくなでしこリーグ1部8位のニッパツ横浜FCシーガルズと対戦します。再び勝って快進撃となるように、ふじざくらには今後も前進し続けてほしいですね。そして優勝したヴァンフォーレに続いて躍進してほしいと思います。頑張れふじざくら!




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