前節アウェーで新潟に2対0で勝利したヴァンフォーレ。福岡＆横浜FC戦に引き続き白星を収め、今シーズン2度目の3連勝で再び上昇気流に乗ることに成功しています。このままさらに上位に顔を出したいところ。今回の対戦相手はモンテディオ山形。現在山形はリーグ首位にいる手強い相手となりますが、ヴァンフォーレは好調なチーム状態を相手に見せつけ、首位クラブを飲み込むような力を見せたいですね。
【モンテディオ山形】
◇今シーズンの成績◇
9勝5分け2敗（勝ち点32）1位
◇ここ最近5試合のリーグ戦成績◇
→○○△△○
◇注目選手◇
栗山選手、本田選手、ジェフェルソン・バイアーノ選手
◇予想スタメン◇
※メンバーとポジション＆フォーメーションは実際と異なる可能性があります。
◇前節の試合ハイライト◇
【公式】ハイライト：モンテディオ山形vs鹿児島ユナイテッドＦＣ 明治安田生命Ｊ２リーグ 第16節 2019/6/2
山形の基本フォーメーションは3-4-2-1。山形を指揮して3シーズン目を迎える木山監督のもとチームは着実に力をつけており、固い守備からの素早い仕掛けがうまくハマり接戦をモノにする勝負強さを発揮しています。現在6戦負けなし。特にここ最近5試合では失点数がわずか‘2’で、無失点の試合は3試合と強固なディフェンスを誇っており、それが首位獲得に結びつく直接的な要因になっていると思います。シュートを打たれる回数もリーグトップの少なさ。逆にヴァンフォーレはリーグでたくさんシュートを打っているクラブなので、‘矛盾’対決も今回楽しめそうですね。
山形の注目選手1人目は栗山選手。現在28歳の栗山選手は2013年から3シーズン千葉に在籍していましたが、出場機会に恵まれずに町田への期限付き移籍を経て2016年から山形に加入。加入2シーズンはあまり出番がやってこなかったのですが、木山監督就任2年目から信頼を勝ち取って主力選手に成長し、今シーズンは全試合にフル出場。第13節千葉戦では顎骨を骨折するケガを負い試合後に救急搬送されるものの、次の試合では普通にプレーする鉄人ぶりを披露しています。身長は180cmとCBとしたらそれほど高くないのですが、ポジショニングの良さと競り合うタイミングの巧さを活かしてクロスボールやロングフィードを力強く跳ね返す能力があります。また3バックの中央でラインコントロールする術に長けていて、彼が中心となって守備統率できているからこそ山形の堅守が生まれていると思いますね。注目選手2人目は本田選手。清水や鹿島でプレーした元日本代表はその豊富な経験をチームに還元。ボランチの位置で精力的に相手アタッカーにプレッシャーをかけにいき、味方選手に指示を出して組織的な守備構築に貢献。主に守備面を引き締める役割を得意としています。栗山選手らDF陣が対応しきれないところをフォローするなど、山形の快進撃を影で支えている存在と言えますね。3人目は‘フィジカルモンスター’ジェフェルソン・バイアーノ選手。彼は昨シーズン水戸でプレーし11得点を挙げる活躍を残して今シーズン山形に加入。186cmの長身と鋼のような肉体を駆使したフィジカルの強さで相手マークを吹き飛ばす迫力のあるプレーが得意。堅守速攻の際の前線のターゲットになれる選手で、ゴリゴリ進むドリブルもできます。打点の高いヘディングでセットプレーの得点源となるので、ヴァンフォーレはディフェンス時には真っ先に彼を警戒する必要があると思います。
【ヴァンフォーレ甲府】
◇今シーズンの成績◇
8勝5分け3敗（勝ち点29）3位
◇ここ最近5試合のリーグ戦成績◇
→××○○○
◇注目選手◇
橋爪選手、佐藤洸選手、エデルリマ選手
◇予想スタメン◇
※メンバーとポジション＆フォーメーションは実際と異なる可能性があります。
◇前節の試合ハイライト◇
【公式】ハイライト：アルビレックス新潟vsヴァンフォーレ甲府 明治安田生命Ｊ２リーグ 第16節 2019/6/1
ヴァンフォーレの基本フォーメーションは3-4-2-1。現在連勝中なので伊藤監督はできるだけチームの雰囲気を保ちたいと思っているはずで、前節体調不良だったエデルリマ選手が戻ってくることと負傷交代した曽根田選手以外はそのままのメンバー構成でこの試合に臨みそう。ウタカ選手＆ドゥドゥ選手と曽根田選手はこれまで抜群のコンビネーションをみせてきましたが、今回の試合のキーポイントは欠場濃厚な曽根田選手の代わりを誰が務めるかだと思います。
チームにはシャドーが務められる選手が何人かいるなかで、当日の先発出場が濃厚なのが橋爪選手。橋爪選手は山梨学院大学からヴァンフォーレに入って7年目を迎えますが、これまで主に足の速さと豊富な運動量＆右足の精度の高さを活かせるウイングバックのポジションが定位置でした。しかし学生時代はFWを務めていたように、その攻撃性能にも定評があります。前節の新潟戦ではウタカ選手に代わってピッチに入ったときもそのままシャドーの役割をこなしており、前線でドゥドゥ選手や宮崎選手と連動した攻撃形成ができていました。終盤の時間帯にこの3人の組織的な働きが機能したことで逃げ切れた要因にもなったので、今回も橋爪選手には引き立て役としてウタカ選手やドゥドゥ選手がより活きる仕事ぶりをみせてほしいですね。ウタカ選手やドゥドゥ選手ができるだけ守備に追われる時間を少なくするため＆攻撃に専念できるようにするためにも今回橋爪選手のこなすべき役割は大きいと思います。
注目選手2人目は佐藤洸選手。このところ残念ながらベンチスタートが続いていますが、出場すれば少ないプレー時間でも1回は決定機を作り出す能力を持っています。ゴールへの嗅覚はチームの誰よりも研ぎ澄まされていると思うので、今回組織的な手堅い山形に対抗する‘意外性’を与えられる存在として貴重な戦力になると思います。勝負どころで彼を起用できる決断ができるか、伊藤監督の思い切った手腕にも注目だと思います。3人目はエデルリマ選手。彼はスピード対応が優れていて長身で手足の長いリーチが活かせるため、相手のキーマンであるパワフルなジェフェルソン・バイアーノ選手を封じ込める最適な人材と言えます。体調不良明けということが少し心配ですが、きっちり与えられた仕事をこなす姿をこれまで見てきているので問題ないと思います。またボールを持ってスルスルと上がっていく彼の攻撃参加も意外性が生まれるので、山形ディフェンスは戸惑いをみせると思います。
個人的に思う山形対策は3つ。1つ目はエリアの外から攻撃を仕掛ける姿勢が大切。というのも山形はディフェンスをサボらないので攻守の切り替えが早く帰陣が素早いのが特徴的。ピンチのときにはすぐに自陣ゴール前に人数をかけて守備ブロックを形成するので、その動きを逆に利用したいところ。相手の3バック＋ウイングバックはエリアを守ることに集中するため、ペナルティエリア手前のバイタルエリアでは比較的自由に動くことができると思います。その位置から思い切ってミドルシュートを狙えばプレッシャーのあまりかかっていない状態で打つことができます。そして相手のその状態ならサイドの浅い位置から早めにゴール前にクロスボールを入れることも効果的。狙い澄ませてピンポイントでゴール前にいる選手に合えば、何人守っていようが相手のディフェンスは無効化されます。なので少し離れた位置から思い切って利き脚を振り抜く＆合わせていく度胸も今回求められると思います。
2つ目はダイレクトプレーの重要性。守備ブロックを形成している相手を崩すためには普通の仕掛けをしてもそう簡単にはうまくいきません。組織的な守備網にはワンツーパスやワンタッチの連続したパス回しと相手が捕らえられないようなリズミカルな動きが求められます。また他のポジションの選手が攻撃に顔を出すとマークがずれる要因となるので相手の守備が混乱します。ボランチの選手やあわよくば3バックの選手も積極的に攻撃参加しやすい環境をこの試合では作りたいですね。
3つ目は相手にボールを持たせる展開を作ること。どちらのチームも堅守速攻を武器にしているのでボール支配率が高いサッカーをしてしまうとカウンタースタイルが表現できなくなってしまいます。それではチームの長所を消すことに繋がるので、こちらはロングフィード主体のサッカーを続けて山形にボールを意識的に持たせるような展開を作り出したいですね。普段とは違い慣れないサッカーをするとチームのリズムが崩れてくる可能性が高いので、そこをヴァンフォーレはしたたかに狙っていってほしいと思います。
山形は非常にディフェンスが固いチーム。組織的に連携が取れており、隙をほとんど見せません。攻撃面は前線の個の力に頼るところもありますが、セットプレーでは高い精度を誇りオーガナイズな鋭さをみせます。そして粘り強い。最後まで諦めない姿勢はメンバーの士気を高めクオリティが落ちないサッカーができます。ヴァンフォーレは一筋縄にはいかない戦いが待っていますが、辛抱強くそして自分たちの最大値を出し切れば勝機は見えてくるはずです。選手たちの精神力を高く保ち続けるにはホームのサポーターの力強い後押しが必要になります。この試合に勝てば2位は確定＆水戸の結果次第では首位に浮上することも可能。勝利してスタジアムにいるヴァンフォーレサポーターみんなが喜べるように熱い魂のこもった戦いを期待したいですね。
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【モンテディオ山形】
◇今シーズンの成績◇
9勝5分け2敗（勝ち点32）1位
◇ここ最近5試合のリーグ戦成績◇
→○○△△○
◇注目選手◇
栗山選手、本田選手、ジェフェルソン・バイアーノ選手
◇予想スタメン◇
※メンバーとポジション＆フォーメーションは実際と異なる可能性があります。
◇前節の試合ハイライト◇
【公式】ハイライト：モンテディオ山形vs鹿児島ユナイテッドＦＣ 明治安田生命Ｊ２リーグ 第16節 2019/6/2
山形の基本フォーメーションは3-4-2-1。山形を指揮して3シーズン目を迎える木山監督のもとチームは着実に力をつけており、固い守備からの素早い仕掛けがうまくハマり接戦をモノにする勝負強さを発揮しています。現在6戦負けなし。特にここ最近5試合では失点数がわずか‘2’で、無失点の試合は3試合と強固なディフェンスを誇っており、それが首位獲得に結びつく直接的な要因になっていると思います。シュートを打たれる回数もリーグトップの少なさ。逆にヴァンフォーレはリーグでたくさんシュートを打っているクラブなので、‘矛盾’対決も今回楽しめそうですね。
山形の注目選手1人目は栗山選手。現在28歳の栗山選手は2013年から3シーズン千葉に在籍していましたが、出場機会に恵まれずに町田への期限付き移籍を経て2016年から山形に加入。加入2シーズンはあまり出番がやってこなかったのですが、木山監督就任2年目から信頼を勝ち取って主力選手に成長し、今シーズンは全試合にフル出場。第13節千葉戦では顎骨を骨折するケガを負い試合後に救急搬送されるものの、次の試合では普通にプレーする鉄人ぶりを披露しています。身長は180cmとCBとしたらそれほど高くないのですが、ポジショニングの良さと競り合うタイミングの巧さを活かしてクロスボールやロングフィードを力強く跳ね返す能力があります。また3バックの中央でラインコントロールする術に長けていて、彼が中心となって守備統率できているからこそ山形の堅守が生まれていると思いますね。注目選手2人目は本田選手。清水や鹿島でプレーした元日本代表はその豊富な経験をチームに還元。ボランチの位置で精力的に相手アタッカーにプレッシャーをかけにいき、味方選手に指示を出して組織的な守備構築に貢献。主に守備面を引き締める役割を得意としています。栗山選手らDF陣が対応しきれないところをフォローするなど、山形の快進撃を影で支えている存在と言えますね。3人目は‘フィジカルモンスター’ジェフェルソン・バイアーノ選手。彼は昨シーズン水戸でプレーし11得点を挙げる活躍を残して今シーズン山形に加入。186cmの長身と鋼のような肉体を駆使したフィジカルの強さで相手マークを吹き飛ばす迫力のあるプレーが得意。堅守速攻の際の前線のターゲットになれる選手で、ゴリゴリ進むドリブルもできます。打点の高いヘディングでセットプレーの得点源となるので、ヴァンフォーレはディフェンス時には真っ先に彼を警戒する必要があると思います。
【ヴァンフォーレ甲府】
◇今シーズンの成績◇
8勝5分け3敗（勝ち点29）3位
◇ここ最近5試合のリーグ戦成績◇
→××○○○
◇注目選手◇
橋爪選手、佐藤洸選手、エデルリマ選手
◇予想スタメン◇
※メンバーとポジション＆フォーメーションは実際と異なる可能性があります。
◇前節の試合ハイライト◇
【公式】ハイライト：アルビレックス新潟vsヴァンフォーレ甲府 明治安田生命Ｊ２リーグ 第16節 2019/6/1
ヴァンフォーレの基本フォーメーションは3-4-2-1。現在連勝中なので伊藤監督はできるだけチームの雰囲気を保ちたいと思っているはずで、前節体調不良だったエデルリマ選手が戻ってくることと負傷交代した曽根田選手以外はそのままのメンバー構成でこの試合に臨みそう。ウタカ選手＆ドゥドゥ選手と曽根田選手はこれまで抜群のコンビネーションをみせてきましたが、今回の試合のキーポイントは欠場濃厚な曽根田選手の代わりを誰が務めるかだと思います。
チームにはシャドーが務められる選手が何人かいるなかで、当日の先発出場が濃厚なのが橋爪選手。橋爪選手は山梨学院大学からヴァンフォーレに入って7年目を迎えますが、これまで主に足の速さと豊富な運動量＆右足の精度の高さを活かせるウイングバックのポジションが定位置でした。しかし学生時代はFWを務めていたように、その攻撃性能にも定評があります。前節の新潟戦ではウタカ選手に代わってピッチに入ったときもそのままシャドーの役割をこなしており、前線でドゥドゥ選手や宮崎選手と連動した攻撃形成ができていました。終盤の時間帯にこの3人の組織的な働きが機能したことで逃げ切れた要因にもなったので、今回も橋爪選手には引き立て役としてウタカ選手やドゥドゥ選手がより活きる仕事ぶりをみせてほしいですね。ウタカ選手やドゥドゥ選手ができるだけ守備に追われる時間を少なくするため＆攻撃に専念できるようにするためにも今回橋爪選手のこなすべき役割は大きいと思います。
注目選手2人目は佐藤洸選手。このところ残念ながらベンチスタートが続いていますが、出場すれば少ないプレー時間でも1回は決定機を作り出す能力を持っています。ゴールへの嗅覚はチームの誰よりも研ぎ澄まされていると思うので、今回組織的な手堅い山形に対抗する‘意外性’を与えられる存在として貴重な戦力になると思います。勝負どころで彼を起用できる決断ができるか、伊藤監督の思い切った手腕にも注目だと思います。3人目はエデルリマ選手。彼はスピード対応が優れていて長身で手足の長いリーチが活かせるため、相手のキーマンであるパワフルなジェフェルソン・バイアーノ選手を封じ込める最適な人材と言えます。体調不良明けということが少し心配ですが、きっちり与えられた仕事をこなす姿をこれまで見てきているので問題ないと思います。またボールを持ってスルスルと上がっていく彼の攻撃参加も意外性が生まれるので、山形ディフェンスは戸惑いをみせると思います。
個人的に思う山形対策は3つ。1つ目はエリアの外から攻撃を仕掛ける姿勢が大切。というのも山形はディフェンスをサボらないので攻守の切り替えが早く帰陣が素早いのが特徴的。ピンチのときにはすぐに自陣ゴール前に人数をかけて守備ブロックを形成するので、その動きを逆に利用したいところ。相手の3バック＋ウイングバックはエリアを守ることに集中するため、ペナルティエリア手前のバイタルエリアでは比較的自由に動くことができると思います。その位置から思い切ってミドルシュートを狙えばプレッシャーのあまりかかっていない状態で打つことができます。そして相手のその状態ならサイドの浅い位置から早めにゴール前にクロスボールを入れることも効果的。狙い澄ませてピンポイントでゴール前にいる選手に合えば、何人守っていようが相手のディフェンスは無効化されます。なので少し離れた位置から思い切って利き脚を振り抜く＆合わせていく度胸も今回求められると思います。
2つ目はダイレクトプレーの重要性。守備ブロックを形成している相手を崩すためには普通の仕掛けをしてもそう簡単にはうまくいきません。組織的な守備網にはワンツーパスやワンタッチの連続したパス回しと相手が捕らえられないようなリズミカルな動きが求められます。また他のポジションの選手が攻撃に顔を出すとマークがずれる要因となるので相手の守備が混乱します。ボランチの選手やあわよくば3バックの選手も積極的に攻撃参加しやすい環境をこの試合では作りたいですね。
3つ目は相手にボールを持たせる展開を作ること。どちらのチームも堅守速攻を武器にしているのでボール支配率が高いサッカーをしてしまうとカウンタースタイルが表現できなくなってしまいます。それではチームの長所を消すことに繋がるので、こちらはロングフィード主体のサッカーを続けて山形にボールを意識的に持たせるような展開を作り出したいですね。普段とは違い慣れないサッカーをするとチームのリズムが崩れてくる可能性が高いので、そこをヴァンフォーレはしたたかに狙っていってほしいと思います。
山形は非常にディフェンスが固いチーム。組織的に連携が取れており、隙をほとんど見せません。攻撃面は前線の個の力に頼るところもありますが、セットプレーでは高い精度を誇りオーガナイズな鋭さをみせます。そして粘り強い。最後まで諦めない姿勢はメンバーの士気を高めクオリティが落ちないサッカーができます。ヴァンフォーレは一筋縄にはいかない戦いが待っていますが、辛抱強くそして自分たちの最大値を出し切れば勝機は見えてくるはずです。選手たちの精神力を高く保ち続けるにはホームのサポーターの力強い後押しが必要になります。この試合に勝てば2位は確定＆水戸の結果次第では首位に浮上することも可能。勝利してスタジアムにいるヴァンフォーレサポーターみんなが喜べるように熱い魂のこもった戦いを期待したいですね。
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