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山梨に住むユタカのブログ。地元ヴァンフォーレを応援してこのブログもなんと19年目を迎えました。ACL効果でJ1昇格だ!

鹿児島ユナイテッド戦を振り返る【J2第29節】

2024-09-03 | Weblog

8月31日にホームで行われた2024年明治安田J2リーグ第29節鹿児島ユナイテッド戦ですが、試合結果は1対0でヴァンフォーレが勝利しました!ヴァンフォーレの得点は前半に挙げたオウンゴールでした。


☆前節からの先発変更は3人
勝利した前節の栃木戦から先発メンバーを3人入れ替えたヴァンフォーレ。ウタカ選手に代えて三平選手、飯島選手に代えて三沢選手がリーグ戦では第15節千葉戦以来14試合ぶりに先発復帰。そしてこれまで長い期間先発フル出場を続けてきた関口選手が休養も兼ねてベンチに座り、代わりに孫選手が4試合ぶりに先発に起用されました。注目は天皇杯鹿島戦でも任されたシャドーのポジションに入った三沢選手と187cmの長身を守備面で発揮できる孫選手。テクニック力のある三沢選手にはなるべく前目の位置でボールを保持しながらラストパスを狙っていく攻撃的なチャンスメーク、孫選手は最近のチームに足りない高さを補ってくれる存在として期待されていたと思います。

☆積極的な姿勢がオウンゴールを誘う
試合は立ち上がりから積極的に動き、中盤でのセカンドボール争いでも先手で仕掛けることができていたヴァンフォーレ。こぼれ球を回収しボールをキープしながらサイドに展開。飯田選手や荒木選手らがアグレッシブに縦に仕掛けていってサイドから効果的な攻撃ができていましたね。そのサイドからの展開が相手にダメージを与えていき先制点に繋がっていきます。前半23分、左サイドでパスを受けた荒木選手が左足でゴール前にクロスボールを供給。そのクロスには味方は誰も反応できませんでしたが、GKにヘディングで返そうとした鹿児島DF外山選手がミス。強く額に当ててしまいゴール右上隅にボールが吸い込まれるオウンゴールとなります。一瞬呆気に取られるスタジアムでしたが、すぐに歓声が大きくなり先制点の喜びに沸きます。このシーンは相手選手のミスによる要素がとても強いゴールでしたが、ヴァンフォーレはこの時間帯を中心に積極果敢にサイドから仕掛けることができており、サイドアタックの積み重ねで鹿児島守備陣はボディブローのようにジワジワ効いていたと思います。なので味方に合わないクロスボールだったにも関わらず、圧に押されて相手が反応してクリアしなければいけないという心理が生まれていたと思います。意図しないかたちでの先制点となりましたが、この1点が今後の試合展開に大きく影響していくことになります。

☆後半は守る展開に
ヴァンフォーレのペースだった前半に対して後半もこのリードを有効に利用しながら進めたかったのですが、やはり1点を守り切りたいという気持ちが強くなり巻き返しを図りたい相手に押される展開が目立ち始めます。鹿児島は途中出場の藤村選手のゲームメークから沼田選手や鈴木選手&元ヴァンフォーレの有田光選手らを中心にパスを繋ぎながら攻め込んでいきます。しかしヴァンフォーレは押し込まれていても決定機に繋がりそうなポイントでしっかりと守備の圧力をかけられており、危険だなと思うシーンがそれほどなかったと思います。前半のボール支配率はヴァンフォーレの方が高い印象でしたが、試合トータルで鹿児島の方が上回ったのはこの後半の展開の影響力が強かったからだと思います。

☆ウタカ選手投入も効果なく
ヴァンフォーレは押されている状況を打開すべく後半26分にウタカ選手、後半34分と39分に宮崎選手と中山選手&関口選手を立て続けに起用。宮崎選手と中山選手は精力的にピッチを動き回りリズムを取り戻そうと努力しますが、1トップに入ったウタカ選手は周囲とあまり呼吸が合わずにパスが繋がる機会がやって来ず。この時間帯は前線でボールを収めてキープする時間を作り出すだけでも守備陣の負担がだいぶ軽減されますが、相手DFの裏抜けだけを狙っていてその他のチームプレーでの貢献がほとんどみられなかったのは残念でしたね。ウタカ選手を軸にした攻撃陣で押し込まれた展開を正常に戻したかった采配の意図があったと思いますが、そううまくはいきませんでした。しかしそれでもヴァンフォーレはなんとか虎の子の1点を守り抜き1対0の勝利。今シーズンホーム3勝目を飾ることに成功しました。

☆勝因は?
この試合ヴァンフォーレが勝利できた要因として、守備陣の奮闘を挙げたいと思います。先ほども言ったように試合展開は理想的に進められた前半に対して後半は相手に押し込まれることが目立ちましたが、何度も守勢にまわり押し込まれてはいたものの決定機が少なかったのは紛れもなく守備陣の奮闘が光ったからだと思います。相手の決定機に繋がるラストパスやシュートの場面では体を寄せてプレッシャーを与えることができており、また空中戦では孫選手やヘナトアウグスト選手が懸命に体を張って競り合い力強く跳ね返せていました。そしてクリア後のこぼれ球にも木村選手や佐藤選手のボランチコンビが鋭く反応しており、鹿児島に厚みのある攻撃をさせませんでしたね。ポストに当たるシーンはありましたが、試合全体の鹿児島の枠内シュート数が0本だったのも適切かつ効果的にディフェンスができていた成果と言えるでしょう。欲を言えばもう少し前線の選手が存在感を示し頑張ってカウンター攻撃の迫力を増すことで、鹿児島の選手に攻撃だけではなく守備も考えなければいけない状況を作り出せたと思いますが、それよりも追いつかれることなく最後までこのリードを守り切った結果を評価してあげたいですね。思うような試合展開ができなくても競り勝って勝ち点3を獲得できた地力の差をみせることができたと思います。


…この勝利によりヴァンフォーレの今シーズンの成績は、10勝8分け11敗の勝ち点35となり順位は11位に浮上。大塚監督が就任してこれまでリーグ戦で7試合をこなしていますが、4勝1分け2敗の勝ち点13獲得している現状は成功していると言っても良いと思います。残り9試合で一桁順位はもちろんのこと、6位以内で出場権を得るJ1昇格プレーオフにも目標の視野に入れることができるので、今後の試合を行うモチベーションも必然的に高く保てることでしょう。可能性を信じてこれから戦っていきましょう!



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