ヴァンフォーレ甲府熱血サポーターへの道!!

山梨に住むユタカのブログ。地元ヴァンフォーレを応援してこのブログもなんと19年目を迎えました。ACL効果でJ1昇格だ!

試合結果【ヴィッセル神戸戦】

2017-11-01 | Weblog
先月29日にホーム山梨中銀スタジアムにて行われた2017年明治安田生命J1リーグ第31節ヴィッセル神戸戦ですが、試合結果は2対3でヴァンフォーレは敗れてしまいました。ヴァンフォーレの得点はリンス選手と高野選手のゴールでした。


負傷し欠場したドゥドゥ選手の代わりに吉田監督は黒木選手を抜擢。3ボランチには島川&小椋&田中選手を起用し、田中選手は黒木選手と試合中ポジションを柔軟に入れ替えながら攻撃にも頻繁に顔を出していました。試合展開は神戸がボール支配している時間が長く、ヴァンフォーレは基本相手を待ち構えてディフェンスを行い、機を見計らってカウンター攻撃を狙うパターンが多かったですね。相手を待ち構えていましたが、ただ単に引いて守っていただけではなく、前に果敢にプレッシャーをかけにいくことができており、その積極的な姿勢が先制点へと繋がっていきます。


【公式】ゴール動画:リンス(甲府)18分 ヴァンフォーレ甲府vsヴィッセル神戸 明治安田生命J1リーグ 第31節 2017/10/29



前半18分、右サイドで鋭くプレスをかけた小出選手がボール奪取に成功。そこから素早くショートカウンターを発動させると、前線にいた黒木選手が相手選手を引きつけながら左サイドをフリーで走り込んだリンス選手にラストパス。リンス選手はスピードに乗りながらドリブルし、最後はGKとの駆け引きに勝利してシュートを右隅に流し込みます。ボール奪取からあまり手数をかけずにゴールまで持っていったシンプルな攻撃には速さがあり、神戸の守備が戻り切らない前にシュートまで完結させることができました。奪った小出選手&巧みなポストプレーを披露した黒木選手&そして冷静にシュートを決めたリンス選手の決定力は見事でしたね。3人の良さが集約されていたようなゴールでした。

幸先良く先制点を挙げたヴァンフォーレでしたが、高い攻撃力を誇る神戸も黙っていませんでした。前半33分、右サイドを突破した渡邉選手が高い弾道のクロスボールを上げ、中央で待っていた194cmのハーフナー・マイク選手の頭に合わせてすぐさま同点に追いつきます。元ヴァンフォーレでJ2得点王&J1でベストイレブンに輝いた彼の凄みはもちろん知っており、あの身長差でピンポイントでクロスを合わせられたらどうしようもないので、パスの供給者に対してもっとしつこく厳しくプレッシャーをかけにいき、クロスボールの精度をできるだけ落とす努力をするべきでしたね。試合は1対1の同点で後半に入っていきます。


【公式】ゴール動画:高野 遼(甲府)47分 ヴァンフォーレ甲府vsヴィッセル神戸 明治安田生命J1リーグ 第31節 2017/10/29



後半の先手を打ったのはヴァンフォーレでした。始まってすぐに右サイドをリンス選手が力強く仕掛けていき、近くにいた小出選手にヒールパス。小出選手が出したグラウンダーのクロスボールにゴール左45度の角度から高野選手がダイレクトで左足を振り抜き、鮮やかにゴールを決めることに成功します。高野選手は嬉しいプロ初ゴール。スリッピーな芝状態を逆に利用して低めのクロスボールを選択しアシストした小出選手のプレーは素晴らしかったですね。この逆転弾の余韻が残るその3分後、ヴァンフォーレに信じられない事態が起こってしまいます。何げなく出された相手のロングフィードに飛び出して反応しようとしたGK河田選手が濡れたピッチに足を取られて出遅れると、ボールを追っていた新井選手も足を滑らせて転倒。したたかに狙っていた大槻選手にゴールを決められてしまいます。もったいない失点を前に唖然とするスタジアム。大雨で何が起こるか分からないというサッカーの恐ろしさを間近に味わった感じでしたね。

その後は両チームとも雨が激しく降り続けるピッチ状態の悪さに苦しめられ、試合展開は膠着状態に。後半37分には河本選手と畑尾選手を投入。河本選手の攻撃意識の高さと畑尾選手のセットプレーでの強さに期待して再度の逆転を目論みますが、終了間際の後半41分に再び1失点目と同じような展開からハーフナー・マイク選手に頭で決められて万事休す。荒れたピッチを空中戦に持ち込むことによって克服した神戸の戦略が見事に冴え渡り、ヴァンフォーレは2対3で惜しくも敗れてしまいました。


敗因はやはり神戸のキープレーヤーとなっていたハーフナー・マイク選手を止められなかったことが挙げられます。まともに彼と競り合ったら勝ち目がないので、彼にボールが渡る前の段階で対策すべきでした。失点はいずれもヴァンフォーレから見たら左サイドからの展開。左ウイングバックの高野選手はこの試合攻撃面での活躍が素晴らしく評価は高かったのですが、神戸はその攻撃性を逆手にとって裏のスペースを狙っていましたね。仕掛けてくる相手のクロスボールの供給者に少しでも長くプレッシャーをかけられていたなら、ピンポイントでマイク選手の頭に合うことはなかったはずです。決して悪くはなかったのですが、サイドの攻防で‘諸刃の剣’の状態になってしまったことが今回は失点に傾いてしまう要因になりました。

しかし負けても良い点はもちろんありました。それはチームで攻撃を仕掛けようとして得点を取れたこと。先制点のリンス選手のゴールは、中盤の高い位置でボールをカットして素早く攻撃に意識を切り替えてショートカウンターが決まり、2得点目はリンス選手&小出選手の右サイドの仕掛けに反応して左サイドにいた高野選手がエリア内まで攻撃参加しに上がっていたことが良かったと思います。チームでディフェンスするときはディフェンスに集中する、攻撃に移るときには人数をかけてその圧力を強めるという連動した意識付けができており、それは難しい悪天候の中でもしっかりと行うことができていましたね。それだけにクロスボールへの対応と2度滑るアクシデントの失点がもったいなかったですね。個人的には勝てる試合を落としてしまった印象でした。


試合には敗れましたが、降格圏内にいる16位広島も敗れたためヴァンフォーレの順位は15位で変わらず。辛うじて降格圏内を逃れることができています。今シーズンも残り3試合。ヴァンフォーレはこれからアウェー連戦が待っているなど決して油断できない厳しい状態が続きます。今まで困難と思われていたJ1残留を何度も成し遂げてきた高い精神力を今シーズンも引き続き見せて最終的な目標を達成したいですね。



【勝ち点41への道】
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今シーズンチームが目標に定めた勝ち点41への道のり。連敗で停滞していますが、残り3戦で出来る限りの上積みを目指したいですね。




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