ヴァンフォーレ甲府熱血サポーターへの道!!

山梨に住むユタカのブログ。地元ヴァンフォーレを応援してこのブログもなんと19年目を迎えました。ACL効果でJ1昇格だ!

積極補強で考えるクラブ運営

2010-01-30 | Weblog
昨シーズンあと一歩のところでJ1昇格を逃したヴァンフォーレ。今シーズン同じような苦い経験をしないために、クラブは史上初といえるような積極的で豪華な補強に乗り出しました。

もちろんその補強によって選手層が厚くなりチーム力がアップしたことは確実で、この布陣ならJ1昇格の目標が手に届くところまで近づきそうです。

しかしここで一つどうしても引っ掛かるポイントがあります。それは今までの‘ヴァンフォーレらしく’ないこと(クラブ運営的に)。

これまでのヴァンフォーレといったら山梨に大企業のバックアップがないため、一つ一つのスポンサーを大事にして少しずつ入る収入を基に運営するのでクラブの経営が精一杯。なので全盛期のスター候補の選手たちを獲得するのは夢の話でした。

ましては選手層が薄く、選手たちの起用についてやりくりに困る場面が昔は多く見られていましたが、現在は特にFWを中心にタレントを多く獲得したため、実績のある外国籍選手でさえ試合に起用されないシーンが見られそうです。


要は今シーズン急激に戦力をアップさせたのが気になるところで、もしJ1昇格を果たせずこれから数年J2にいるとなると、クラブ経営が切羽詰まってくることは目に見えています。他のクラブの例で考えてみると、J2に降格し1~2年はこれまでの主力選手などの戦力維持が出来ますが、それ以降はチーム力の維持が難しくなり若手主体のチーム構成に切り替えているケースがほとんどです。ヴァンフォーレがそれらのクラブと違うとはどうしても思えません。

あくまで個人的な意見ですが、FWに片桐選手や松橋選手、キム・シンヨン選手など才能ある選手が揃っているのだから、彼らを試合で使えばいいと思います。新加入選手の存在が大きく、彼らの方に期待しているのであれば他の選択肢を探してあげることも親心だと思います。頼もしいバックアップという肩書きから結局は出場機会が少なく戦力を余らせる結果になるという、クラブ的に似合わない光景はあまり見たくないのが本音です。


もちろんこれで将来のことも考えたクラブ運営の健全化と、目標達成する成績が残せたなら何も言うことはありません。しかしヴァンフォーレはかつての経営危機から復活し這い上がってきたクラブ規模的に小さいクラブです。今シーズンスポンサー料がこれまでよりも大幅に入るわけではありません。逆にこの不況でスポンサー数が伸び悩み、試合数が昨年よりも少なくなるため入場料収入なども少なくなります。

起用するポジションがないから有望な戦力を余らせるビッグクラブのような贅沢なチーム体制をとるのではなく、今いる戦力を大事にして身の丈に合わせたピンポイントでの外国籍選手の起用や選手の獲得をしてほしかったですね。


大分トリニータや東京ヴェルディなど、最近では実際に経営危機に陥っているクラブも出てきています。ヴァンフォーレにはまた経営難で悩まないように、健全な運営をして一歩一歩努力を積み重ねてもらいたいと思いますね。


‘急激’ではなくて‘徐々に’


ヴァンフォーレ甲府というクラブを愛しているがゆえの意見ですが、その点がクラブが繁栄するポイントだと個人的に思います。




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