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れいわの謎(衆議院選初チャレンジで公示前議席1???)

2021-11-02 09:20:15 | 日記

  衆議院選挙、いいたいことはたくさんあるが、まずは、気になっていたひとつの謎から。維新が4倍の議席を得て大騒ぎとなったが、それなら「れいわ新選組」がゼロから3議席となったのも、かなり凄いではないか。倍数はゼロから3はなんというのか(無限倍???)などと思った。ところが、報道をみていたら、「れいわ新選組」の公示前議席が1となっていて、2議席が増えたとあった。なぜ???

  でも、報道では、新聞でも「れいわ新選組」は公示前議席を+2と表示があるのみで説明がない。不思議すぎる!

  当選した3人は、どこをどうみても初当選。党になって初挑戦の選挙なのだから当然なのに・・・そして、謎は解けた。

  なんと、候補者の中に、現役衆議院議員だった候補がいたので、公示前が1議席になっていたのだ!!!!なるほど、納得。その人は高井崇志。滋賀3区で「れいわ」から立候補。重複立候補していたが、比例でも入れず落選したので、全国的に知るところとはならなかった。去年緊急事態宣言の時にキャバクラに行ったことが週刊誌で報じられ、高井は除籍受けて受けていたところを、「れいわ」の候補者として挑戦することになったようで・・・現職議員が候補名簿にのったから、公示前が1議席となったのだ!

  せっかくなので、もうひと押し、調べてみると、本人のサイトのココにこんな文章が載っていた。

2年前(2019年)の夏、消費税を廃止した国マレーシアへの視察で3日間行動を共にしたのがきっかけで、交流は始まっていたとして・・・

(山本太郎さんが)極めて真摯な姿勢で学び続け、25年以上続くデフレにより全く成長していない日本経済を憂い、「積極財政」や「消費税減税」の必要性を熱く語る姿に、一瞬で「この人を総理にしたい」と思うようになりました。

その後も、当時所属していた立憲民主党内で、「積極財政」や「消費税減税」に賛同する仲間たちと、山本太郎さんを講師に迎えて勉強会を開くなど交流を深めてきました。

そんな折、昨年4月、私は大きな過ちを犯してしまい、立憲民主党を除籍処分となりました。失意のどん底にある時、真っ先に声をかけてくれたのは山本太郎さんでした。

「やり直しができない人生なんてない。どんな失敗をしてもやり直しできる日本を一緒に創りましょう」その言葉を聞いた時、「人生でこれほど泣いたことはない」というほど泣きました。

   そうだったんだ。「やり直しできない人生なんてない」いい言葉だなぁ。

   今回の選挙で特徴的だったのは、甘利、平田、桜田、金田、松本、自民党の大臣や要職経験者が、失言、疑惑、問題行動を厳しく国民から責任を問われ、小選挙区でみな落選していることだ。そして、上記の高井も国民の裁きで落選した。

   国民は、「政治家の行動をしっかりみているぞ!」と伝えたことになる。その意味で、今回の選挙は結局自民党が過半数を取った結果とはなったが、国民が政治家に襟を正させ、「疑惑の行動をとり、説明責任をとらない人は政界から去れ」「自分の身を律せない人は政界を去れ」「間違った行為をしたらOUT」ということを知らしめた選挙にはなったと思った。

   自民党の菅原前経産相については、何回かこのブログで書いた覚えがあるが、2019年10月。安倍内閣で経産相として初入閣した翌月に選挙区内で寄付行為をしていたことが明らかとなり、経産相を辞任。ただし、報道陣に「私の問題で国会が停滞することは本意でない」と説明。その後も、自民党は離党させることもなく温存された。ココにあるように、離党、議員辞職したのは何と2021年6月1日だ。

   自民党は、過ちに対して優しい党のようだ。IR疑惑の秋元議員もしかりだが、離党したりしても無所属で出て議員になれたら、また自民党がほとぼりが冷めたら公認してもらえると多くの無所属議員は考えているだろう。疑惑があっても、幹事長にまで取り上げてくれる党だもの!

   でも、その優しさとれいわの山本太郎氏の「やり直しできない人生なんてない」という言葉の優しさ暖かさとは、根本的に違う!

   間違った行為をした政治家は、まず説明をし、責任を自分から取る。本人が責任を取らなければ除籍する。その「けじめがとれない党のかわりに、今回国民は、けじめのない政治家にNOを突きつけた」のだ。ただ、「自民党そのものには、国民は結局NOを突きつけなかった」ということだ。

   日本の国民は、きっと山本太郎のように「やり直しできない党なんてない」と思ったのかもしれない。

   私は、正直なところ、うそを平気でついて事実を隠し、さらに2回も自分から総理の席を投げ出した人に国民がNOを突きつけられなかったことを残念に思う。そこをそのままにして、岸田首相が(本当に国民の希望するような党に自民党を作り直せるのか?)。とても信頼する気にはなれなかった。

   でも、国民の総意が「自民党にやり直させてみよう」というなら、この体制に任せるしかない。

   ただし、野党にがんばってもらうだけでなく、それには国民が厳しい目でこれからの政治家たちの行動をこれまで以上にチェックが大切だろう。間違った行為にはしっかり”NO!"と声を上げていかないと、選挙の時以外にも、ダメな行為にはNO!と

   検察法改正にストップをかけた時のように。SNSでも、間違った行為をした、しようとしている人や党に、声をつたえましょう。最近は、首相を始め、政治家の方々は「聞く力」をもっていると言っているのだから・・・

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