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月の満ち欠けに時の流れを感じながら、皆でそれぞれの持ち時間を楽しく意味あるものにしていきたい。

無料で読める?学研のまんがひみつ文庫!

2021-11-07 20:55:03 | 日記

   図書館で本を借りて読む時間が最近多くなった。家にいる時間がコロナの影響で長くなったせいだろう。

   そして、借りた本に感銘を受けると、その後で本を買って、友人達に薦めて貸したりする習慣も増えた。なかなか職場や近所の友達とも長話をする機会が減ったので、せめて本の貸し借りで感想を言ったり、LINEで交換して交遊をしたいという気持ちもある。

   今回も、偶然、目についた子ども向けの本を図書館で借りて読んだ。

   知っているようで、コンピュータの中身とかよく分かってないから、何が書いてあるのかな?と興味が湧いて借りてみた。児童向けの本は、子どもにも分かるように丁寧に書いてある上に、短時間で読めるのがいい。だから、10冊本を借りるなら、大人の本、写真集、子ども向けの本をいつも取り混ぜて借りるのが私の流儀。こうすると、じっくり読む時間があれば大人の本。気晴らしに写真集。そして、手軽な知識は子どもの本でとなかなか効率よく、10冊くらいの本を頭を混乱させることなく読みすすめられる。

   さて、今回借りて驚いたのが、「コンピュータのひみつ」という本だった。

      

   へえ、良くまとまっているかも。それに、コンピュータの国産化に力を尽くした富士通の池田敏雄さんの話など、私の知らない話も出ていたなぁ~と思った。それで、何年で、いくらする本なのかなと裏表紙をみたら・・・値段がついてない! なぜ?

  すると、裏の説明に「この本のねらい」と書いてあるところがあったので、読んでみた。

    

    小学校や主な公立図書館に無料配布した本だと分かった。無料なので、逆に普通には手にはいらないのかな?と思ってネットで調べてみると・・・学研の「まんがひみつ文庫」というサイトに、現在176「免疫のひみつ」というのまで、なんと全部無料で全文ネット公開されているのがわかった。もちろん、99をみたら、私の図書館で借りてきた「コンピュータのひみつ 99」も全部読めるようになっていた。

    さらに調べると、富士通がコンピュータの本で全面協力したように、積水ハウス日本製鉄LIXILなど、様々な会社とタイアップして本を出していることがわかった(99のコンピュータの本の下には富士通のロゴがよく見ると入っていた)。

    NHKが、子ども向けの教材を無料でたくさん提供し、youtubeでも、いろいろな化学実験や子どもが興味をもつ自然の生き物などの映像が今はたくさん公開されているが、学研が多くの企業と協力して実現したこのシリーズ、素晴らしい取り組みだと思った。

    現在176のシリーズの中にどんな本があるのか、一覧表があると、子どもが興味のある本を見つけやすくて、より便利そうだが、ともあれ、ネットを利用して公開し、コロナで学校の図書館が利用できなかった時に子どもの「知りたい気持ち」を止めずに受け止めてくれたことに、拍手を送る。こういうサイトが作られている意義は、大きいだろう。

    社会の中で、それぞれの人が、子ども達や困っていると思われることに気づき、自分の仕事の中で何かできないかと動いていることは尊い。医療関係者の方々の努力にも頭が下がったが、人それぞれに、自分の持ち場でできる努力や優しさを実行してきた大人達の努力は、きっと子ども達の心にも届いたことだろう。

   学研や、他の協力した会社に感謝。そして、この活動がどんどん広がっていきますように。世界にも利用されるように、これの海外版も出すと世界の子ども達にも役立てられるのでは?とも思った。

 

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