今夜の月の出は21:39。昨夜はやや遅めでしたが、今夜はいいタイミングで、「そうだ、月がでているかも!」とお月様のことを思い出しました。
外に出てみると・・・きゃあ、赤い!

赤い月が低い東空で、いかにも「今、出てきました。湯気出ていますか?」って雰囲気で上っていました(笑)
カメラを構えてズームしてみると、
「おやおや、低すぎて電線にも木の枝にも引っかかりまくりですね~(爆)」
「おいおい、せっかくうぶな赤い顔の僕を見つけたんだから、いい顔に撮ってよ」と月がせがむので、オーバーをちゃんと着込んで近くの公園まで出かけてみました。
「ここなら電線も木の枝も大丈夫かな?」

でも、赤さが何だかちょっと違うような・・・。
色は、見たようには素人カメラマンには写せないので、どうぞご容赦を。
「じゃあ、ホントはどんな色なの?」と思った方は、百聞は一見にしかず。
月は上りたてはいつも赤いので、是非月の出時間を調べて自分の目で上りたての月の赤さを味わってみてください。
そのあと、黄色になり白くなっていくのが面白く観察できるはずですよ~。
さあて、木星はというと、今日も高いところで月を待ちかねていました。

下の家と家の間に顔をのぞかせているのが月。こんなに低い位置でうまく顔を見せてくれるのは珍しいです。赤い月、迫力ありますね。
遥か上で燦然と輝いているのが木星ですよ。
火星はこれから日付をまたいでからゆっくり出てきますよ。
今日 私は、福島や原発のことを考えていました。ブログや日記にもすでに掲載しましたが、真剣に考えると憤りと痛みとで目をそむけたくなってしまう気持ちになってしまいそうです。でも、そこをしっかり目を据えていくしかないと思いました。目を離して、自分ができるはずのことをせずにすごしたらと思うと、それはさらに怖い。
「祝の島(ほうりのしま)」という映画のDVDも見ました。原発を拒み自分たちの(いのちの海)を守ろうと朗らかに戦い続ける島民たちのドキュメンタリー映画です。
「私たちに原発は必要ない。私たちにとって一番大切で守らなければならないものは何か」
瀬戸内海の小さな美しい島の景色と島の人のいい笑顔が、私たちに静かに語りかけてくれる映画でした。
限りあるいのちを、最後まで美しく生きたい。意味あるものとして大切に使って生きたい。
あの5年前の3月11日に原発の全電源消失の事実を知って抱いた底知れない恐怖と絶望感を私は2度と味わいたくありません。
いのち、平和、安全、笑顔以上に大切なものはこの世にありません。
「お月様、今日もどうぞ私たちを守って下さい」
あなたは、今日空を見上げる余裕はありそうですか?
月は一晩中あなたの夜空のどこかにいます。あなたを見つめ返してくれる月は私のみた月とは違ういろかもしれませんね。
でも、色が変わっても、私たちを見守る月の優しさに変わりはないと思います。
おやすみなさい。