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月の満ち欠けに時の流れを感じながら、皆でそれぞれの持ち時間を楽しく意味あるものにしていきたい。

上りたてほやほやの月は赤い!

2016-02-27 22:29:39 | 惑星・天体ニュース

   今夜の月の出は21:39。昨夜はやや遅めでしたが、今夜はいいタイミングで、「そうだ、月がでているかも!」とお月様のことを思い出しました。

   外に出てみると・・・きゃあ、赤い!

   

   赤い月が低い東空で、いかにも「今、出てきました。湯気出ていますか?」って雰囲気で上っていました(笑)

   カメラを構えてズームしてみると、
   「おやおや、低すぎて電線にも木の枝にも引っかかりまくりですね~(爆)」

   「おいおい、せっかくうぶな赤い顔の僕を見つけたんだから、いい顔に撮ってよ」と月がせがむので、オーバーをちゃんと着込んで近くの公園まで出かけてみました。

   「ここなら電線も木の枝も大丈夫かな?」

   

    でも、赤さが何だかちょっと違うような・・・。
    色は、見たようには素人カメラマンには写せないので、どうぞご容赦を。
    「じゃあ、ホントはどんな色なの?」と思った方は、百聞は一見にしかず。

    月は上りたてはいつも赤いので、是非月の出時間を調べて自分の目で上りたての月の赤さを味わってみてください。
    そのあと、黄色になり白くなっていくのが面白く観察できるはずですよ~。

    さあて、木星はというと、今日も高いところで月を待ちかねていました。

     

    下の家と家の間に顔をのぞかせているのが月。こんなに低い位置でうまく顔を見せてくれるのは珍しいです。赤い月、迫力ありますね。
    
    遥か上で燦然と輝いているのが木星ですよ。
    火星はこれから日付をまたいでからゆっくり出てきますよ。

    今日 私は、福島や原発のことを考えていました。ブログや日記にもすでに掲載しましたが、真剣に考えると憤りと痛みとで目をそむけたくなってしまう気持ちになってしまいそうです。でも、そこをしっかり目を据えていくしかないと思いました。目を離して、自分ができるはずのことをせずにすごしたらと思うと、それはさらに怖い。

    「祝の島(ほうりのしま)」という映画のDVDも見ました。原発を拒み自分たちの(いのちの海)を守ろうと朗らかに戦い続ける島民たちのドキュメンタリー映画です。

    「私たちに原発は必要ない。私たちにとって一番大切で守らなければならないものは何か」
     瀬戸内海の小さな美しい島の景色と島の人のいい笑顔が、私たちに静かに語りかけてくれる映画でした。

     限りあるいのちを、最後まで美しく生きたい。意味あるものとして大切に使って生きたい。

     あの5年前の3月11日に原発の全電源消失の事実を知って抱いた底知れない恐怖と絶望感を私は2度と味わいたくありません。
     いのち、平和、安全、笑顔以上に大切なものはこの世にありません。

    「お月様、今日もどうぞ私たちを守って下さい」
     あなたは、今日空を見上げる余裕はありそうですか?

     月は一晩中あなたの夜空のどこかにいます。あなたを見つめ返してくれる月は私のみた月とは違ういろかもしれませんね。
     でも、色が変わっても、私たちを見守る月の優しさに変わりはないと思います。

     おやすみなさい。    

    

元東電会長ら3人を告発した武藤類子さんとは。知ろう福島のこと!!!

2016-02-27 11:19:07 | 知ろう福島のこと

   きのう、ふとしたきっかけで武藤類子さんの名前を聞いて調べてみた。
   彼女が福島県三春町の方で 、素晴らしいスピーチ を2011年9月19日の「さよなら原発1000万人アクション」の壇上で行い、多くの共感を得て、それが本にもなっているのを知って、ちょうど図書館にいく機会もあったので、本を借りて読みました。

  「福島からあなたへ」という1200円の本ですが、youtube での生映像も本を読んだ後に見つけました。

   上にもリンクしてありますが、<https://www.youtube.com/watch?v=5xdszFXI2J0.youtube.com/watch?v=5xdszFXI2J0>に公開されています。
   映像でみると、彼女の表情からさらに多くのメッセージを受け取ることができます。

  ご存じのなかった方は、短い10分以内のメッセージです。是非ご覧ください。
  素晴らしいスピーチ。絶望しながらも歩みを止めずに進もうとする人間性の素晴らしさに涙がでました。

  そして、この方が昨日今日とニュースになっている元東電会長ら3人を強制起訴に持ち込んだ告発をした<福島県民らでつくられた「福島原発告訴団」>の団長・武藤類子さんでした。武藤類子さんを知らないほど、福島の原発に関心はもちながら無知な私でした。

  でも、偶然にもこの時期に武藤さんのお人柄や、その活動を知るきっかけがあったことに感謝。
  これも何かの引き合わせ。是非、このブログを読んでくださる方にも深く知っていただきたく、このブログを書いています。

  強制起訴については、これからニュースでもやると思うのでそちらを見て頂くとよいと思いますが、参考に2つの私のみつけた素晴らしい資料をここではご紹介します。(上記のスピーチもいれると3つですが)

  ひとつは、これもyoutube で探したのですが、武藤さんが去年の11月におこなった講演記録です。

  「福島の今、原発事故は終わらない」<https://www.youtube.com/watch?v=763L-GxeDI4>

  川内原発の問題点。川内原発に、福島の原発事故の教訓がまったく生かされていないこと。福島の今の現状。胸につきさされる話ばかりで、自分の無知や無理解をただされました。40分ほどの講演ですが、福島の問題点が、ストンとしっかり叩き込まれます。是非ご覧ください。

  福島の問題を忘れてはいけない。日本には 54基の原発があります。稼働してなくても、燃料棒は福島と同じで冷却水で保管されていて安定はしていても、何らかの事故で電源停止すれば・・・。
  福島の問題は決して、他人事ではないのです。

  訴訟に関してのいきさつは、通販生活のページのインタビュー記事に明確に書かれています。ちょっと見つかりずらかったですが、左下の「次のページへ」をクリックしていくと、全文が読めます。

  彼女は、最初に書いた「福島からあなたへ」のメッセージの中でこう言っています。

  ・・・・・
  
  どうしたら原発と対極にある  
  新しい世界をつくっていけるのか。

  だれにも明確な答えはわかりません。

  できうることは、だれかが決めたことに従うのではなく、
  一人ひとりが、ほんとうにほんとうに本気で、
  自分の頭で考え、確かに目を見開き、
  自分でできることを決断し、行動することだと思うのです。

  一人ひとりにその力があることを思い出しましょう。

  私たちはだれでも変わる勇気をもっています。
  奪われてきた自信を取り戻しましょう。
  そして、つながること。

  原発をなお進めようとする力が、垂直そびえる壁ならば、
  かぎりなく横に広がり、つながりつづけていくことが、
  私たちの力です。

  たったいま、隣にいる人と、そっと手をつないで見てください。

  見つめあい、互いのつらさを聞きあいましょう。
  怒りと涙をゆるしあいましょう。

  いまつないでいる、その手のぬくもりを
  日本中に、世界に広げていきましょう。

  ・・・・・・・(転載)

  私も力をしっかり自分のものと自覚し、ひとりの人間として手をひろげていこうと思います。
  あなたも、その手を広げてください。


 *これまでも、福島の写真展や河合弁護士が制作した映画「日本と原発」のことなど、時に触れて福島のことをブログに書いてきはしましたが、今回これを契機に「福島を知りたい」というカテゴリーを追加してみました。よろしくお願いいたします。