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月の満ち欠けに時の流れを感じながら、皆でそれぞれの持ち時間を楽しく意味あるものにしていきたい。

2016年2月の惑星

2016-02-01 08:30:03 | 惑星・天体ニュース
  
   新年を迎えたと思ったら、もう月が替わる。今日から2月です。
   続けてお知らせしているように、今、未明の空に惑星が橋をかけるように並んでいます。

   2月8日に新月を迎える月が見えなくなるので、その前日の2月7日までこの惑星と月が太陽が出てくる前にかける夢のように並んでいる様子が見られそうです。

    (この図の大きいのは、昨日1月31日のブログに掲載しています。実際に、この未明の惑星たちを水星も含めて撮影に成功した友人のサイトもご紹介していますので、復習してみてください。
    
   という訳で、皆未明にいる惑星ですが、いつも通りにまずは一つ一つ惑星毎に追ってみましょう。
    
   水星:水星は肉眼では条件によっては見える時もありますが、双眼鏡を使ったり、カメラで撮影して写り込んでいたりして存在が確認できることが多いです。ただ、今回は下の図のように金星もいて、細い月もやってきて、場所の検討がつきやすいのでチャンスかもしれません。6時前に早起きして見つけて見ましょう。6日(土)とか7日(日)、ちょうど週末なので頑張ってみませんか?

    

   金星:未明の空で明るく見やすいです。東空低くが見える場所を探して眺めてみましょう。どの星より目立っていますよ。
   
   火星:明るくなってきました。前に見た時は、暗くて見づらかったのに、どんどん明るくなってきています。
      そうなんです、火星は今地球に近づいているのです。去年の暮れに見た時から比べて存在感でてきました。これから5月31日の地球大接近にむけてさらに明るくなりますよ~。2日とか3日に月がすぐそばに来ます。火星君をお月様に教えてもらいましょう。

      *のぼる時間が早まってきてこれからさらに見やすくなる火星ですが、もうひとつ注目したいことがあります。
       さそり座のそばにいるのですが、さそり座もアンタレスという一等星があり見つけやすい星座。このさそり座にどんどん近づいていきます。星座の中を遊び歩くんです!?だからこそ、「惑い星」と呼ばれた火星。人間をどう惑わすのか、未明に火星が分かったら、これからてんびん座やこれから説明する土星とどんな位置にあったか、日付と位置関係を記録しておきましょう。何が起こるかは、見てのお楽しみということで~。

   木星:上る時間が早くなって、もう夜10時過ぎには建物があるような場所でも、東空にでているのにふと気づく人も多いのではないでしょうか。
      明るいです!現在、金星が-4等に対してー2.4で金星ほどではありませんが、シリウス(-1.47)より明るいです。
      他の惑星たちに先んじて、春の星座の先導役として、冬の星座のあとに登場しています。オリオン座や冬の大三角を南空高くにみつけたら、東から木星が上ってきているか目をちょっと左に向けてみてくださいね。

      今は月は木星から離れていってますが、2月24日にまた次のめぐりの月が木星の近くに来ます。

   土星:現在0.5等と、明るさを増してきた火星にやや負けますが、肉眼で天気がよい状態なら見つけられるはずです。
      2月4日にみると、月が土星のすぐそばにいて、「この星が土星君です」と紹介してくれますよ。

   
   いやいや、早起きの方には絶好の惑星観察日和が2月7日まで続きますが、寝坊の私はそのうち何日起きられるでしょうか。
   天気も気になりますね。