十世紀末、軍閥楊一族の物語。
「楊家」の長、楊業は北漢の臣。楊家を守るため宋に帰順。ここから宋の一将として遼との戦いの日々が始まる。
作者はテレビで見かけたことがある。あんまりいい印象は持たなかったので本を手に取ることはなかった。主人が読み終えたあと何となく読み始める。やみつき。上巻は一気に読破。
戦国の世を武門一筋で生き抜く楊家。帝や延臣たちの理不尽にも武将として生きることを選ぶ楊業。その力は正に英雄の名に恥じない。
そして、その楊業の血を引いた兄弟たち。長男延平を筆頭に二郎、三郎、四郎、五郎、六郎、七郎。優れた敵将「白き狼」こと耶律休哥(やりつきゅうか)。誰もが能力を持ち、生き生きと描かれていく。
特に魅力的な人物、一人楊家であることを伏せて北平寨に身を置く四郎。遼の太后の娘、瓊峨姫(けいがき)と戦いのなか、何度も遭遇。首をはねる事もたやすく出来たはずなのに、躊躇してしまう四郎。この男女に今後何かあることは想像がつく。ましてや四郎は耶律休哥によって遼の捕虜になってしまったのだから。
でも、、。
最後のほうは、なかなか読み進める気になれなかった。帝や宋の将軍たちの愚かさから、楊業やその息子たちが犠牲になっていく様が描かれると確信。大好きな兄弟たちが苦境に立たされていくのが辛くて。
案の定、、。兄弟たちは帝のため犠牲に。楊業も味方の愚将潘仁美(はんじんび)の敵前逃亡のため命を落とす。残るは六郎、七郎。捕虜となった四郎。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
そして、続編である「血涙」。面白いのは分かっているけど、、、読む? 題名が血の涙。楊家のもとにまたどんな涙するようなこと(しかも血の)が起こるのかと思うと辛くて、、。
本の帯を見る。「失われた過去が蘇ったとき、男たちの戦いが始まった! 宋建国の英雄・楊業の死から二年。楊家軍再興――。誇りをかけて立つ兄弟の前に、心に哀しみを宿した男が立ちはだかる。」これだけでもう涙。
お願~い、兄弟がそれと知ってが知らずか、戦うことだけはやめて~!
「楊家」の長、楊業は北漢の臣。楊家を守るため宋に帰順。ここから宋の一将として遼との戦いの日々が始まる。
作者はテレビで見かけたことがある。あんまりいい印象は持たなかったので本を手に取ることはなかった。主人が読み終えたあと何となく読み始める。やみつき。上巻は一気に読破。
戦国の世を武門一筋で生き抜く楊家。帝や延臣たちの理不尽にも武将として生きることを選ぶ楊業。その力は正に英雄の名に恥じない。
そして、その楊業の血を引いた兄弟たち。長男延平を筆頭に二郎、三郎、四郎、五郎、六郎、七郎。優れた敵将「白き狼」こと耶律休哥(やりつきゅうか)。誰もが能力を持ち、生き生きと描かれていく。
特に魅力的な人物、一人楊家であることを伏せて北平寨に身を置く四郎。遼の太后の娘、瓊峨姫(けいがき)と戦いのなか、何度も遭遇。首をはねる事もたやすく出来たはずなのに、躊躇してしまう四郎。この男女に今後何かあることは想像がつく。ましてや四郎は耶律休哥によって遼の捕虜になってしまったのだから。
でも、、。
最後のほうは、なかなか読み進める気になれなかった。帝や宋の将軍たちの愚かさから、楊業やその息子たちが犠牲になっていく様が描かれると確信。大好きな兄弟たちが苦境に立たされていくのが辛くて。
案の定、、。兄弟たちは帝のため犠牲に。楊業も味方の愚将潘仁美(はんじんび)の敵前逃亡のため命を落とす。残るは六郎、七郎。捕虜となった四郎。
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そして、続編である「血涙」。面白いのは分かっているけど、、、読む? 題名が血の涙。楊家のもとにまたどんな涙するようなこと(しかも血の)が起こるのかと思うと辛くて、、。
本の帯を見る。「失われた過去が蘇ったとき、男たちの戦いが始まった! 宋建国の英雄・楊業の死から二年。楊家軍再興――。誇りをかけて立つ兄弟の前に、心に哀しみを宿した男が立ちはだかる。」これだけでもう涙。
お願~い、兄弟がそれと知ってが知らずか、戦うことだけはやめて~!
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