7月29日、ユーチューブに「The Wild Pear」を上げました。宮沢賢治原作「やまなし」の英語版です。「録音秘話」の英訳は載せるのを止めました。誤解やトラブルを引き起こしかねないと思ったからですが、やはりそれで良かったと思います。まあ、誰も見なければその心配もないわけですが…。
ずっと英語を勉強している知り合いにURLを知らせました。イギリス英語なので珍しいのではないかと思ったからです。メモ用紙にタイトルのThe Wild Pear とURLを書いて渡したのですが、翌日に別の用で電話をすると、タイトルを入力したらいっぱい出てきて分からなかったと言われました。私はURLを入力するものと思っていたので意外でした。それで考えてみたのですが、URLを入力するのは面倒ですね、タイトルの方が簡単です。それで私もタイトルを入力してみました。すると初めに「The Wild Pear Tree」というのが出てきてこれの関連の画面が全面を占めています。それで画面をスクロールしてみたのですがずっと殆どこればかりです。辛抱強くスクロールを続けると、出た!と思ったら違いました。確かにThe Wild Pear なのですがサムネイル画像が違うのです。しかし同じく宮沢賢治の「やまなし」の英語版でした。驚きました。このときまで「やまなし」の英語版の朗読は世界にないだろうと思っていたのです。『これならユーチューブに上げることもなかったか…。』
このサイトにはアニメーションがついていて、朗読は英語ですが日本語の字幕もあります。最初から見ていくとすぐに「あれっ」と思いました。字幕の日本語が賢治さんの原文と違っているところがあるのです。確かに、原文はその時代の言葉使いなので、今の若い世代の人が聞くと、誤解しやすいところや意味の分からないところもあります。私もそういうとき、どうするか、いつも悩まされます。実際、出版時の誤植もあるし、ルビなどは誰が付けたのか分かりません。いくつかの本を比べると違っている箇所のあることが多いです。
この動画(https://youtu.be/JJttKX48Fic)の字幕は、よりやわらかい描写になっていると思います。子供への配慮かも知れません。最初に聴いた時には底本が違うのかとも思いましたが、今朝もう一度確認するとそっくりのサイトがもう一つあったのでそちらもチェックしてみると、こちらは同じものの日本語版でした。10年前ということです。それでこちらも聴いてみると、こちら(https://youtu.be/0Eese0JgWMg)の日本語はほぼ原文通りでした。字幕は一部に間違いがありました。英語版の方ではそこは訂正されているので一度出してしまうと訂正できないのかも知れません。これだけしっかり作っていても見落としは出るものなのだなあと安心しました。
このアニメーションを見ていて自分が頭に描いていたものとはかなり違うことが分かりました。数回見て、自分の考えが変わってきました。朗読だけの方がいいのではないかと思い始めたのです。つまり説明的な映像は無い方がそれぞれの人が自分の頭の中で自由に想像できるのではないかと思いました。映画でも原作の小説などと比べると小説の方が遙かに深い場合が多いです。前にラジオのトーク番組で画家の安野光雅氏が話していたのですが、装丁などの打ち合わせをしているとそのときに絵が見えてくることが多いと言っていました。そして一度それが浮かぶと他のものが出て来なくなるので困るそうです。昔、テレビ文学館(?)という番組があったのですが、朗読と画像の相乗効果が良かったと思います。それで今は、本の挿絵程度の映像がいいかなと思うようになりました。いろいろあっていいと思いますが。
今回、私の上げたものは https://youtu.be/ZLry6aDb1Ss です。(なぜか太字になっている。)これには2枚の写真を使いました。2枚ともここでの音を想像した谷川です。この川原で作ったわけではありませんが、どんな音にするか全くアイデアが出ず、部屋の畳に寝転がってこの川原を思い浮かべていたらふと感じたのかこの音になりました。
今回の録音は22年前のものですが、その時にはプレリュードが2つ、前半と後半に付いていました。バッハの無伴奏チェロ組曲第1番と平均律第1巻の1のものです。その部分はさすがに聞き苦しいので切り取りました。すっきりして良くなったと思います。
ところで「URL」って何だろう、知らないということに気付きウェブサイトで調べてみました。すると「Uniform Resource Locator または、統一資源位置指定子」と出てきました。分からないことがこれほど簡単に調べられる時代になったことには驚きます。 それにしても凄い日本語ですね。さっぱり意味が分かりません!
2024年8月22日
ずっと英語を勉強している知り合いにURLを知らせました。イギリス英語なので珍しいのではないかと思ったからです。メモ用紙にタイトルのThe Wild Pear とURLを書いて渡したのですが、翌日に別の用で電話をすると、タイトルを入力したらいっぱい出てきて分からなかったと言われました。私はURLを入力するものと思っていたので意外でした。それで考えてみたのですが、URLを入力するのは面倒ですね、タイトルの方が簡単です。それで私もタイトルを入力してみました。すると初めに「The Wild Pear Tree」というのが出てきてこれの関連の画面が全面を占めています。それで画面をスクロールしてみたのですがずっと殆どこればかりです。辛抱強くスクロールを続けると、出た!と思ったら違いました。確かにThe Wild Pear なのですがサムネイル画像が違うのです。しかし同じく宮沢賢治の「やまなし」の英語版でした。驚きました。このときまで「やまなし」の英語版の朗読は世界にないだろうと思っていたのです。『これならユーチューブに上げることもなかったか…。』
このサイトにはアニメーションがついていて、朗読は英語ですが日本語の字幕もあります。最初から見ていくとすぐに「あれっ」と思いました。字幕の日本語が賢治さんの原文と違っているところがあるのです。確かに、原文はその時代の言葉使いなので、今の若い世代の人が聞くと、誤解しやすいところや意味の分からないところもあります。私もそういうとき、どうするか、いつも悩まされます。実際、出版時の誤植もあるし、ルビなどは誰が付けたのか分かりません。いくつかの本を比べると違っている箇所のあることが多いです。
この動画(https://youtu.be/JJttKX48Fic)の字幕は、よりやわらかい描写になっていると思います。子供への配慮かも知れません。最初に聴いた時には底本が違うのかとも思いましたが、今朝もう一度確認するとそっくりのサイトがもう一つあったのでそちらもチェックしてみると、こちらは同じものの日本語版でした。10年前ということです。それでこちらも聴いてみると、こちら(https://youtu.be/0Eese0JgWMg)の日本語はほぼ原文通りでした。字幕は一部に間違いがありました。英語版の方ではそこは訂正されているので一度出してしまうと訂正できないのかも知れません。これだけしっかり作っていても見落としは出るものなのだなあと安心しました。
このアニメーションを見ていて自分が頭に描いていたものとはかなり違うことが分かりました。数回見て、自分の考えが変わってきました。朗読だけの方がいいのではないかと思い始めたのです。つまり説明的な映像は無い方がそれぞれの人が自分の頭の中で自由に想像できるのではないかと思いました。映画でも原作の小説などと比べると小説の方が遙かに深い場合が多いです。前にラジオのトーク番組で画家の安野光雅氏が話していたのですが、装丁などの打ち合わせをしているとそのときに絵が見えてくることが多いと言っていました。そして一度それが浮かぶと他のものが出て来なくなるので困るそうです。昔、テレビ文学館(?)という番組があったのですが、朗読と画像の相乗効果が良かったと思います。それで今は、本の挿絵程度の映像がいいかなと思うようになりました。いろいろあっていいと思いますが。
今回、私の上げたものは https://youtu.be/ZLry6aDb1Ss です。(なぜか太字になっている。)これには2枚の写真を使いました。2枚ともここでの音を想像した谷川です。この川原で作ったわけではありませんが、どんな音にするか全くアイデアが出ず、部屋の畳に寝転がってこの川原を思い浮かべていたらふと感じたのかこの音になりました。
今回の録音は22年前のものですが、その時にはプレリュードが2つ、前半と後半に付いていました。バッハの無伴奏チェロ組曲第1番と平均律第1巻の1のものです。その部分はさすがに聞き苦しいので切り取りました。すっきりして良くなったと思います。
ところで「URL」って何だろう、知らないということに気付きウェブサイトで調べてみました。すると「Uniform Resource Locator または、統一資源位置指定子」と出てきました。分からないことがこれほど簡単に調べられる時代になったことには驚きます。 それにしても凄い日本語ですね。さっぱり意味が分かりません!
2024年8月22日