薫 風 ~KUNPOO~

初夏に薫る爽やかな風に思いをよせ、YukirinとKaorinが日々の出来事などを綴るページです。

U2 『go HOME』

2005-05-31 | D V D
■ 2001年、IRELANDのSLANE CASTLEにて行われたLIVE盤。

■ この中の「WITH OR WITHOUT YOU」が聞きたくて、思わず購入。じつは、UTADAが 『UNPLUGGED』のなかでカバーしていたのでした。UTADAもなかなかに聴かせていたけれど、オリジナルは比べ物にならないほど素晴らしかった。単調なベースとギターの調べにのせたボーカルの叫びが、言い表しようのないほどカッコイイ!

■ 私自身はあまりU2について詳しくない(どうも奥様は以前からのファンらしい…ライブにも行ったことがあるようだし)のだが、ほかにも耳にしたことのある曲がいくつか収録されている。「ONE」も思い入れのある曲だけど、たいてい私はこの1曲しか聴かない。

■ でも、ケチって直輸入盤を買ったら歌詞カードがついていないんだよね(残念!?)。あちらの人たちって、あまり歌詞には興味ないんですかね。ちなみに、カラオケに備え、歌詞をワープロ打ちしてトイレの壁に貼ってあるなんてことは、トップシークレトットです。

UTADA HIKARU 『UNPLUGGED』

2005-05-30 | D V D
■ はじめて買ったDVDソフト(おまけDVDは除く)。以前、大型家電店のオーディオコーナーで流れていて、一目惚れしてしまったもの。

■ スナックを意識したというセットで歌うヒカルは初々しい(2001年?まだ17歳のとき?)。歌も、あまりうまいとは思えないけれど、気持ちが真っ直ぐ、ストレートに伝わってくる気がする。

■ なかでも、メンバー紹介のあと、椅子にちょこんと腰掛けて歌う「Automatic」が滅茶苦茶にカッコイイ。アルバムとは違うUNPLUGGEDならではのアコースティック・バージョン。カラオケで歌いたいと思ったけど、さすがにこのバージョンは見当たらなかった。

■ やっぱり、この頃のUTADAの作品は名曲が多いよね。なんか、新曲を出すたびにわけのわからない方向に行ってしまう感じが…。そう思いません?

ファイブホルン

2005-05-29 | 食べ歩き
 パルコの感謝セールへ。ケーキセットチケットがあったので、買物後にランチとする。本日20食限定サフラン入りパルミジャーノリゾットと、トマトと帆立のクリームパスタを選ぶ。久しぶりにリゾット。私達はチーズが大好きなのであります(旦那様は飲めなくて残念そう・・)デザートは甘さ控えめの桃のムース。その上苺のショートケーキもいただく。しっとりスポンジとたっぷり生クリームはいつ食べても美味しい!
 1週間後に産婦人科の受診を控えた奥様は少し体重が心配ですが、そんなことは感じさせない食べっぷりだったようです

五つの子

2005-05-28 | 生活雑記
■ 仕事帰り、ふとアパートの換気扇ダクトを見上げてみると、ツバメが巣を作ってありました。そして、そっとなかを覗いてみると…。

■ いました、いました。巣の中には5匹の雛が。よほどお腹が空いていたのか、突然の訪問に驚いたのか、口をあけていっせいにピーピー鳴いています。

■ 夜になって、もう一度様子を見てみると、巣の中には母ツバメが一緒に入っていました。その隣の部屋のダクトにはお父さんツバメが…。ひとり寂しくたたずんでいました。きっと、雛たちにわが家を占領されて、居場所がないのですね。

■ こんなのが五つもいると、きっと昼間は子育てで大変なんだろうなぁ。なお、勝手にたそがれていたほうを “お父さんツバメ”と決めつけたのは、私の単なる偏見です。

子どもが減って何が悪いか!

2005-05-27 | 本  棚
■ タイトルの元ネタは、機動戦士ガンダムにでてくるブライト・ノアのセリフ、「殴って何が悪いか!」。そのほかにも、佐々木健介、キャプテンハーロック、小川直也なる名前が登場して、同世代としては読んでいて面白い。前半の統計学的な説明はやや専門的だけど、それほど苦にはならなかった。(軽く流しちゃったせい?)

■ 本書の要点は、第8章にまとめられている。すなわち、①男女共同参画は少子化対策として有効ではない。②低出生率を前提とした制度設計によって社会全体でその負担を引き受けるべきである。③少子化は生活や豊かさに対する期待水準の向上によって不可避的に生じるから、それを食い止めようもない。そして、④子育て支援は、育てられる子どもの生存権という観点からのみ正当化されるべきである。

■ ジェンダーについては無頓着な私も、「男らしさ・女らしさにしばられず、人間として、自分らしく行動すること」と説明されるとわかりやすい。著者は、「してもいいし、しなくてもよい。してもしなくても、何の利益も不利益も受けない。何のサンクション(懲罰・報奨)も被らない」という“選択の自由”を再三強調する。それをジェンダーフリーに当てはめると、「特定の性役割や規範を他者から強制されるべきではない。自ら望む性別や性役割を生きる自由もまた同等に尊重されなければならない」ということになる。

■ そもそも“少子化”が問題とされるのは、年金制度等に対する将来的な不安が大きいからで、それだって政府が「もう、や~めた。これからは、みんな、自分のことは自分で心配してちょ!!」と言い切ってしまえば、問題とすらならない。ふ~む、そう言われてみれば…そうかな。これからは、「低成長や年金負担の増大に伴う痛みをどう共有し、わかちあうかが問われる(負担の分配の)時代となる」とする。

■ 本書を書いたきっかけは、学問的良心からであるという。あたかも、男女共同参画が少子化対策として有効であるかのようにデータを作為的に用いて説明されていることに危機感を覚えたのだという。「データの使い方や解釈が誤っているだけのことなら、それを認めることは学問的にはなんら非はない」し、「『私がバカでした。みなさん、すいません』と謝れば済む」と潔い。

■ あとがきでは、「子どもは、親や周囲の人たちから愛されるために産まれてくる。それ以外に、産まれる理由は必要ない」と結んでいる。なるほど、共感することが多い一冊でした。

<photo:豊科近代美術館の薔薇>

頭がいい人の習慣術

2005-05-26 | 本  棚
■ 小泉十三『頭がいい人の習慣術』河出書房新社。100億稼げる見込みもないし、コツコツと地道に働くしかないけれど、せめてもっと要領のよいやり方はないものか。

■ 「アタマのいい考え方」とは、すなわち「要領がいい」ことであって、それをいかに習慣化するかによるという。なるほど、と思った点をアトランダムに拾い上げてみると…。

■ 小さなことでも優先順位をつけて、段取りよく行動する。(フムフム)

■ 80点を目指し、それができたらさっさと次の行動に移る。(必ずしも満点を目指す必要はないわけね)

■ ある程度のところで、見切り発車でも、とにかくスタートする勇気がある。(勇気があるかどうかは別として、日常的に見切り発車ばかりじゃ)

■ わからないことは、わかる人にすぐ聞く。(聞いてばっかり…)

■ 最初は成功者のマネをすることに抵抗を覚えない。(いつもマネばかりしているぞ)

■ 常に子供のような好奇心で物事を見る。(好奇心だけは旺盛なんだが)

■ 「使えない本」「わかってしまった本」は深追いせず、途中でさっさとやめてしまう。(わ~、やめる本だらけだ)

■ というわけで、「なんだ、けっこう実践してるじゃないか!!」というのが読んでみた感想。だのに、どうして結果がついてこないのだろう!?

<photo:飯山市北竜湖>

すべてのプロレスはショーである

2005-05-25 | 本  棚
■ まあ、なんとなく、きっとそうなんだろうなぁとは思っていたものの…正面きってハッキリ言われると、ねぇ。ミスター高橋『流血の魔術 最強の演技』『プロレス 影の仕掛人』講談社α文庫。

■ では、あの新宿伊勢丹前でアントニオ猪木・賠償美津子夫妻がタイガー・ジェット・シンに襲撃された事件は、いったいなんだったんだ!「俺はお前の噛ませ犬じゃない」という名セリフに始まる長州と藤波の抗争はなんだったんだ!はい、そうです。みんなたくみに仕組まれた演出だったのです。タイガーマスクの空中殺法に一喜一憂していた私の青春時代をいったいどうしてくれるの?と思わず叫びたくなってしまいます。

■ ミスター高橋は、アントニオ猪木や坂口征二、長州力らの試合をもっとも数多く裁いてきた新日本プロレスのレフェリー。いわば暴露本ですな。プロレス界にはマッチメーカーと呼ばれる人がいて、すべての抗争劇、因縁、試合の結末、他団体の対抗戦の行方など、プロレスの基本的な構図を仕切っている、という。

■ 面白かったのは、大木金太郎などは自分でいくつもストーリを作って説明してくれるけれども、本番になるとすっかりシナリオを忘れてしまい、レフェリーが耳元でささやいて教えてあげなければならなかったとか、不敗を誇るアンドレ・ザ・ジャイアントに猪木との試合で負けることを承知させるのに4週間かかった、とかいう関係者でなければ知るはずのないエピソードの数々。

■ またプロレスには流血がつきものだけれども、レスラーの額から出るジュース(流血のこと)は、実はカミソリの刃でサッと切り裂いて出すもので、何を隠そう選手のボディチェックをするレフェリーがこっそりカミソリを持ってリングに上がっていたとか。自分で自分の額を切るレスラーもいたけれど、自分で切るのが怖い(!?)、あるいはうまく切れないレスラーには彼が切ってあげていたのだという。

■ 以前、TBS系だったかで、『ガチンコ』という娯楽番組(ドキュメンタリーではない)があって、“いったいどうなってしまうのか!!”という絶叫ナレーションにつられて毎週見ていたけど、あるとき写真週刊誌に台本があることをすっぱ抜かれてしまったことがあったっけ。それ以来、ちゃんとシナリオがあると思ってみていると、セリフの一つ一つが本当にそのように見えてしまうから不思議だ。

■ たしかにどんな格闘技が一番強いかとか、真剣勝負をしたらどちらのレスラーが強いのかなんて、本当はあまり意味がないのかもしれないし、きっと見ていても楽しいものではないのかも。最近は衛星放送でもいろいろな団体のプロレスが放映されているけれど、ショーと割り切って見ているのも、それはそれで悪くないように思う。(奥さんがいると、すぐにチャンネルを変えられてしまうが…)

<photo:飯山市菜の花公園>

救命病棟24時(初期シリーズ)

2005-05-24 | ド ラ マ
■ 黄金週間から『救命病棟24時(初期シリーズ)』のビデオを借りて、第1話から特別編まで通して見てみました。いや~、“大人のドラマ”って感じで、実に面白かった。今更ながら(2002年の作品?)、作品の完成度の高さに舌を巻きました。

■ 一部には“ERのパクリ”という冷めた見方もあったようだけど、どうしてどうして、一話ごとに物語もちゃんとそれなりに完結していて、毎回とても楽しく見てしまいました。ストーリー展開、脚本、演出、俳優の演技、カメラワークなど、どれをとっても最近まれに見る秀逸なドラマだと思いました。

■ たとえば第1話では、松雪泰子がハイヒールを履いて病院内を闊歩している。仮にも女医が病院内でハイヒールなんて履くか?と思っていたら、第2話で江口洋介が松雪泰子のハイヒールを見て(カメラがアップで映して)「お前、そんな格好で仕事するのか?」と突っ込みを入れていた。そのとき松雪泰子は「私の勝手でしょ」と悪ぶれるが、それ以後、ちゃんと踵の低い靴を履いている。こんな繊細で視聴者の心理を見透かしたような演出をされて日には、もう「一本とられました」ってな感じで脱帽してしまう。そんなシーンが随所に展開する。

■ そのほかの場面にしても、そう。あれっ、このセリフは目の前にいる○○サンに言っているの?と思わせる思わせぶりな(曖昧な?)セリフが随所に配置されていたり、あえて言葉ではなく沈黙を置いてみたり、目の動きや息遣いだけで気持ちを表現して見せたり。まるでちがう複数の患者を取り扱っても、それとなくどこかで通じる部分が垣間見えたりするなど、布石のおき方や設定が実に心憎い。

■ 唯一「なんでやねん」と思ったのは、松雪泰子がひとり屋形船でヤケ食いをしている場面。がしかし、そんなわけないだろ!と思いつつも、つい浴衣姿に免じて許してしまった。癌に冒された高齢者がなくなると同時に、それまで意識不明だった女の子の意識が回復するなどという、宇宙戦艦ヤマトにも見られた古典的な手口であっても、無理のない展開に最終的には涙うるうるしてしまう。

■ あ~、それだけにこの前の『救命病棟24時part2』はいったい何だったの?と思ってしまいます。天と地、雲と泥ほど、到底同じテレビ局で製作したとは思えないほどの差があるような気がします(じつは最近まで、私はずっと松嶋奈々子が研修医の頃のシリーズがあると思っていたが、なかったのね)。Part2の製作者にもpart1の半分でもいいから視聴者に対する繊細な心配りがあれば、松島菜々子のシリーズももっと楽しめたのにと思えてなりません。

<photo:春の常念>

100億稼ぐ仕事術

2005-05-23 | 本  棚
■ 堀江貴文『100億稼ぐ仕事術』SB文庫。高額納税者番付けも公示されたことだし、最近話題の人の本を読んでみました。それにしても、日本一のお金持ちはサラリーマンで、年収はなんと100億…か。

■ すぐに役に立つというようなノウ・ハウ本ではないけれど、「さまざまな媒体から集めた情報はすべて、メールに集約」して「自分あてにメールする」という情報の取り扱い方は参考になるかも。ITをつかった超・整理法ですな。ただ「最初に集めて分類した時点で『記憶』に叩き込み、ある程度理解しないと、そのデータは資料の奥底に眠ってしまい、再度日の目を見ることはない」という点は耳の痛いところ。なんだかんだ言っても、やっぱり暗記力は大事なのだ。

■ それから「『失敗から学べ』とよく言うが、自分は失敗をしてはいけない」とのことで、「これまでたくさんの人たちが失敗してきたケースを学ぶべきである」というのはごもっとも。物事、そううまく運べば何も言うことはないんだけど。

■ 結局、「100億稼ぐ」ことは誰にでもできるといいながら、「仕事術」の核心には触れていないような...気がします。最後は「私はつねにシビレル人生を歩み続けていきたい」と締めくくっている。そんじゃ私は、宝くじでも買いに行くか。

<PHOTO:北竜湖>

さかなと戯る

2005-05-22 | 生活雑記
■ 5月某日、お魚さんたちと戯れに美鈴湖へ出かける。

■ 実家から慌てて道具を取ってきたので、ほぼ去年のまま。エサも買っておいたつもりだったけど、去年の使いかけのものしかなかった。湖畔の一角を陣取り、竿を出して糸を垂れる。少々風があるが、さほど支障はない。人影も、まだまばらだ。

■ 最初こそ食い付きが悪かったが、次第に寄ってきた。盛夏のように湖面を揺らすほどの活発性はないけど、それでも約3時間で18枚ほどあがった。さほど日差しは強くなかったものの、顔の左半分とシャツからはみ出ていた手先の部分が日に焼けてしまった。

■ 途中、野良猫がひそかに人の後ろで獲物を狙っていたが、やがて隣の太公望のほうへと移っていった。ルアーやフライフィッシングなら格好がいいが、ヘラブナ釣りだとなんだかオヤジっぽい(実際に周囲は高齢者ばかりだ)ので、あまりこの趣味については公表してはいない。

<photo:「イテッ!?」>