薫 風 ~KUNPOO~

初夏に薫る爽やかな風に思いをよせ、YukirinとKaorinが日々の出来事などを綴るページです。

大西順子ライブへ

2009-08-27 | 音  楽
■ 久々にjazzを聴きに行ってきた。ミュージシャンは私お気に入りの、ほぼ10年ぶりに新しいアルバムを発表した大西順子。今回はそのCDをひっさげて、トリオのライブ。会場は市内の舶来凡蔵。

■ この前、彼女のコンサートに出かけたのはもう15年以上前のことだろうか。そのときの会場は岡谷のカノラホールだった。アンコールで演奏した「チュニジアの夜」がドライブ感抜群で素晴らしかったのを覚えている。ピアノトリオでは、まったくと言っていいほど取り上げられることのない曲だし...。

■ 開演1時間前に会場入りすると、そこには所狭しと並べられた椅子。ちょうど空いていたピアノの真ん前の席をキープ。演奏が始まるまでの間、生ビールを美味しくいただく。演奏中も食事を取りながら聞けるのかと思っていたのに、それはできないとのことで、ちょっとガッカリ。海の向こうのライブハウスやブルーノート(行ったことはないが)の様なわけには、やはりイカンか。

■ 演奏自体は自然とスイングできて盛り上がる曲があったり、正直、寝てしまいそうな部分もあったり。まっ、手元さえよく見えないものの、すぐ目の前でピアノ弾いている姿を見られるのだから、トータルでは十分すぎるくらい堪能できた。いかんせん、パイプ椅子というのが、途中で(どう座り直しても)おしりが痛くなってしまい、演奏に集中できなくていけなかった。座布団持参で行くべきだった...と反省(?)

■ 演奏終了後、店を出ると、彼女たちがすぐ店の脇にあるテーブルでお茶を飲んで休んでいたので、すかさず持参したCDにサインして貰ってしまった。これで、今年コンサートに出かけてCDに貰ったサインは、3枚め!?かな。

川井郁子「The New Word」

2009-08-15 | 音  楽
■ 先日チケットを頂いたので、難民支援のチャリティーコンサートへ。ゲストは川井郁子さん、とってもお美しい~。つい見とれてしまいました。コンサート終了後にサイン会があるとの事でこのCDを買いました(^o^)

■ アルバムは、ドヴォルザークのシンフォニーをアレンジした「新世界」から、自身が作曲したオリジナルや、「タンゴ・ファッション」(テレビ朝日系「朝だ!生です!旅サラダ」エンディングテーマ)、「モーニング・トゥー・ザ・フューチャー」(テレビ朝日系「スーパーモーニング」オープニングテーマ)など13曲が収録されています。情熱敵なヴァイオリンの音が心地良く聴けます♪♪




ベートーヴェン「運命」

2009-03-12 | 音  楽
■ ちょっと更新をさぼっていたら、いつの間にか3月になってしまった。それも、もう半ば。あと少しで、今年度も終わりですね。

■ 娘が実家に遊びに行っているのをいいことに、クラシックのコンサートへ。久しぶりの長野県松本文化会館。数年前には、よく娘を連れて、お散歩に来たものだが...。このまえこの場所に来たのは、成人式だったか、あ~それとも熟年フェスティバルだったか(どちらもお仕事で)。

■ ドミトリー・キタエンコ指揮、ウィーン放送交響楽団、歌劇「オベロン」序曲、ベートーヴェン交響曲第5番「運命」にブラームス交響曲第1番というラインナップ。今回は、市民芸術館の時と違い、例によって最前列。首は疲れたが、迫力あるサウンドを楽しめました。

■ 歌劇「オベロン」序曲は、たしかこの前の西村智美のコンサートのときも聴いたはずなのに、まったく印象に残っておらず。一度は生で聴いてみたかった「運命」は少しテンポが遅め。曲自体には文句のつけようもないが、小澤征爾のようにアップテンポなほうが、私たちの好み。ブラ1は、第2楽章のヴァイオリン・ソロが秀逸(最前列の効果大)。

■ 観客の入りも少なく、アンコールもなく...極めてあっさりとしたコンサートだったが、音符のシャワーを浴び続けた2時間だった。う~ん、満足。


久しぶりの芸術鑑賞

2009-02-08 | 音  楽
■ 西本智美/ロイヤルチェンバーオーケストラ2009を聴きに、まつもと市民芸術館へ。奥さまがママ友から託児付きのチケットを譲ってもらったので、夕方から急遽お出かけすることに...。

■ コンサートに出かけるなんて、いつ以来だろう?プログラムは、ウェーバー:オペラ「オベロン」序曲、ショパン:ピアノ協奏曲1番、そしてブラームス:交響曲第4番。西本智美は、最近コマーシャルにも出ていたりして少し気にはなっていたのだが、メインが「ブラ4」ということで、ほぼスルーパスでした。

■ そんなこともあって、「このロイヤルチェンバーオーケストラっていったいどこのオケ?」って思ったら、“1987年に皇太子殿下を楽団長として結成された「梓室内管弦楽団」をルーツ”とした、れっきとした日本のオケでした。

■ いただいたチケットの席はというと、4階バルコニー席の最前列。時間ほぼギリギリにいったら、周りはみんなもう座っていて、中央の席まで歩いていくのが、高度館満点でけっこう怖かった。わりと高いところは平気な方だけど、観客が見やすいように手すりが低い位置に設置されているので、下手したら本当に落ちてしまいそうでした。

■ そんなわけで身を乗り出さないとステージが見えないのだけど、音はしっかり最後部まで響いてきました。午前中はテニスに行きコートの上を走り回ってきたので、途中何度かウトウトしてしまいましたが...。やっぱり、ブラ4は、どうも苦手だ。曲的には、ショパンのピアノ協奏曲が一番良かったな~。

■ なお、アンコールは「ハンガリー舞曲」。やっぱり終わりの音楽(終業の曲)なんだな~と、ミョーに納得したりして、急いで娘を迎えに行きました。

新日フィルのコンサートへ

2008-03-16 | 音  楽
■ 市長選の騒ぎを尻目に、久々にコンサートにお出かけしてきました。演奏は新日本フィルハーモニー交響楽団、会場は岡谷のカノラホール。少し遠いけど、日曜午後3時開演と託児付きというリーズナブルさに惹かれ、新聞広告を見るや、すぐさまチケットをゲットしてしまいました。

■ プログラムは、スメタナ:歌劇「売られた花嫁」序曲、メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲、そしてブラームス:交響曲第1番。ヴァイオリンソロは川畠成道、指揮は北原幸男。これで3,500円はお買い得!! 例によって、最前列での鑑賞です。

■ 英国をベースにソリストとして活躍中の川畠成道は、とても小柄で少年のよう。聞き慣れたメロディラインが美しい。細かな指の動きから、演奏者の息づかいまで感じられるというのが、ライブならではのもの。ただ、演出なのかもしれないが、ややなめらかさに欠ける部分もあったような気が…。

■ 休憩後のブラームスは圧巻。最前列だけあって、音が迫ってくる感じがたまらない。かといって、決してうるさいというわけではなく、まさに身体で感じるといったところでしょうか。全体的に、とても手慣れているという印象で、第1楽章から第4楽章まで、あっという間に過ぎ去ってしまいました。あ~、もっと聞いていたい、席を立ちたくない、(もっと言うと)日常に帰りたくないと思わせる、素晴らしい演奏でした。

■ 最初こそ泣いていた娘も、すぐに落ち着いて、おもちゃで遊んでいたとのこと。託児所に迎えに行くと、バックを持って飛んできましたが…。お利口さんにしててくれて、ありがとうね。

THE BEST OF U2 18SINGLES

2007-12-10 | 音  楽
■ ツタヤで見つけ、安くなっていたのでつい買ってしまいました。CD&DVD入り限定盤(18曲のうち2曲は新曲、1曲はU2&グリーンデイ)。U2といえば兄の影響で子供の頃から兄弟でよく聞いていました。だから本当に懐かしい(最近の新しい曲は聞いてなかったけれど)

■ DVDはミラノでのライブ収録で、イタリア人も熱狂して参加。イタリアでも人気があるのねと初めて知りました。20年近く活動していてもメンバーも変わらず、パワーも変わらずですごいです。でもなかなか洋楽のDVDって少なくて残念ね。




オーディオ進化論~おまけ

2007-01-28 | 音  楽
■ さて、機器を一通りそろえたら、あとはCDプレーヤー→真空管アンプ→スピーカーとつなぐだけなのだが・・・これがまた難しい。

■ スピーカーケーブルでも、タンノイの純正品だと3mで10万円近くもする(そんなの新しいスピーカーが一台買えてしまうじゃないか!?)。銅の純度を高めたり、外部からの電磁ノイズを防いだり、接続部分を金メッキ処理したりといろいろと工夫してあるのだが、所詮マニアックな世界なのでほどほどにして手を打つことにする。

■ それでもせっかくなので少しグレードの高い(値段の高い)ものを使ってみたら、やっぱり音質が向上した(気がする)。まぁ、ほとんど自己満足の世界ですね。だいたい部屋の設置スペースの問題もあって、おのずから限界があるのだ。

■ 本来なら少しでも振動の少ないしっかりとしたオーディオラックなどに収納するところなのだが、それでは味気ないのでサイドボードの上に設置。ガラス扉の中にはお酒をいっぱい収納して・・・雰囲気も大事だからね。あとは姫君に荒らされないことを祈るのみ!!です。

<photo:CDを物色する姫君>

オーディオ進化論~その3

2007-01-27 | 音  楽
■ そして、この際ついでにエイヤッと買ってしまったCDプレーヤー。これまで、もう何年も前に購入したケンウッドのプレーヤーを使ってきたけれど、他が新しくパワーアップすると、どうしても釣り合ったものが欲しくなるというのが人情(?)というもの。マランツSA-15S1と迷った挙句、結局デノンのDCD-1650AEに決定!!

■ 値段もまったく同じで、性能、人気とも競合する機種。ネットの口コミ情報などでは、どちらかというとマランツのほうが評価が高い感じ。しかし、確かにマランツのデザインは個性的でパンフの段階では結構惹かれていたが、実物を見てみるとそれほど洒落ているとも思わなかった。

■ 対してデノンはとても重厚な感じがして、シルバーのデザインもちょうど真空管アンプと並べるとカッコよさそう。なにより、正面パネルにヘッドホン用のピンジャックがないのがよろしい(なんだ、そんなことかい!?)。それに、値引率もマランツよりも大きかったし・・・(やっぱり、そんなことか!?)

■ たしか私が学生くらいの時分には“デンオン”と名乗っていたが、2001年から“デノン”と呼称をあらため、世界共通ブランドとして販売しているらしい(綴りは一緒DENON)。まぁ、消費者としてはどちらでもかまわないのだが、相変わらず高級オーディオ・ビジュアル路線を目指しているようだ。

■ さて、いよいよ家に届いてみると、これまた重い!! むぅ、13kg以上もあるよ~。そしてケーブルをつないで鳴らしてみると・・・なるほど、とても繊細な音に変わった(気がする)。今まで聞こえなかった音までがはっきりと聞こえるようになり、さらに音の厚みが増した(気がする)。ふ~む、プレーヤーでここまで違うのか。スーパー・オーディオCDも再生できるようになり、より音の幅が広がった。

■ どんなにいいアンプを使っても、しょせん音の入り口でしっかり情報を拾えなければ意味がない(らしい)。こんどは高級そうなアルミ製リモコンが付属しているのだ。

オーディオ進化論~その2

2007-01-24 | 音  楽
■ さて、ではオーディオの中枢ともいうべきアンプはどうするかと悩んだ挙句、決めたのがこれ!! 真空管アンプ。古風なタンノイのスピーカーにはトランジスタよりも年代ものの真空管のほうが相性がよいらしい。

■ 私的にはアキュやラックスのA級アンプにも心惹かれたのだが、視聴の際、奥様の“なんとなく暖かい感じがする”との鶴の一声にて決定!! 実際、管球は熱を持ち、見た目にも暖かい(熱い!)のだが、そういわれてみればバイオリンなどの弦の音が優しくなった気がする(←ほとんど思い込みの世界)。

■ 製品としては、トライオード社のTRV-A300SEにしてみた。最近の安価なAVアンプでも出力100Wという機器も少なくないのに、このアンプに至っては、たったの8W。しかもパンフに記載されている「純A級動作で8W+8Wをギャランティーします」という文句が、なんとなく消費者を不安にさせる!? おまけに、このパンフもお世辞にもお洒落なつくりとは言えないし・・・(いかにも街の電気屋さんの手作りみたいだ)

■ でも結果的には、部屋の中でスターリングを鳴らすには、この程度の出力でも十分だった。実物は、パンフの写真よりもとても綺麗で洗練されていたし、なにより扱うべきスイッチ類がほとんどボリュームのつまみしかない!!という単純なところがいい。トーンコントロールはおろか、左右のバランス調整さえ出来ないのだから。奥様には「リモコンはついてないの?」と聞かれたが、当然そんな高級なものはついておりません、はい。

■ もはや日本では真空管など製造していないのか、すべて中国の自社工場で作っているようだ。まぁ、こんな時代遅れなもの、オーディオマニア以外には需要はないんだろうなぁ。

オーディオ進化論

2007-01-23 | 音  楽
■ 実家に転居したのを機会に、かねてからの懸案(?)であったオーディオを一新することとした。部屋も広くなったことだし・・・ね。

■ まずはスピーカー。何しろ人間が実際に耳で聞くのはスピーカーの音なのだから、予算の半分くらいはスピーカーに割くというのがオーディオ通の常識らしい。もっとも、ことスピーカーに関してはすでに“これっ”と決めていたであったが・・・。

■ それは、英国(正確にはスコットランド)タンノイ社のスターリング。ウェストミンスターローヤルを筆頭とした同社を代表するプレステージシリーズの末席に位置するやつだ。もっとも、最近はオートグラフミニというブックシェルフ型のような可愛いモデルも出ているけれど、古城の名を付けられたこのシリーズのスピーカーは基本的にどれもバカでかい。ウェストミンスターローヤルに至ってはまるで冷蔵庫。38センチのウーハーで、重さがなんと138kg???

■ ウーハーが25センチのスターリングでも、箱の幅は40センチあるから結構場所をとってしまう。でも、このエンクロージャー(箱のこと)がまた英国のアンティークな家具調で落ち着いていて、品があって何ともいえないんだよね。おまけに専用のワックスとスピーカーネット用のレトロな鍵までもれなくついてくる。

■ 同社独特の同軸2ウェイ(低音用のウーハーと高音用のツイーターがひとつになっている)から醸し出される音は、当然のことながら定位がよく、高音のキレと低音の響きが程よくマッチしている。“タンノイは箱で鳴らす”とか“タンノイ・ホール”と言われるほど、一種擬似的に響かせているわけだけど、クラシックの弦楽器やジャズのホーンセクションなどを聞くにはとても心地よい。まぁ、そこが好き嫌いの分かれるところではあるのだが。

■ 何より購入の決め手となったのは、何年か前、実際にスコットランドのスターリング城を訪れたことがあったから(・・・というまったく音楽とは関係のない話が動機だったりする)。メル・ギブソン主演の映画『ブレイブハート』の、いわば舞台ともなった地だ。そしてちょうどSEというマイナーチェンジ版がでたので、旧型のHEは思いのほか安く手に入ったのだ。

■ そんなわけで、毎日すてきな音楽に癒されながら、至福の時間に浸っているのだ~。