薫 風 ~KUNPOO~

初夏に薫る爽やかな風に思いをよせ、YukirinとKaorinが日々の出来事などを綴るページです。

あ~夏祭り

2005-07-31 | 生活雑記
■ 私は祭りが嫌いだ。そもそも、人ごみが好きではないし、coolな私には、世の人々がなぜあのような非生産的なイベントに情熱を傾けるのか、さっぱり理解できない。おまけに7年に一度、信州の各地で行われる著名なお祭りでは、毎回かならず何人かの死者まで出るというのだから…あいた口がふさがらない。

■ そんな私だが、昨夜は公民館の役員という立場上、他の役員に人たちと地区の夏祭りで屋台をだす羽目となってしまった。各町会ごとに、焼きそばだの烏賊だの生ビールなどの屋台を出すのだが、わが町会は毎年ワタアメと決まっている。もちろん、売り上げはすべて役員の飲み代となる。

■ 今年は3台のワタアメの機械をレンタルして、高収益に備えたようだ。ワタアメは1個150円で売るのだけれど、なんせ材料はザラメ(砂糖)だから、原価率がすこぶるよいのだ。

■ ところが、ワタアメを作り出してものの20分もしたころだろうか、突然1台の機械から煙が上がりだし、火を噴きだした。ワ~、何事だ~!!と思っていたら、そのうちに他の2台の機械も火を噴いて動かなくなってしまった。

■ 電気関係の仕事をしている役員の人が見てみたところ、どうも発電機の電圧が高すぎたようだ。定格100ボルト用の機械に、なんと200ボルトの電圧がかかっていた模様。3台のうちの1台は、ヒューズが飛んでモーターまで完全にイカレてしまったようだが、他の2台は少し冷まして、なんやかや配線をしなおしたらどうにか動き出したので、皆でホッとした。

■ というわけで、お祭り嫌いな私としては、そこで販売終了となっても一向に構わなかったのだけれど、両腕を砂糖でべとべとさせながら、打ち上げ花火を見る余裕もなく、結局9時近くまでワタアメを作り続ける羽目となってしまいました。あ~、疲れたよ。

ムーブ・ラテ

2005-07-30 | 生活雑記
■ 先週に引き続き、軽自動車の試乗に出かけました。お目当ては、ダイハツのムーブ・ラテ。収納スペースが多く丸くてかわいいデザインが、奥様のお気に入りの様子。お店の周りを軽く1周して、さっそく商談に…。

■ 前回の提示額より、もう一歩踏み込んでくれたら買うことに決めていたので、ちょっとおねだりしてみたところ、さらにオプションを一つサービスしてくれました。トータルで6万円弱の値引きといったところでしょうか。

■ 少しショックだったのは、現在使用中のスターレットが(どの店でも)まったく下取りの対象とはならなかったこと。
「登録年はいつですかね?」
「えっと、平成5年です。」
「あ~、12年前ですか…。オートマですよね?」
「いえ、マニュアルです。」
「あっ、そうですか。で、次の車検はいつ?」
「たしか来年の4月…」
「・・・。値段つきませんね。・・・廃車するのにも25,000円ほどかかっちゃいますね。」

■ というわけで、廃車にかかる諸費用もコミコミでサービスしてもらうことに…。まあ、12年も乗っていたら、仕方がないですかね。こうなったら、ロシアにでも売り飛ばすしかない!・・・か。

新・科捜研の女

2005-07-29 | ド ラ マ
■ 木曜夜9時ドラマ『新・科捜研の女』を見ている。沢口靖子もさすがに歳をとったなぁ~という印象は否めないけれど、コミカルな演技は見ていておもしろい。(ネタばれ注意!です)

■ 昨晩は猫を可愛がっていた独居老人が、近所の猫アレルギーの住民に殺されてしまう話。猫を可愛がるあまり野良猫にエサを与えてしまい、野良猫が増えてしまって近所迷惑となるというのは、実際よく聞く話。昨日はミケとトラの2匹だけだったけど、多くの場合、猫が増えるだけ増え、この家は猫屋敷と化してしまう。

■ ここからさらに状況が悪くなると、家の中を猫がわがもの顔で飛び回り、食べ残した餌のカスや糞のため、部屋の中は足の踏み場がないドロドロ状態と化してしまう。ドラマの中では沢口靖子たちが猫を捕まえ、たやすく抱きかかえていたが、ふつうはそうは問屋がおろさない。薄い布の手袋をつけたぐらいじゃ到底ダメで、腕中引っかき傷だらけになってしまうだろう。

■ ドラマは、唯一の目撃者たる猫を追うため、化学的に猫のマーキング場所を洗い出し、DNA鑑定までして猫を捕まえる。どこまでが現実に捜査として行われているこのなのかはわからないが、昔の刑事ドラマとはちがって、現場に残された物証から科学的に犯人を絞り込む、という展開がおもしろいし、それがこのドラマのウリだろう。(でも、DNA鑑定だって、結構なお金がかかるんだろうなぁ)

■ がしかし、前回の文化財Gメンのファイルもそうだったけれど、どーもこのドラマの場合、殺人の動機とか死因とかが弱いような気がしてならない。前回だって女性が、重要文化財の木像で住職を殴ったくらいでよろけて頭をぶつけて死んでしまうし、昨日も主婦と争ったはずみで転んだら頭をぶつけて死んでしまった。だいたい、両方とも、殺人というよりはほとんど事故じゃなかろうか。

■ などと思いながらも、いろいろな科学的な謎解きがおもしろくて、毎回見てしまいそうだ。脚本も、随所に複線がはってあり、ひとつひとつのセリフが見落とせない。とくに榊親子が、今後どのような展開を見せるのかが楽しみです。

理科系の作文技術

2005-07-28 | 本  棚
■ 木下是雄『理科系の作文技術』中公新書。もう、20年以上前に出版されえた本だけど、数ページ読んで、「あっ、これはいい本だな」と思わせる1冊。さすがに作文技術の本だけあって、読みやすいし、わかりやすい。

■ 他人に読んでもらうもの(仕事の文書)は相手が正しく理解してくれなければ、役に立たない。つまり、間違いなく相手に通じるように表現しなければならない。そのためには、事実と意見を十分に峻別しながら、順序良く、明快・簡潔に記述することが必要である。

■ 具体的には、①表現が一義的によめるかどうか――ほかの意味にとられる心配はないか――を吟味する、②ぼかした表現を避ける(・・・といったふうな、・・・と思われる、など)、③できるだけ普通の用語、日常用語を使い、またなるべく短い文で文章を構成する。

■ 不要なことは一語でも削ろうと努力するうちに、言いたいことが明確に浮き彫りになってくる。スッキリとした筋の通ったものを書けるかどうかは、自分の書いたものをきびしく見直す能力と何度でも書き直す根気にかかっている。

■ あ~耳が痛いですな。この小冊子は学術論文を書こうとする学生向けに執筆されたものなので、そのぶん割り引くとしても、十分傾聴に値する内容が含まれています。もっとも、あえて言いたいことをぼかして、読者に考えさせるように仕向けて書くのが、小説やエッセイなどの技術なのですけれども、ね。

MICHAL JACKSON 『HISTORY ON FILM vol2』

2005-07-27 | D V D
■ かの名作「THRILLER」が見たくて、つい衝動買いしてしまいました。この1作により、マイケル・ジャクソンが大スターの座に登りついたと言っても、過言ではないと思います。あ~、懐かしい…。

■ 特殊メイクなどはさすがに古さを感じさせるものの、今見てもやっぱり面白い。ゾンビたちが墓から出てきて、皆で踊ってるよ~♪よく見ると女のゾンビもいるのね。

■ その他には「BILLIE JEAN」など。あのころ、みんなムーン・ウォークなどを練習していたっけ。それにしても、マイケルのダンスはカッコイイ!!「Woo!」とか「Hoo!!」とか、ついこちらも口にしてしまう(奥さんの冷やかな視線…)。

■ というわけでマイケル・ジャクソンFilmのダイジェスト版2枚組みです。あなたも、このDVDを見れば、マイケルの顔のかたちと肌の色がいかに変容してきたのか、一目でわかります。お金持ちになると、なんでも可能なのね。

スターウォーズ エピソードⅢ

2005-07-26 | 映  画
■ 話題の映画『スターウォーズ エピソードⅢ』を観てきました。映画館へ行くなんて、何年ぶりだろう。この前出かけたのは、きっと『エピソードⅡ』のときか『ターミネーター3』だったような気が…。もう前のストーリーは完全に忘れてしまっています。

■ で、肝心の映画のほうはというと、もう有無を言わせない出来栄え。お決まりのタイトルロゴと音楽がスタートしたとたん、私の目はもうスクリーンに釘付け。そして、2時間数十分の間というもの、私は間違いなく異空間を彷徨っていました。ホント、息をつく暇もない、というか、あらかじめ買っておいたお茶を飲む間もなかったくらい。

■ ストーリー的には大方の想像どおり。少々、悲しい結末ではありますが、エンディングには懐かしい人物やシチュエーションが登場したりして…。「そして、伝説へ」といった感じです。

■ 思えば、第1作目を観たのは中学生のころ。かれこれ四半世紀をかけての大作ですね。『帝国の逆襲』とか『ジェダイの復讐』とか、共和国とか、どっちがどっちがよくわからなかったけれど、これで一応筋がわかったような気がします。

■ で、結局『スターウォーズ』って、どうなって完結したんだっけ…。また、ビデオを見てみなくては。

ディーラー巡り

2005-07-25 | 生活雑記
■ 奥様のかっとびスターレットの寿命がつきつつあるため、今日は自動車のディーラーさんを巡ってきました。維持費も安いことから、次は軽自動車にしよう!!ということで3社ほどピックアップ。

■ まずは日産オッティ。最近の軽自動車は室内も広く、内装も結構豪華。軽だからといって、決して侮れない。試乗してみると、大人三人プラスエアコン使用中ということで、ややパワー不足の感が否めません。3速ATというのも、ギア・チェンジのときにショックがあって、いまひとつか。

■ 次なる目標はスズキのワゴンR。FX-S Limitedだと、スポイラー、アルミホイール、本皮ステアリングなど装備も充実している割に価格が低く、お買い得。しかも、CD/MDオーディオで6スピーカー。エンジン音が少しうるさく気になるが、走りはスムーズ。ただ、内装はオッティを見たあとでは見劣りがする。ボディカラーもあまり明るい入りはないし、奥様好みではないらしい。

■ 最後に、閉店間際のダイハツへ飛び込み、タントとムーブ・ラテを見学。両車とも室内は広く、収納スペースも多彩で、内装もカワイイ。ボディカラーやアクセサリー類も充実していて、まさに女性ユーザー向き。値引きの提示に、少々心が揺らぐが、試乗もしていないことだし、いったんは断ることに…。

■ 決算期なのか、どのお店でもそうめんやグラスなどのプレゼントがあって、いたれりつくせり。さて、しばらくはパンフレットとニラメッコしながら、楽しい悩みが続きそうです。

<photo:SAIPANグロット>

こころの本質とは何か

2005-07-24 | 本  棚
■ 滝川一廣『こころの本質とは何か』ちくま新書。シリーズ・人間学の一環として、2002年に行われた講演をもとにして出版されたもの。内容的には、統合失調症、精神遅滞、自閉症、そして不登校が取り上げられています。

■ 興味を覚えたのは、統合失調症と自閉症。統合失調症では多くの場合、幻聴などの症状が見られるが、その「ほとんどが自分を非難する声や責める声、脅かす声、自分を苦しめる声」であり、「好発する時期が青年期に集中」しているのだという。なんらかの無理や焦りが心理背景にあるためで、「人間とはまわりへの『依存性』を生きる存在」なのだと…。

■ そして自閉症の問題は、他者との「関係の発達に大きく遅れる子供たちが生じるのはなぜか」という問いに集約される。他社との関係を積み重ねてゆくことによって、世界を抽象化する技を覚えていくのだと。

■ まわりのものごとを感覚器官が生理学的にとらえたまま感受するのではなく、そこからある側面だけをとりだして人為的にとらえることが「抽象」である。差異は切り捨て、なんらかの共通性をとりだして一つのものとして括りだす。そのようにしてとらえた内容が「概念」である。「抽象」の仕方は社会的文化的なルール(規範)によって方向づけられている。・・・

■ 講義録に手を入れたものだったためか、新書であったためか、はたまた読み込みが足りなかったためか、内容的には消化不十分の結果となってしまいました。「こころ」の本質って、いったい何なのよ?みたいな。

<photo:SAIPAN>

梅雨明けというのに

2005-07-23 | 生活雑記
■ 先週、信州も梅雨明けしたというのに、すっきりと晴れ上がらない日が続く。まぁ、暑くなくて助かるのだけれど、しばらく常念の稜線も見ていない気がする。サイパンの抜けるような青空が懐かしい。

■ 先日、隣町の町長選挙が行われ、開票の結果、合併推進派の町長が当選した。かつてこの町は、松本市との合併協議会に参加していながら、住民投票の結果、松本市からのラブコールを断って町民自ら自立の道を選択したという経過がある。

■ しかし、大きな財政赤字を生み出す町立病院を抱え、町単独で自立してゆくのは簡単ではなかったようだ。自立を選択後、町の計画に沿って、保育料やゴミ袋などの値上げが続いた。

■ そんなわけで、今度は合併推進派の町長の誕生となったのだが、いかがなものか。おそらく、松本市との合併を視野に入れてのこととは思うけど、一度はプロポーズを断っておきながら、やっぱりいろいろ値上がりして大変だから仲間に入れてください、ではあまりにも虫が良すぎるのではなかろうか。

■ 実際に打診があったときには、市のエライ人たちが決めるのだろうけど、“いや~、山形村や朝日村さんと相談してみては”と、一度は断ってみるの線でどうだろう。

<photo:SAIPAN>

江戸銀へ

2005-07-22 | 食べ歩き
 先日以前から通りがかり気になっていたお寿司屋「江戸銀」へ行きました。お店はアップルランド桐店よりやや西向かいにあります。ご主人は東京で修行し、お店の名前もそこからきているそうです。
 ホタルイカの沖付け、天ぷら、秋刀魚の刺身、にぎりを注文。新鮮で美味しかったです。にぎり一人前を二人で分けようとしたところ、親切に半分に切ってくれ(こんなの初めて)。おかげで仲良く全種類味わうことができました。
 「寿司屋とスナックは最初入るまでに時間が」とご主人(一度来れば抵抗もなくなるとの意味)。そのせいか計算より少し会計が安かったような・・・次回は是非ランチ(土日もあり、値段もお手頃)に訪れてみたいです。