薫 風 ~KUNPOO~

初夏に薫る爽やかな風に思いをよせ、YukirinとKaorinが日々の出来事などを綴るページです。

木曽路はすべて山のなかである。

2010-11-27 | 生活雑記
◇ 法事のため、木曽へ行く。おたふく風邪治療のため(?)、空気のよい土地で療養していたムスメとも再会。風邪も治って、元気そのもの。ガミガミと怒る両親の元を離れ2週間、5歳にして伸び伸びと過ごしていたようだ。お世話になりました。m(_ _)m

◇ さて、お寺に行き、法事が始まるとお経の本が配られ、「皆さんもご一緒にご唱和を」と言われた。ここは、臨済宗?

◇ 前に座ったムスメを見ると、一緒になって一生懸命にお経を読んでいた。本には「ひらがな」がふってあるので、ムスメにも読めるらしい。ときどきどこを読んでいるのか見失うが、大きな声を出して、微笑ましい。

◇ 久しぶりに、長時間正座していたら、足がしびれた~。体重が増えたせいかなあ。

神様のカルテ2

2010-11-23 | 本  棚
◇ 勤労感謝の日。昨晩は飲み会で少し頭が重いし、天気も朝からあまりよくなかったので、今日は読書の日とすることに決定。前回に続いて、夏川草介『神様のカルテ2』(小学館)を読む。

◇ 日常的な医師不足に悩む地方病院の忙しい様子は変わりないが、主人公の同級生が同じ病院に赴任してくるなど、医学生時代の過去が描かれる。部員が3人しかいない将棋部、という設定が個人的には好きだ。そして、「医師である前に、一人の人間であるべき」「この町に、誰もがいつでも診てもらえる病院を」といった理想論が語られていく。

◇ 今回は、松本市街地の描写だけでなく、冬の美ヶ原・王が鼻から木曽の御嶽山といった山の描写が加わっている。前作より100ページ増えているけど、インパクトとしては、やはり第1作の方が強かったなあ。ちなみに、このあがたの森公園(写真)は、小説には登場しない。

三度目の正直!?

2010-11-21 | 生活雑記
◇ お天気がよかったので、奥さんと二人ででサッカー観戦。松本山雅FCのホーム最終戦。アルウィンにつくと、すごい人。入場者数は、今シーズン最多の8,000人だったとのこと。駐車場にもスムーズに入れず、キック・オフから10分ほど遅れて、スタンド入り。

◇ 今日は撮影する必要はないので、南の山雅サポーター席に陣取ってみる。これまでは反対側から見ていたので、おぉ、こんな風に応援していたのか~、と感慨深い。などと思っているうちに、試合開始12分、山雅DFがファールのためレッドカード!? おいおい、いきなり10人かよ~

◇ なんとか前半をしのいでハーフタイム。南側はサポーターがいっぱいで上の方の席しか空いておらず、しかもスタンド席が日陰になってきたので、あえて北側のアウェイ・スタンドの方へ移動。あ~、やっぱりピッチに近いゴール裏の方が迫力があるなぁ、周りはみんな相手チームの応援団ばかりだけれど。。。

◇ 今日の相手はガイナーレ鳥取。現在JFL1位のチーム。するとこのサポーターさんたちは、鳥取からはるばるやってきたのか~、ご苦労様。後半戦が始まると、すぐとなりで太鼓がドンドコドンドコ鳴り出し、みんなピョンピョコポンピョコ飛び上がって声援が始まった。いったいいつ終わるのかと横目で見ていたけど、結局ゲーム中、ず~~~と歌い続けていた。サポーターって、体力いるのね。

◇ ゲームは、一進一退の攻防が続く。途中、目の前で危ないシーンも何度か。一度なんか、ゴール内にボールが入ったけど、これはキーパーチャージのファールということで、セーフ。今日は引き分けかな~と見ていたロスタイム、はるかピッチの向こう側で山雅に待望の1点がはいる。やった~、とガッツポーズをとってみたものの、まわりは「シ~~~ン」。また、息を潜めて喜びを表したのでした。

◇ まもなく主審の笛が吹かれて、ノーサイド。アルウィンに足を運ぶこと3回、初めての勝利の瞬間だった。

神様のカルテ

2010-11-20 | 本  棚
◇ 夏川草介『神様のカルテ』(小学館)。信州・松本の総合病院を舞台とした、医師の物語。読書の秋、ということで、話題の作品を読んでみた。

◇ 「本庄病院」「信濃大学」「九兵衛」といった地元の人ならすぐわかるネーミング。患者さんの名前も「明科さん」「豊科さん」「安曇さん」「田川さん」といった調子。松本城や上高地はもちろん、深志神社、女鳥羽川、縄手通りといった地名も出てきて、松本っ子にはたまらない。

◇ 夏目漱石の『草枕』を常に抱えているという主人公の古風な言葉遣い。それも含めて、さらりとした文体などに対してに評価が分かれるところだけれど、私は読みやすくて面白かった。主人公の細君が”世界中を駆けめぐる山岳カメラマン”という設定はどうかと思うが、物語の場面場面で、いちいちなじみの場所の情景が目に浮かんできて、一気に読めた。

◇ レビューを見ると辛口の評価が多かったけれど、きっとそういう人は病院とか病気などに、縁がない人たちなのだろうと思う。肺ガンで母を亡くした私には、どうしても胆のうガン患者の「安曇さん」と母とが重なってしまう。蛇足ながら、実際の「信濃大学付属病院」の先生や看護師さんたちは、とてもよくしてくださった。

◇ 『神様のカルテ』は映画化が決定され、現在も松本市内などでロケが行われている。主演がジャニーズ事務所の櫻井翔ということで、だいぶ規制が厳しいようだが、どんな作品となるのか、今から楽しみだ。

おたふく風邪

2010-11-15 | 生活雑記
◇ って、どんな風邪なのかもとうに忘れてしまったが、今日ムスメが保育園からもらってきた。

◇ そういえば朝ご飯を食べるとき、「口を開けると痛い」と訴えていた。「それはきっと、リンゴを丸かじりしたせいだね~」と言ってしまったことを、反省。

◇ 添付写真は、先週撮影したあがたの森公園。街はすっかり秋色だ。

写真講座へ

2010-11-14 | 生活雑記
◇ アルプス公園内にある「山と自然博物館」で写真講座が開催されるというので、出かけてみた。講師は上條英雄さん。広丘在住の写真家さんだそうだ。

◇ 内容はというと、博物館2階の講座室で、スライドを見ながら約2時間、撮影時の様子などのお話。参加者は30~40人くらい(?)。ほとんどが信州・長野県の風景写真で、最近は夜の風景や星などをテーマにしているという。

◇ 今日紹介してくれた作品はすべてフィルムで撮影したもの。高ボッチ高原からの諏訪湖と富士山など、よく見慣れた風景が並ぶ。もう何年か前になるけれど、この時期よく通ったなあ。「一般の人は日の出から撮影し始めるけれど、今日紹介した作品は、その頃にはすべて撮影が終わっている。日の出1時間くらい前から、30分ぐらい露出(シャターを開けっ放しに)しておけば、肉眼ではその風景が見えなくても、フィルムにはちゃんと写っている」との話は、まさに目からウロコ。なるほど~、そんな撮り方もあるのか。。。

◇ お話をお聞きするまで名前も知らなかったけれど、この方が撮影した風景写真で構成されている別冊『カメラマン』を買っていたことに、遅まきながら気づく。この土日は、なんか、いつになく文化的な週末だったなあ。

地域活性化シンポジウムへ

2010-11-13 | 生活雑記
◇ 子守の予定がなくなったので、地域活性化シンポジウムに出かけてみる。会場は信州大学経済学部第1講義室。なつかしいなあ。

◇ パネリストは、宮島洋(早大教授)、玄田有史(東大教授)、牧野光朗(飯田市長)、森川卓也(関東財務局長)、そして司会は都築勉・信大経済学部教授。それぞれの立場からプレゼンなどを行ったあと、意見交換をするという形だった。

◇ 「地域の活性化」というテーマについて、事例紹介などがおおく参考にはなったが、相対的には的が絞りきれなかった印象。「地方」というコトバに対しては、「国」と「都市」という二つの概念が存在するとの宮島教授の指摘が、それを示唆しているように思う。また誰かも言っていたけれど、成功例よりも失敗例の話の方が、実際には参考となるのかもしれない。途中、「研究者は“人材が大事”とか簡単に言えるが、実際の現場ではどうなのか」という都築先生のツッコミが面白かった。

◇ 会場は、学生、教授、一般人と熱気にあふれていた。牧野飯田市長は、「飯田には4年生大学がない」と嘆いていた。地方都市にあって4年生大学が二つもあり、ヒョイっと話を聞きに出かけられる幸運に感謝。

国勢調査終わる

2010-11-11 | 生活雑記
◇ 今年は5年に一度の国勢調査の年。何の因果か知らないが「指導員」という役割がまわってきた。

◇ 要は、「調査員」さんたちが集めてきた調査票を整理して役所へ提出するという作業なのだが、これがけっこう手間がかかって大変だった。指示されたとおりの書類を作成していない、マークシートに記入された数字は読めない...などなど。まあ、多少の手当が出るとはいえ、実質的には皆さんボランティアなので、いたしかたないのだけれど、結局はその人の資質だよね。

◇ それでも、やっとどうにかまとめて、今日提出することができた。事務局では、これから調査票の内容を1枚1枚、さらにチェックするらしい。ご苦労様なのだ。