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ゆきんこブログ

月刊ガソリンスタンド誌
『変化と試練が、人と企業を強くする』
連載中!

ホームページの企画

2007年01月15日 16時34分10秒 | Weblog
最近、お客様や石油業界の方から当社のホームページの検索が弱いとのご指摘とアドバイスを頂戴しておりまして当社もホームページをリニュアルしなくてはならなくなりそうです。

「雪ん子」と検索して上位に表示されるようにするには幾つかの「方法」があるらしいのですが、WEBに詳しいスタッフと打合せ中です。色々工夫すると特殊な手法もあるのだそうです。手を抜い抜いた訳ではなくて気がつかなかったという事なのですが反省しています。

以前、ゆきんこドットコム(ネットが入らない)というサイトがありまして、それが北陸のSMクラブのホームページだったらしいのですが、お客様に「替わった商売もしているんですねぇ~~??」なんて電話で大笑いされた事もありました。

幸い現在は存在していないようです。よかったです。

冗談じゃありません。こちらは硬派なビジネスソリューションなのですよ

今年からは、「新着情報」などを、まめに書き込んでいく事にします。

今日は一日ホームページのお勉強でしたので、久し振りにあちこちお尋ねして見せていただきました。

やはり、儲かっている企業のホームページからは利益が出そうな雰囲気が感じられます。それだけお金が掛かっているということなんでしょうね、それとも素晴らしいホームページを企画できるようなビジネスセンスをお持ちの企業だから利益が出るのかもしれません。もっと勉強しなくては・・・

最近のホームページは、単なる「商品説明」だけでは定期的に見てもらえませんね、やはり関連ブログなどを充実させたり、付加価値のある新しい業界情報の発信などの必要性も感じています。当社のホームページはブログアクセス数は結構多いのですが、情報更新の部分が弱いということなのです。

時間がありませんので、とりあえず、フレームはそのままで『新着情報』なるべく早めに作ると言う事になりました。ブログと両方で忙しくなりそうです。

市況は急降下

2007年01月15日 08時58分19秒 | Weblog
土曜日に買い物とリサーチを兼ねて近くの数件のSS店頭価格を見ながら実売価格をみてきました。

激戦地群馬の高崎では店頭価格表示はセルフでハイオク132円、レギュラー122円が中心のようです。なぜか7店舗件ほどあるセルフの店頭価格はほとんど同一価格です。

しかし、その下にもう一つ看板があり「本日特売日-3円」という表示もあります。某ショッピングセンター併設セルフに給油の車が並んでいましたので調べたらスタンプカードで15L給油ごとにスタンプを押して50枚たまると千円の商品券をサービスとのこと。さらに、給油20Lごとにティッシュペーパー5箱をサービス中です。これが一番凄いでしょうか。

商社系直営の量販志向セルフSSですが、かなり減販しているのか正月明けの価格攻勢が激しくなっています。一気に泥沼市況となってきました。
この様子ではSSの統廃合のスピードが増してくる事でしょう。

某民族系元売販社の販売部長と話していたら、この様子では「1月の実質仕切りは下げだろう」とのことですがあくまでも見込であり、どうなる事やら・・
と頭を抱えています。

なぜか、今年は灯油の値取りができていて優等生なのだそうです。やはり配達灯油は近隣SSの閉鎖やセルフ化の影響で集約化されつつあるようです。価格も昨年の学習効果なのかホームセンターなども以前よりは値取りに動いているとの事。

だから、「雪ん子」を早く導入してくださいよ。とお願いしてきました。

減販が叫ばれている状況ですが、統廃合と集約化で原単位も変化していきます。
生き残った企業が「勝ち組」となるのかもしれません。
とにかく過激なシーズンとなりそうです。

スーパーディーラーの灯油システム構築作業中

2007年01月12日 13時16分11秒 | Weblog
当社では現在版全国広域スーパーディーラーである某社の灯油販売ネットワークを構築中。

一般的なネットワークと異なり広域WAN構築による運用は顧客データ数も膨大ですからダイナミックなデータベースの構築作業となっています。

シーズン真っ只中なのですが、現場フィールドスタッフの皆さんの運用手法とシステムの仕様について詳細な打合せを行いながら実務作業に即してプロジェクトをすすめています。

配送エリアも広域です。ハンディPOS1台あたりで保有する顧客マスタリスト数も数万件と多いためレスポンスや売上転送手順などについて独自の仕様企画と確認作業を実行中です。

全国的な灯油販売数量は減販のようですが、廃業やセルフ化の影響で配送体制が構築されている企業においては逆に一社あたりの販売数量は相当伸びているようなのです。このような大手企業がこれだけ力を入れる理由は適切なマーケティング分析ができているからです。

最初のテスト開発フィールドとして、某系列の全国最優秀マネージャーが管理するSSがオペレーションセンターとなってあるエリアの5店舗の灯油配送業務をすべて1箇所に集約化することになっています。

いままでも、協業化体制などのネットワーク構築はありましたが今回の構築は本社にサーバーを設置しての全国展開を前提とする本格的なシステム構築です。
こちらで、本格的な灯油販売のビジネスフォームを確立してから全国展開を開始する予定となっており。運用マニュアルだけでなく業務フローチャートの作成まで行っています。まさに新たなビジネスモデルの開発です。油外収益への拡張性も含めてSSを起点とするデリバリービジネスの大きな可能性を模索しています。



全国の灯油販売戦略のモデルケースとなるようなビジネスモデルのシステム構築を絶対に成功させてみたいものです。

できれば、視察をして頂きたいと思いますが、さすがに公開はしないということなので残念です。確かにこれだけで素晴らしい一つのビジネスモデルともいえます。

我々にとってもこれからの業務キャリア蓄積上大変勉強になる作業となっています。来年度からはこれらの開発経験も実務フィールドにフィードバックされる事になります。ご期待ください。

灯油は暖冬で減販ですが

2007年01月11日 08時57分21秒 | Weblog
今シーズンは暖冬で灯油の販売数量は大幅減販です。
しかし、価格値取りができているため粗利益高はさほど落ちていないようです。

昨年度は仕切り価格上昇の勢いに売価の転嫁がついていけなくて利幅が非常に少なかったと言う事が反省材料となり、今期はスタートから様子見の価格設定でスタートしたのが収益キープの要因となっているようです。

しかし、一番冷え込むのはこれからです。

何とか、仕入れ価格が下がって、売価はキープしていきたいものです。

灯油は天候条件の影響により荷動きが激しく流通体制の乱れが出やすいので色々な条件で需給が狂います。もう少し様子を見る必要がありそうです。

全国レベルでの販売量は落ちていても、閉鎖やセルフ化の影響で配送灯油に積極的な企業の一社あたりの灯油販売数量は上昇しています。

外販の配送灯油についても、エリアごとの集約化が進んでいます。
冷静なマーケット分析が必要です。

プロとしてのこだわり

2007年01月10日 18時25分47秒 | Weblog
大変嬉しい事に最近ブログのアクセス数が急増しています。
石油業界に特化した硬派な内容にもかかわらず大変ありがたい事です。

以前は土、日曜などのアクセスは非常に少なかったのですが最近では休日も安定しています。皆さん仕事熱心な方が多いので正直なところビックリしております。

あまり馬鹿な事を書いてはいられませんが、さりとて石油ビジネスと灯油だけでは芸がありません。しかし、よくネタが尽きないものだと自分ながら感心します。

業界紙の記者の皆さんや「雪ん子」のユーザー様がよく読んでいらっしゃるようで、感想やら質問なども頂きます。ブログではいくら書いてもお金にはならないと思っていましたが、最近ではブログを読んで、灯油ビジネスをしたいという方やシステム導入の依頼などもあります。やってみるものですね。継続はチカラです。

昨年は何人かの経営者の方から「ゆきんこブログ読んでますよ」といわれ、ドキッとした事もありました。何か都合の悪い事でも書いたかな? 

私共の宣伝は月刊ガソリンスタンドの目次下に通年掲載してきました。だいぶ灯油システムとしての知名度も上がってまいりました。

今年からはより話題も豊富に充実した内容にして見たいと思っています。
とにかくこれだけ全国を飛び回り石油販売業者と面談している人間は少ないはずですからプロとしてのこだわりをもって有効な情報をお届けしたいと考えてはいるのですが体調も気分もその日次第です。

今年もよろしくお願いいたします。

石油業界専用ソリューションと軽油税対策

2007年01月10日 09時43分39秒 | Weblog
石油流通ビジネスに付帯する揮発油税や軽油税などの特殊な税制は石油ビジネスの特殊性の最たるものだと言えます。

我々が開発販売している「D-TAX」と『ペトロマスター』の概要について説明しておきます。ご存知の方も多いと思いますがもう一度復習しておいてください。

軽油税は非常に特殊な課税方式ですから、石油業界で使用される販売管理システムは一般的な業種の汎用システムを流用する事は不可能です。

一般的な業種で使用されているOBCや弥生会計などの販売管理システムなどは最近では10万円を切る導入価格まで存在しています。驚くほどの低価格です。

石油業界システムはその特殊性から専門知識が必要なので開発企業も限定されています。必然的に元売系列ごとのシステムや石油業界専用システムを運用しなければならないため価格も当然一般的な業種の汎用システムと比較してかなり高価なものとなっているのです。

元売系列ごとにサテライト計算センターが存在する一つの目的にはこれらのシステムの運用コストを軽減化するためです。もちろんそれ以外の目的もありますが・

ところで、特約店である『軽油税特別徴収義務者』に課せられる「軽油税納申告帳票」の作成はご承知のとおり特に手数のかかる作業です。

軽油を店頭販売だけで取り扱う特約店は非常に少ないわけで、ほとんど傘下に販売店や直売ユーザーを抱えている特約店では担当者が変わるたびに業務継承に頭を悩ませています。

所轄税務事務所も地域や窓口ごとにひどい場合には担当者によって指示が異なったり申告仕様の変更を指示されたりしますので煩わしい作業となっています。

ところで、特別徴収義務者には納税額に見合った『納税還付金』という営業外収益があります。申告事務手数料が約3%と欠減補助が1%で計約4%の収益が約束されています。

還付金としての約4%の計上収益は非常に大きいものです。
仕入れ価格で販売しても約4%の収益は約束されているわけです。
経常利益率が4%であれば優良企業ともいる数字です。
しかも、販売先からの売り掛金回収サイトの支払ギャップについては「徴収猶予申告」が認められていますので運転資金の負担も軽減化できます。

このように軽油の販売に関しては特別徴収義務者と販売店の「格差」は非常に大きいと言えるでしょう。

また、「特別徴収義務者」は軽油を販売して不良債権化した場合、所轄納税事務所に対して「軽油税の還付請求」を行う事ができます。すなわち、軽油税として納税した分は返還されますから損害は軽減されます。
これも一般販売店と比較して大きなメリットです。最近のように建設業や運送業などの倒産が多い場合には、特徴業者と販売店レベルの経営リスク管理は根底から格差がついているということになります。

軽油の不良債権が発生した場合には流通販売の明細書となる「原因証書」の作成が必要です。

石油ビジネスではSS店頭オペレーションだけでなく、多様な業態や規模が存在しますからプロとしての専門知識が必要なのです。

これらの「プロの知恵」を集約化して完全省力化を実現できるのが『D-TAX』です。「D-TAX」があれば軽油ビジネスは完璧です。

さらに、油外商品から全ての石油ビジネスの統合流通管理を可能にするのが「D-TAX」の拡張開発バージョンである『ペトロマスター』なのです。

これからSS店頭オペレーションはセルフ化などにより一層シンプル化されてくるはずですが、一方では専門知識や総合的な経営力が問われる時代だともいえます。

総合的な石油流通業者は「プロ」としての力を発揮出来る時代となりました。
これにより『経営格差』は一層拡大するはずです。

実は、セルフ化などによる店頭価格競争の時代とはいえ、外形からは見えない部分の企業としての経営管理能力が格差を拡大していると言う事を知っている業者が「勝ち組」となるはずです。

やはり、プロの時代の到来です。

我々は石油業界のプロとして今年も一生懸命にお手伝いをさせていただきます。

本日は、石油ビジネスソリューションと軽油税講習会でした。

ご不明な点やご要望がございましたらお気軽にお申し付けください。

「格差」容認の時代

2007年01月09日 09時23分52秒 | Weblog
ビジネスに一生懸命専念する事は日々自ら努力をする事が前提です。
経営者たるものは競合他社に負けない優位性を保持したり、経営者としての「勝利」を確立するために日々努力をしています。

独自の道を開拓するにはパイオニアとしての苦労とリスクを伴う事は当然です。先駆者たる経営者はハイリスクハイリターンを求めて冒険者のように新たなビジネスにチャレンジします。

運のよい者や能力のある者にとっては勝利への道が意外と近い場合もあります。しかし、多くの場合、途中での失敗や挫折があるかもしれません。問題はリスクに挑戦する勇気。そして失敗した時にも再生するという信念です。

前人未到の地に至るには絶対安全な道などあるはずもありません。

今年の石油業界は「格差容認」の年になるはずです。
すでに厳しい経営環境の中で「仕入れ格差」、「経営管理コスト格差」、「販売力格差」、「経営力格差」などが浮き彫りになっています。

ボーダレスでグローバルなビジネスの世界にはいり過去において規制で保護されてきた既存の石油業界の「甘さ」や矛盾が露呈します。特に独善的になリテール業者にとってはかなり厳しい時代が到来するはずです。

「仕入れ格差」などは他の業種では当然の事なのです。八百屋や魚屋の店主は品質格差と仕入れ価格を自らの販売力や経験と「眼力」によって自ら決定しています。
石油製品には「品質格差」さえもないのです。
「販売力」、「決済力」、「経営力」によって「仕入れ格差」が発生する事は当然の事なのです。仕入れ価格情報を知人や仲間の情報に頼っているようでは自社の経営力について既に「負け組」なのだという事を思い知らされる時代となりそうです。現在の自分会社で調達できる価格ポジションを思い知らされる時代となります。

次に、
現在のビジネス社会ではほとんどの場合新たなビジネスソリューション開発や「機能格差」によって、すでに新たなビジネスフォームや大きな「経営格差」が発生しています。

しかし、日本の石油販売業では系列に与えられたシステムを運用している業者がほとんどで自社の業態や規模にあったシステム構築を行う業者はまだまだ少ないのが実情です。独立系と言ってはみても米国の「ジョバー」のように自主的な流通システム構築などとても考えられずいまだに稚拙なシステムに頼っています。

しかし、これらの日本の石油業界の弱点が実は今後日本の石油業界の中で生き残り大きく飛躍するための「ヒント」となるはずなのです。まだ大きな工夫の余地があるということだと思います。

競合他社よりも経営力のある企業を作るために日々努力している「勝ち組」経営者にとって他社との「格差」を容認する事は当然の事です。
創造力が経営力となる時代が到来しました。

今年も頑張りましょう。

そのために有効な情報を発信したいと考えています。

ペトロマスターの全国展開を開始します。

2007年01月08日 10時32分33秒 | Weblog
SS店頭の価格競争が再び全国で激化しています。

職業柄、全国各地を飛び回るビジネスなので市況のよい地域と悪い地域や動向がやたら目に付きます。数年前に「このエリアは市況形成ができていてよい商売をしているな」と感じた地域であっても最近では過激な価格競争にさらされている地域が増えてきました。

昔はSS店頭に安い価格を上げると『看板商法』といって同業者から「ゴン太店」などと言われたものですが最近では店頭にガソリン価格を提示する事は全国何処でも常識となっています。

そのため、消費者から見ると判りやすいのですが、競合業者間での価格設定に関する競争意識もシビアになっているようです。今となっては「価格看板掲示」は当然のことであり石油業界自らが選択した商法であるともいえるでしょう。

必然的に市況のよい地域にセルフの低価格表示で出店すれば売れるはずだと考えるのはマーケティングの基本であり経営者として経営戦略上考える事は当然です。

こうして「塗り絵」のように全国の市況のよい地域が塗りつぶされているのが現在の状況です。まさに、市場の隙間(ニッチ)を狙った基本的なビジネス戦略手法です。以前は中堅都市以上のマーケットが狙われていたようですが最近ではかなり人口が少ないエリアでも狙われています。

首都圏エリアの中小都市では人口5万人以下の街でも地元老舗特約店が元売販社に集約化されています。次に元売販社系や商社系などの低コスト大型セルフSSが出店して急激に販売量を伸ばしています。北関東エリアなどでは既に数年前から地元の大手特約店の多くが集約化か廃業の道を選択せざるをえない状況になっています。

郊外の大型ショッピングセンターの急速な出店で町の中央部が寂れていく減少と同時進行でSS既存マーケットの破壊も進行中です。大型SCには必ず併設して既存商圏外の業者による新規セルフSSがオープンしています。

外部からの新規出店業者はエリア商圏シェアがゼロからのスタートですから採算に乗るボリュームを早期に確保すべく低価格で急速な市場制圧を図ります。時間が掛かるほど経営的なダメージが大きくなるはずですからなるべく短期決戦で「先ず陣取りでボリュームを確保し地元業者の淘汰を進めてから次に市況形成」とでも考えているのでしょうか?

これでは何処までいっても終わりのない競争になります。一部、元気よく付いていく地元既存業者もありますが減販による防戦一方になるはずですから経営実態はかなり過酷な状況のはずです。
以前は多くの場合、地元業者対JA系SSという構図であったのが最近では様変わりしています。妥協のない体力勝負の価格戦争になりつつあります。

以前からSSビジネスフォームのフィールドテストの場と化しているエリアですから加速度的に構造変化が起きています。仕事柄色々な経営者と話をしますがいまのままでは「勝ち組」が存在しない不毛のビジネスとなってしまいそうです。

私自身が最近強く感じていること。
石油流通企業間の経営管理コスト差の拡大です。
現在、石油業界で業績を伸ばしている企業と古い経営体質の地域老舗業者などでは社内的な業務管理コストの格差かなり拡大しています。

もちろん請求書発行などの基本的な債券管理業務では元売系計算センターなどを利用していますから同等です。しかし流通管理や経営管理などでは古い体質の企業や零細企業はほとんど手作業に頼っています。

先進的な企業ではERP構築などにより経営規模が拡大しても管理コストは増加しないような経営管理システムの仕組みが構築されています。
一般業者は拡販手法で手一杯なのですから、企業としての総合的な収益格差が拡大するのは当然なのです。その事に気付いていない経営者は必ず『負け組』となるはずです。

系列計算センターによる基本的な債権管理は共通です。しかし業態や経営規模、ホームガスなどをはじめとする多角的業種展開の企業などでは、当然のことながら経営管理コストの削減に全力で取り組んでいる経営者が増えています。

自分の会社の経営管理コストを削減して経営状況や収益性をリアルタイムに把握しながら経営する事ができるのですから当然優位です。情報処理の速度が比較になりません。これらの経営者が「勝ち組」となる事は明白です。

これらの状況の意味や知識を持たない経営者との「格差」はさらに拡大します。
焦って意地や感情で突っ走る無謀な経営戦略とは違います。少ないボリュームにも係わらず「系列格差」を批判して一方では安い業転仕入れだけに血眼になっている零細業者が太刀打ちできるはずもありません。

ある意味、石油業界では既に優勝劣敗の決着がついているのかもしれません。
しかし、経営的にボーダーラインの業者が圧倒的に多いようにも感じられます。

2007年が分岐点になる事については間違いないでしょう。
石油業界のプロ経営者なら小手先の店頭収益の可能性などで解決がつく課題ではないことに気付いているはずです。むなしい努力を重ねている事になるかもしれない状況です。

いよいよ「来るべき時が来た」と感じられているはずです。数年後に振り返ると今年は大きなエポックとなるはずです。

「勝ち組」の業者にとっては現状として企業収益が確保されているとしたら、新たな市況のよいエリアに出店して市場制圧を図り採算を確保し相乗的に出店速度を速める強い業者が増えてくる事でしょう。この事がSS業界の淘汰を早め新たな時代の石油ビジネスマーケットを確立する事になるはずなのです。

我々は本年よりいよいよ『ペトロマスター』の全国販売を開始します。

既に、元売、大手商社、有力ディラーでの厳しいフィールド検証をクリアして全国の石油流通業者の皆様にお届けできる体制が整いました。

もちろん軽油税納税管理システム「D-TAX」と共にお届けいたします。

ご期待ください。


ようやく冬が来た?

2007年01月07日 21時29分03秒 | Weblog
今年に入ってようやく冬らしい気候になってきました。
ようやく冬が来たと言う感じですね、やはり冬は雪が降って寒くないといろいろな商売や商品のサイクルにも影響が出てしまいます。
特に季節商品といわれるものには悪い影響が出る傾向があります。

お陰様で灯油という商品は「流行」もありませんし鮮度も影響は受けません。
腐らないというのもありがたい。売れ残りがないのですから工夫は仕入れ価格動向だけです。

これからの気候次第では急激な出荷で需給も若干締まる傾向もありそうです。

今年の灯油ビジネスは「量よりも質」となっています。販売量はともかく収益はしっかりと取れそうです。

SSビジネスは立地条件や色々な条件で販売傾向が大きく変化するものです。
昨年度このブログで紹介した群馬県高崎市のショッピングセンター併設の向かい合いのセミセルフSS、一方はコスモ系元売販社、片や商社系Meの対決はいつも価格が全く同一で現在122円です。洗車施設も無い商社系が圧倒的に有利でいつも給油待ちが並んでいます。素晴しい洗車施設まで備えた元売系SSがガラガラなのはなぜだろう?。

商社系のMeは消費者からみたら、PBとも言える看板ですよね・・・
セミセルフとはいえ給油スタッフが6人もいて、テキパキと給油だけに専念しています。もちろん油外商品なんて売る暇も無いはずです。
激戦地ではもはや元売のブランド力という神通力も通じない時代なのでしょうか。

セミセルフで給油して、洗車専門センターへ行くというパターンが定着しつつあるようです。

もう少し注目して、ポイントを摑んで見たいと思います。

今年のテーマ・新たなビジネモデルの模索

2007年01月06日 08時20分39秒 | Weblog
ゆきんこサポートセンターはご承知のとおり「灯油配送管理システム」の日本の草分け企業です。

そして、軽油税納税システム「D-TAX」も日本で最初の軽油税納税に関する軽油税特別徴収義務者向け専門ソリューションです。

そして、現在は石油業界に特化したERPソリューション『ペトロマスター』の開発を完了し販売を開始しています。

いずれも、石油流通ビジネスに特化した非常に専門的なソリューションとして、大手企業様を中心に高い評価を頂いております。

我々のコンテンツはどちらかと言うと石油流通企業の核となる専門的な分野でしたから店頭オペレーションとは一線を引くプロ仕様ともいえるものでした。

次の段階として既存ユーザー様からのアイデアやご要望を取り入れながらSS店頭をビジネスステージとする全く新たなビジネスモデルの開発を検討中です。

とにかく固定的な顧客を抱えているSS業界ですからその可能性は無限です。いままでの発想とは全く異なる「切り口」で考えていますが、基本としては石油ビジネスの品位とダンディズムを大切にしながら新たな提案ができるよう鋭意努力しています。

私自身、石油業界の真っ只中で生きてきましたので、現在のセルフ化の波や油外収益の方向性について若干のこだわりを持っています。果たして何ができるのか、どんな可能性があるのかについては全国のSS運営企業が苦しみ模索しています。

もちろん既存のビジネス展開を行いながらの開発となりますから時間も掛かるはずです。

SS業界の皆様と一緒に考え、模索しながら開発を進めてまいります。
よろしくお願い申し上げます。