ゆきんこブログ

月刊ガソリンスタンド誌
『変化と試練が、人と企業を強くする』
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2018年。新たにスタートするSSビジネスモデル

2018年01月10日 10時35分58秒 | Weblog

昨年あたりから、SSリテールにおける系列回帰の動きが急速に進んでいるように感じます。
業転玉の流通減少や市況というよりも、
これは、むしろリテール業者側のマインドの問題なのかもしれません。
石油業界におけるPB(プライベートブランド:無印)経営のメリットが薄れてきたという事でしょう。
経営の視点が仕入調達の仕切り価格にばかり偏っているようでは時代の変化に置いていかれるという懸念なのかもしれません。

しかし、経営力のある企業は独自のシステム強化や見直しを図ることで独自性を強めています。
これらの動きは系列POSなどは系列の優位性を活用しつつ、
データ活用の面ではクラウドや自社サーバーなどを併用しながらビッグデータとしての活用を目指すという新たな方向性です。
確かに、この方法ならば系列システムの優位性を活かしながら企業独自の展開が自由に図れます。

すなわち、POSのシステムなどは既存の物であっても、データそのものの活用を工夫することですごいことが出来そうです。
例えば、系列計算センターで請求書を作成していても、データの蓄積期間は限られている訳ですから、
過去データなどはペーパーベースでしか残っていない企業が多いため、
顧客管理や販売戦略の立案などの際に役立ちませんね。

請求書作成に関するコストが安いだけでは、通用しない時代となってきました。
例えば、前年の売り上げ実績の顧客別、商品別、などをはじめとする生データが蓄積されており
しかも、エクセルなどで書き出せて、瞬時に検索や集計分析できれば圧倒的に優位です。

これは、現在の先進的なシステムにより非常に簡単に可能となるわけですから
企業としての独自性などもスピーディーに発揮できます。

系列システムとの融合により
今まで、できなかったことができるようになるわけですから利用しない手はありません。
これにより、SS店頭の油外販売などの支援ツールも不要となるはずです。

ご興味のある方は
ゆきんこサポートセンターまでお問い合わせください。
いよいよ、本年から本格リリースをスタートさせます。