裏ユキヒロック

ロックとバイクとラーメンが大好きだ。

007 Tomorrow Never Dies

2009年08月05日 | 映画・TV
映画「007シリーズ」

正直に言うと、決して自分から手にとって観ないシリーズです。

それは恐らく、音楽で言えば「ビートルズ」のような存在で、
いつでもどこでも聞こうと思えば、聞ける「安心感」がそうさせます。

007も、例えばテレビだったり、
いつでもどこでも観ようと思えば観れるという安心感が、
良い映画だとわかっていても、率先して、自ら観ようとは
思わないのかもしれない。

「安心感」ってのは確かに大事だけど、マンネリやツマラナイにも
繋がるのは致し方ない。

今回は、友人からお借りしたDVD。

「007 Tomorrow Never Dies」

1998年日本公開映画となってるので、もう10年前の作品。

建築の専門学校へ通ってた頃、世界建築の授業で、
この007シリーズを観る授業があった。
何せ、世界の主要な建物でロケされているので、
建築学的にも教材として使える。

自動車好きの友人も、ボンド・カーとして多く登場する
アストン・マーティンやロータス、BMWを観たいが為に、
007は観ている人もいたりして、
なかなか、ファンの層や、要求は幅広い。

結局、どんな映画になろうと、絶賛と酷評は免れない。

今回の「Tomorrow Never Dies」のジェームスボンドは、
ピアース・ブロスナンで、僕等の世代としては、
ボンド役としては、甘すぎて軽薄すぎる感じはするけど、
ロジャー・ムーアの次にシックリくる感じ。
(ショーン・コネリーの頃は、生まれる前なので知らないし。(笑))

軽いと言うか、スピーディーと言うかは、
言い方の違いですが、これぞエンターテイナー!な作りで、
タイトル上、二度死んではいますが、w
「007は絶対死なない!」ってのがわかっているのに、
ドキドキさせるのって、相当難しいと思うのです。

シリーズものに付き物の「お約束」も、
外してはいけないのもポイント高い。

今回も楽しみのひとつであるQの作ったボンド・カーは、
BMWで、なかなか良い活躍をするが、
ロジャー・ムーア時代のように、水中に潜ったりはしないので、
リアリティーがまったくない訳ではないのが、
寂しいやら、嬉しいやらです。

もともと、「何でドイツ車やねん!」というツッコミ処もありますが、
バイクのシーンも面白かったです。

やっぱ、なんだかんだ言っても、他の映画に比べると、
全てのレベルが高いですねぇ~。

2時間 飽きさせないもんなぁ~♪

新作コーナーに観るべき作品が無い時は、
007シリーズを手にとるのことは、
アリか、ナシかで言えば・・・アリ!ですね。

最近は少なくなってきましたが、バス旅行などで、
バスガイドさんが用意してくれる映画、
寅さん、必殺仕事人、釣り馬鹿の次くらいに、
007シリーズいいんじゃなかろうか?

いや、バスの中で見たい映画の洋画部門で言えば・・・1位ですね。

単純に面白かったです。 なんか、スッキリしたぁ~って感じ。

でも、最近、いくら「殺しのライセンス」を持っていたとしても、
兵器の性能が上り、益々エスカレートしていくばかりの
戦闘・アクション・シーンのせいで、バンバン虫けらのように、
人を殺し過ぎなのではないかと思うのは、私だけでしょうか?

あと、この映画のポスターが、ありがちなB級アクション映画っぽすぎて、
損をしてると思う。

観たらみたで面白いのになぁ~♪