奉仕の心や相互扶助の精神、ゴミを拾う環境美化的なことをしたい!というのは、
とても良いことだと思いますが、どうも世の中、本末転倒になってる運動や活動ってのがあるようです。
アルミ缶のリングプル(飲み口のフタの部分)を集めて、車椅子を贈ろう!みたいな活動がありますが、
当初はプルタブと呼ばれる、缶と飲み口のフタが離れてしまう構造だったので、ビーチなどで怪我をするような事故もあり、環境保護・環境美化を目的にプルタブを拾うことが目的だったそうです。
拾ったプルタブをリサイクルして何か役に立つことが出来ないか?ということで・・・「そうだ!車椅子を贈ろう!」って言う流れだったらしいです。
しかし、現在はご存知の通り、アルミ缶と飲み口のフタは故意に切り離されない限り一体になっている「ステイオン」タイプなので、同じアルミ缶のフタだけ切り離して集める必要性が全くなくなっているのだそうです。
アルミ缶自体を集める方が凄く効率的。ただし、ボトルタイプのアルミ缶のフタを集めることは意味があって、アルミのリサイクル回収率もそのボトルタイプのフタが回収されない分、減ってしまってるそうです。
なので、やるならそちらをやるのは良いことかもですね。
もうひとつ、ペットボトルのキャップを集めて、発展途上国の子供たちのワクチンに変えよう!って言う「エコキャップ運動」。
リングプルのようにこれは本体のボトルから外れてしまう構造ですので、環境美化という意味では良いことなのかも知れませんが、キャップの素材がポリエチレンやポリプロピレン、色の違いを分別し、キャップの汚れ除去などに必要なエネルギーや人件費が上回ってしまうので、環境保護にはなっていない。ただし、キャップを拾うことは環境美化としては意味があると思われます。
更にこのシステム上、輸送費の問題があって「エコキャップ配送サービス」(佐川急便)を利用すると、20枚入り1,350円(1枚あたり135円)で提供されるポリプロピレンの袋を買い、1袋約6キロ(2,400個)のキャップを420円で発送することになる。
キャップ6kg(2,400個)で得られる寄付金額は60円であり、この額の約9倍の金額を輸送業者と協会に支払う必要がある。
つまり、輸送費を寄付した方がはるかに多くのワクチンを購入することが出来るし、ましてや、最初から60円の寄付金を集めた方が良いじゃん!と、ビートきよし・・・ちゃう!たけし さんが発言されたことがあったそうで、「確かに!」ってやつです。寄付は現金が一番効率良さそうです。(^_^;)効率だけを言えば・・・ですけど。
また、主催の運営費も膨大で「エコキャップ推進協会」の矢部信司理事長は週刊ポストの取材に対し、2013年9月〜2014年8月期の収入約9,000万円の使い道について、障害者支援事業(キャップの洗浄・異物除去などの作業委託)に1900万円、人件費が約3900万円、事務所家賃などに約3900万円を充てたと答えた
障害者支援事業は良いと思いますが「事務所家賃3900万円!」もっと安い事務所でええんでないかい?家賃をエコしましょう!って感じですね。
いえ、全てがムダである!とか、あげ足をとりたい訳ではなく、多くの問題点や矛盾を抱えてる事も知った上で、ではどうしたら良いのだろうか?と考えて行動することが大切なのかなぁ~?と思った次第であります。(^_^;)
とても良いことだと思いますが、どうも世の中、本末転倒になってる運動や活動ってのがあるようです。
アルミ缶のリングプル(飲み口のフタの部分)を集めて、車椅子を贈ろう!みたいな活動がありますが、
当初はプルタブと呼ばれる、缶と飲み口のフタが離れてしまう構造だったので、ビーチなどで怪我をするような事故もあり、環境保護・環境美化を目的にプルタブを拾うことが目的だったそうです。
拾ったプルタブをリサイクルして何か役に立つことが出来ないか?ということで・・・「そうだ!車椅子を贈ろう!」って言う流れだったらしいです。
しかし、現在はご存知の通り、アルミ缶と飲み口のフタは故意に切り離されない限り一体になっている「ステイオン」タイプなので、同じアルミ缶のフタだけ切り離して集める必要性が全くなくなっているのだそうです。
アルミ缶自体を集める方が凄く効率的。ただし、ボトルタイプのアルミ缶のフタを集めることは意味があって、アルミのリサイクル回収率もそのボトルタイプのフタが回収されない分、減ってしまってるそうです。
なので、やるならそちらをやるのは良いことかもですね。
もうひとつ、ペットボトルのキャップを集めて、発展途上国の子供たちのワクチンに変えよう!って言う「エコキャップ運動」。
リングプルのようにこれは本体のボトルから外れてしまう構造ですので、環境美化という意味では良いことなのかも知れませんが、キャップの素材がポリエチレンやポリプロピレン、色の違いを分別し、キャップの汚れ除去などに必要なエネルギーや人件費が上回ってしまうので、環境保護にはなっていない。ただし、キャップを拾うことは環境美化としては意味があると思われます。
更にこのシステム上、輸送費の問題があって「エコキャップ配送サービス」(佐川急便)を利用すると、20枚入り1,350円(1枚あたり135円)で提供されるポリプロピレンの袋を買い、1袋約6キロ(2,400個)のキャップを420円で発送することになる。
キャップ6kg(2,400個)で得られる寄付金額は60円であり、この額の約9倍の金額を輸送業者と協会に支払う必要がある。
つまり、輸送費を寄付した方がはるかに多くのワクチンを購入することが出来るし、ましてや、最初から60円の寄付金を集めた方が良いじゃん!と、ビートきよし・・・ちゃう!たけし さんが発言されたことがあったそうで、「確かに!」ってやつです。寄付は現金が一番効率良さそうです。(^_^;)効率だけを言えば・・・ですけど。
また、主催の運営費も膨大で「エコキャップ推進協会」の矢部信司理事長は週刊ポストの取材に対し、2013年9月〜2014年8月期の収入約9,000万円の使い道について、障害者支援事業(キャップの洗浄・異物除去などの作業委託)に1900万円、人件費が約3900万円、事務所家賃などに約3900万円を充てたと答えた
障害者支援事業は良いと思いますが「事務所家賃3900万円!」もっと安い事務所でええんでないかい?家賃をエコしましょう!って感じですね。
いえ、全てがムダである!とか、あげ足をとりたい訳ではなく、多くの問題点や矛盾を抱えてる事も知った上で、ではどうしたら良いのだろうか?と考えて行動することが大切なのかなぁ~?と思った次第であります。(^_^;)