「男には負けるとわかっていても、勝負しなければいけない時がある。」
…食のブレイキングダウン! こと、聖籠にある「ドライブインおやなぎ」さんのデカ盛りなカツカレー。
実は過去に二度の試合経験(回想編)(死闘編)があり、負けてました。
完膚なきまでにやられました。平謝りで店を後にした時の屈辱。
もう自分の中では、完敗を認め、二度と挑戦しないことを固く心に誓っていました。
…が
土曜日、ユキハウスのお仕事が早くお仕事終わったのと、息子のイベント参加の送迎を頼まれていて送ってからまた迎えに行く間、4時間ほど時間を潰さなくてはいけなかったので、二度と挑まないと決めて封印していたドライブイン小柳 カツカレーの三度目のリベンジ・マッチが急に脳裏を過りました。
こないだ、腎臓の検査結果も大丈夫だったことだし。
もう一回、もう一回だけ、挑戦させていただこうと、、、これで負けたら「大盛りユキヒロック」の「大盛り」の冠を外して、これからは「只のユキヒロック」として生きて行こうと背水の決意で挑むことにしました。
なんせ、前回はカツ丼に逃げてた自分。正直、悔しかったのです。
「人生、逃げ続ける訳にはいかない!」
昼の1時をちょい過ぎていたので、「まだ大丈夫ですか?」と聞きながら、恐る恐る、カウンターに座ると、頼んでいないジョッキのウーロン茶が登場で…
いきなりのスリップダウン。(お約束の「えー!?頼んでないんだけど~」)
もちろん、カツカレー(普通盛り)1100円。
ちなみに、大盛りは同額ですが残すと倍料金(2200円)。
素人が絶対に頼んではいけないメニューです。
すり鉢の中に、ご飯がぎっしり押し込まれ、零れんばかりのカレーが掛かり、その上に厚さ3センチくらいのトンカツが「ドドドドドドドドド」とジョジョの奇妙な冒険みたいに乗っかってます。
敵は本丸カツカレーだけでなく、脇を固める「豆腐(冷奴)」と、不必要に具沢山「味噌汁」の布陣がまた、厄介この上なく。
サブキャラだとナメて掛かると痛い目に合います。
スリップダウンした上に、馬乗りになられ、厚み約3センチのとんかつで、ボッコボコに殴られてるような、カツカレー。
「殴られてる方はもちろん痛いけど、殴ってる方だって、きっと痛いんだ。」
柏崎の萬来食堂のカツカレーより、私はコチラの方がキツイと思います。
あちらは山、こちらは谷。 山は崩れますが、谷は零れるまで満タンに詰め込まれます。
ちなみに、大盛りはこのすり鉢の谷の上に、更に山が成形され、別丼(ラーメン丼)に、たっぷりの別カレールーが付きます。(すり鉢自体も一回り大きいのかも?です。)
その点、プロは凄い!
おごせ綾さんのドライブインおやなぎのYouTube。。。ぶったまげました。これからは、カツカレー・ニキって呼びたいです。
これは素人さんが不用意に手を出してはいけない領域です。サンクチュアリっす。
15分くらい先にカツカレーを食べ始めた隣の席の人は、カツ二切れ分の面積を残したところでスプーン止まったまま、20分くらい動けなくなっていました。
2回目のチャレンジした時の私と同じくらいの状況でした。
ドラゴンボールのベジータの声で言いますと「あなた、とっくに10カウント鳴り終わってますよ。」
スラムダンクの安西先生の声で申しますと、「スプーンを止めたら、そこで試合終了ですよ。」なのです。
今回で得たコツをご紹介。(ご紹介されてもねぇ~♪)
一、ジョッキのウーロン茶は極力飲まないこと。
一、豆腐と味噌汁は後回し。とにかくカツとカレーを喰い進め!
一、カレーは噛まないで飲み込まないとすぐに満腹中枢やられます。なるべく噛まずに飲み込もう!(カレーは飲み物、飲み物。)
三度目の正直でなんとか完食できたので、これで心置きなく、ドライブインおやなぎさんのカツカレーを卒業することが出来ます。
先生、ありがとうございました。
山口百恵さんが、引退時にステージにマイクを置いて去ったように、私もそっとスプーンを置きます。
ごちそうさまでした。。。。。