畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

野菜、野沢菜のルーツは

2014-09-16 04:25:21 | 野菜

 先日、マックスを伴って山の畑へ行き、「野沢菜」の種を播きました。
こんなに手のかかる、マルチシートを張っての栽培は馬鹿で手間暇を惜しまないスベルべの仕事の特徴。


 すでに芽を出している一回目の種と、少し違う今回の種。
「蕪菜原種」とも「健命寺」共に興味をそそられる言葉で、ついさつま芋苗を求める「福井屋」さんで買った物。


 種袋の裏側には「てら種子」の大きな文字が印刷されている。
ネットで調べたところ、「健命寺」の僧が京都に修行に行き、帰りに持ち帰った「天王寺蕪」がルーツだとか。

 京都では、もちろんですが蕪を食べるための「天王寺蕪」が、僧の思惑に反し蕪が育たず葉茎が大きく育った。
それを漬物として食べたと言うのが、「野沢菜」通称「蕪菜」の由来らしいですね。

 不思議な事に、この辺りでも栽培の北限は「小千谷」だと言います。
但し、小千谷を含んで栽培可能なのか、小千谷では出来ないのかまでは未確認。

 確かに長岡辺りまで行くと、栽培できずあちらでは冬季に食べる漬菜は「杓子菜」だと言います。
野菜、いや植物の不思議なところですね。


 一回目に播いた野沢菜は、既に芽生えて薄緑色を見せてくれています。
何故、スベルべがこんな手のかかる仕事をするかと言うと、漬ける際の野沢菜洗いを楽にするため。


 普通に、土だけの平畝で栽培すると雨で土が跳ね返り蕪元に入ってしまう。
その土を、野沢菜を折らないように洗い流すのは至難の業。

 その昔、両親は塩水を張った桶に野沢菜を一晩入れ、しんなりとした柔軟性を持たせて洗ったりしていました。
それに比べると、マルチ栽培はさっと水でゆすぐ程度で、土やゴミなどの汚れは落ちてしまいます。

 ま、生来優しいスベルべトーちゃんは主婦の苦労を軽減する工夫をしたって事です(笑)。
長い畝、二畝だとかなりの収穫が見込めます。

 本格的な「野沢菜漬け」で無くても、洗った後食べる長さに切って漬ける簡単な「切り漬け」も有ります。
どうぞ、皆さんスベルべ優しさのこもった「野沢菜」通称『蕪菜』をお食べ下さいな。

 野ウサギよけに、ぐるりと緑色のネットが張り巡らせて有ります。
先日、植えたばかりの白菜が一畝全て野ウサギに食べられてしまいました。

 仕方なく、ホームセンターで苗を購入して植えてネットを張り巡らせたのでした。
所が、周囲を全て張らず、野ウサギの侵入方向にだけ張り、様子を見たのが大間違い。

 なんと、ウサちゃんはネット伝いに歩き回りネットの張っていないところから侵入しました。
一畝の半分程度の被害で気付き、今度は全周囲に張ったと言う訳です。

 ネットは昔、スイカのタヌキの被害防止に買ったものだから良いけれど、苗を二回も買ったのは痛手。
なお、まだ設置していないけれども万一を考えて「電柵」、アニマルガードも買いましたから大出費でした。
コメント (2)
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