幸隆の国から

歴史の跡、自然、いい湯などを訪ねて出掛けたときの記録。
また、四季折々、日々の雑感です。

コトコトコットン、水車は回る

2023-02-23 | 日記

この動きを見ていると、しばらくは飽きることがない。

ふるさと村(東京・小平市)にある水車である。

直径が3m弱ほどであろうか、水の流れを受けてゆっくりと回る。

おそらく、水車の回転を速めるには、水路に流れる水量を増やすのであろう。

 

水車小屋の内部を見ると、太い心棒(回転軸)の先端に木製の歯車が取り付けられている。

心棒にある歯車を移動させ、水平に回るもう一つの歯車に嚙合わせるようになっている。

歯がかみ合うと、歯車についている「石臼」がまわり、上から落ちてくる穀物を挽いてくれるというわけである。

「粗びき」にするか「細かく挽くか」は、上から落とす穀物の量で調節らしい。

 

このほかに、米などを搗く杵(きね)がある。

こちらは、杵を上下させ穀物を搗く部分である。

 

いずれも、セットさえしておけば無人で働いてくれる「精米機」であり「製粉機」である。

例えば、朝「小麦」をセットしておいて、お昼休みに「小麦粉」を回収する、というように利用出来たはずである。

昔は、村にある何か所もの水車小屋から、コットンコットンと音がしていたのであろう。

消費電力はゼロである。