como siempre 遊人庵的日常

見たもの聞いたもの、日常の道楽などなどについて、思いつくままつらつら書いていくblogです。

軍師官兵衛 第27回

2014-07-08 22:29:44 | 過去作倉庫11~14
 今週も引き続き良かったと思います。高松城の水攻めの本番より、仕込みのほうを丁寧にやったのがけっこう効いていました。
 先週・今週と出来が良かったので、いよいよ、信長退場後の後半は、いままでと違ってグッとよくなる(それでも神作品になるとまでは思ってませんが)期待が高まっています。幻想かもしれないので、まだまだ見守りたいと思いますけど…。それにしてもなんなんでしょうね、このバラつき、というか出来不出来の一貫性のなさ。どうしても、クレジットされる脚本家以外の人が複数で手掛けている疑問がぬぐえませんが…。
 まあ、そんな根拠のない憶測はどうでもよろしいので、良かった回はよかったで、素直に楽しみたいと思いますよ、ワタシは。多少退屈なのも、勘違いした脚本家が斜め上の方向に暴走するよりは若干マシだと思いますからね、ええ。同じつまんないならネタとして笑えた方がいいとかは、あまり思わない人間なので(大河ドラマに関しては)。

第27話「高松城水攻め」

 今週のみどころその1は、城将清水宗

 いよいよ高松城を囲む堤の工事が完成し、水が引き込まれます。高松城はあっというまに床上浸水。兵糧や武器弾薬を避難させるのに大童になりますが、それ以前に、籠城したくなくても籠城状態になって、手も足も出なくなってしまいます。
「つぎは戦場でお会いいたそう」と、いかにも戦国大河の紋切り型の啖呵を切って官兵衛(岡田准一)を追い返した清水宗治(宇梶剛士)ですが、戦場でお会いいたしたくても、会うに会えない状況に。
 ネゴシエーターの安国寺恵瓊(山路和弘)が秀吉(竹中直人)の陣営に和睦の打診にきます。官兵衛は思いっきり腹黒く、五か国割譲という案を出しますが、かなり切羽詰まっている恵瓊は「よろしい、わたしの一存で条件を呑みましょう」と。
 といってもこの怪しいネゴシエーターにはさんざんダマされてきたので、官兵衛は、後日、毛利本陣へお返しのご訪問をします。そう、これも大河ドラマの様式のひとつである「主人公、丸腰で単身、敵陣を訪問」というやつですね。
 つってもこの「丸腰訪問」を、ことしの主人公はホイホイ気軽にやりすぎる気がする…。こういうのは一種のテンプレなので、全編で1度か2度、ここぞというところに入れればいいんですよ。それをいままで何度やったことやら…。こういうところにも、既成テンプレを簡単に使いすぎることしの大河の悪い癖がみえるのですが、まあ、文句言い出すときりがないからいいや、それは。
 官兵衛は実質総大将の小早川隆景(鶴見辰吾)に会い、例の五か国割譲の件を、総大将代理の口から確約をとります。といってもこの分捕り交渉は、いちおうクリーン官兵衛の建前上は「それが目的ではない」っつうことになっていて、危険を冒して丸腰でやってきたのは、あくまで「清水宗治どのをすくいたいから」と。
 まあこういうのも、たいがい甘ったるい感じがするけどね…。なんで救いたいかの根拠があいまいで、単に人柄が好きとか、殺したら夢見が悪いとか、人間どんな状況になっても生き抜かなくてはダメだ!的な、あくまで主人公を汚したくない、きれいごとの匂いが漂うのがいただけません。
 そんで安国寺恵瓊は、こんどは高松城にいき、清水宗治に面会して「毛利をうらぎってくれ」といいます。あなたが裏切って織田に転んだという形にすれば、高松城は助けられるしあなたも助かる、こっちもサクサク織田と和睦できるので大だすかり、というわけですが、考えてみればひでえ話ですよね。
 ですが、男・清水宗治は、「もともと生きているつもりはないので…」、和睦のお邪魔になるなら喜んで死にますけど、裏切って生き延びたという汚名は着たくない。自分の美意識に任せて潔く死にます、といって裏切りの提案を拒否します。
 このくだり、宇梶剛士さんのキャラと演技力に寄りかかってどうにかオチがついたけど、これは好漢・清水宗治がまったく生きないエピソードのさばき方だったと思います。「裏切り」という行為についての評価が、荒木村重のときからそうだったんだけど、その場その場で許しがたい背徳行為になったり、方便として認められることになったりと、一貫しないからでしょうね。裏切ってでも生き延びるのがそんなに結構なことなら、ええっ、村重や小寺政職はなんであんなひどいことにされたのよ、となっちゃうもん。
 まあ、柔軟にいろんな見方ができるのは悪いことじゃないけど、それもある程度、主人公や主要人物のポリシーに一貫性がありませんとね。その場その場で行き当たりばったりに変わるじゃなくて。


今週のみどころその2は、明智光秀の裏切る理由

 これは織豊もの大河ドラマの定番中の定番のエピソードなのですが、今回は斬新でした。光秀裏切りの定番、家臣の面前でキンカンアタマと罵倒されたり足蹴にされたりとか、朝倉義景の髑髏杯で一気飲みを強要して座興にされたりとか、人質にだしていた実母を信長の都合で殺された、みたいなあやしげな怨恨エピソードを一切いれなかったかわり、きわめて真っ当な、それゆえに意表を突く動機を持ってきて、これはよかった。
 いよいよ、光秀を操縦して信長(江口洋介)の排除を画策する朝廷の使者・吉田兼和は、光秀に「噂ですけど…」と吹き込みます。自らの領地・近江坂本と丹波の召し上げを信長が計画していると。
 ショックをうけた光秀は、信長様のところにいって問いただすのですが、信長は例の俺様節の絶好調。「ユニセフの世界のこどもの絵」みたいな世界地図の屏風をバックに、オレは世界進出する、ビッグになる、この俺様に日本なんて小せぇんだ、近江坂本とかカスみてえなもんでメソメソしてんじゃねえYO!みたいなことを吹きまくり、さらに「オレは天下布武ができたらこの日の本をつくりかえるからヨ」といい、その作りかえる方法を、
「*@%$*&*@…」
 これに光秀はショーゲキを受けます。後ろにのけぞって「そそそそそれだけはなりませぬ!!」と声がひっくり返るくらいのショーゲキをうけます。
 まあ、内容はだいたい想像がつくんですけど、せっかくですからこの伏字の内容は、次の次の回くらい、だいたい光秀の三日天下のへんまでは伏せたままにしておいた方がよかったと思います。その方が、べつに大した内容じゃない駄法螺のたぐいにしたって「一言が天下を動かした」的なドラマチック感じがするじゃないですか。
 まあ、どうせネタバレするにしたって30秒後はないよ。伏字にした意味もないじゃない。せっかく、めずらしく斬新なアプローチなんだから、こういうのこそ大事に扱って盛り上げなくちゃさあ。

今週のみどころその3は、なんだかえらく老けた家康登場。

 このときは38歳とか9歳とか、そのくらいだと思いますが、若き徳川家康(寺尾聡)が登場します。
 大河ドラマの秀吉や家康は出演シーンのインターバルが長いので、晩年にちかい実年齢の役者さんを人選し、最初のほうは相当に無理なメイクをしてしのぐが定番のアプローチなのですね。ですから、ドラマ前半ではテカテカに塗りたくって若作りしてても、それはそういうものとして、ある程度広いココロで見られるんですが、今回のように最初から若作りをせずに晩年の姿のまま登場するというのも珍しい気がします。
 でも過去作を見るに、家康っていう役は、古希も近いような大ベテランが演じるよりも、40代~50歳前後くらいで、そのまま最晩年の家康も演じられるくらい存在感と演技力のある人が理にかなってる気がします。「独眼竜政宗」当時の津川雅彦さんなんか、年回りも脂ののり具合も、家康として最高だったと思いますよね。
 まあそんなことで今週の寺尾さんの家康に関しては、いきなり老けててびっくりした以上の印象はないんですけど、近年の大河ドラマって、あれですね、こういうパターン多いですよね。どういうパターンかというと、トメクレジット級の役を、役年齢を無視して大ベテランをポイッとキャスティングしてしまうことです。
 去年の「八重の桜」の西田敏行さんとか、「それはねえだろ」とさんざん文句いったもんですけど、「龍馬伝」の松平春嶽役の故・夏八木勲さんなんかもいい加減だった。家老とか大殿さまとか、家康とか、渋そうな印象の役には「重厚なイメージを考慮して」渋い見た目のベテランをつける。ってこれは、どう考えてもマンガ思考だと思いますけど(だって松平春嶽なんて30代なんだよ)。
 そんなイメージ先行より、家康なら「政宗」の津川さんがそうだったように、どっかの信用金庫の副支店長みたいな感じで登場した家康がだんだん存在感を増していき、気が付けば圧倒的な壁として立ちはだかる、といったような、脇役や悪役なりのビルドゥングスロマンとして見たいですよ、わたしは。
 まあ寺尾さんにそんなに文句あるわけじゃないけど。でも「政宗」みたいな重層的な群像劇はもう見られないのかな、と思うとガッカリします。大河ドラマが脚本の筆力不足で俳優の個性にばかりたよってしまい、かつてのような見ごたえのある群像劇に見えなくなったところに、劣化した大きな原因があるように思うのは…わたしの思い込み?

今週のみどころその4は、超悪趣味な信長秘宝館と死亡フラグの乱立

 ははははははは(力なくわらう)
 まあ、いいですよこういうのも。あのけばけばしい赤いシャンデリア。お母様の土田御前との唐突な和解。一緒に旅行に行きましょう温泉に行きましょう、戦がおわったら、とかなんとか。そんで「オレは世界の王になる」、「海は広いな大きいな、いってみたいなよその国」節。
 もうこういうところが大河ドラマのセルフパロディだっていうんですよね。真面目にやってるとはとても思えない。新手の大河ドラマギャグとしてネタ提供してるようにしか見えないコテコテの盛りようでしたけど、これも今週で終わりかと思えば、我慢する気力もでてきます。
 あとは、来週の本能寺でどんだけバカみたいに盛り上げてくれるかですが…あんまりそういうの笑いものにする元気も残ってないなあ。どう頑張ってもあの「天地人」の、上杉謙信の幽霊が出てきて信長に説教して本能寺が大爆発して吹っ飛ぶという、空前絶後のネタ本能寺を凌駕できるとも思えないし、むしろ、この上ネタみたいなことやってもらっちゃ困る。ここまでで充分、悪い意味で大河ドラマの信長の歴史を塗り替える信長だったのですから
 ということで、もしかしたら昭和58年の「徳川家康」いらいの「なにも変なことしないふつうの本能寺」が見られるかもしれない期待をいだきつつ、次週につづく。

また来週。ではっ!


10 コメント

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意外なつながり (じゅでぃ・すみす)
2014-07-10 23:18:45
私としては、今週は前2回に比べたら、今一つな感じでした。
理由としては、又兵衛が帰ってきて、喜ぶ恭平じいちゃんや、嫁姑で温泉旅行を約束してしまう、ファミリードラマもありますが、なんといっても、光秀が「信長を討つ」と言うことを息子と家臣に告げた時の二人のリアクションが、全くなかったことなんです。、「誠でございますか?」とか「ついにご決断を?!」とか、驚愕反応でも既定路線反応でもいずれでもよかったので、何らかのリアクションがあればよかったと思うんですが、完全にスルーされてしまったので、なんだかとても薄っぺらなシーンに思えてしまったんです。折角なのに、残念でした。

あと、突っ込んでしまったのは、あのおにぎりシーン。あの時代って、あんなに白米100%のおにぎり、食べませんよね。折角、セットにリアリティを出すためにあれだけお金かけてるんやったら、おにぎりを雑穀米にして欲しかったです。

ところで、あのお公家さん役の人が、あまりにも京ことばが下手やから、「この人、関東の人やわ」とウィキってみたら東京の出身の方なんですが、なんとバレエダンサーの堀内元さんのいとこさんやったんですね。どーりでどっかで見たことのある顔やなあとちょっと驚きました。

来週の本能寺の変、普通にオーソドックスにやって欲しいですね。私としては、やはり役所広司さんの信長が、欄干に足をかけて槍で防戦しているあのシーンがものすごく印象に残ってて、あーいう風にシンプルにやった方がいいよね、と思ってる人です。そして、それを受けて、ダーク官兵衛がダークに動いて欲しいなあと願っています。

来週も、よろしくお願いします。
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役と年齢 (もも)
2014-07-12 11:38:13
信長の俺様節の感想、ネタバレが早過ぎの展開も含めて面白くで同感です。
俳優さんの年齢が上過ぎの件も、確かに。
そろそろ杉本哲太さんや生瀬さんあたりの年齢の俳優さんが家康をしてもいいのでは?
隠蔽捜査に出ていた俳優陣は良かったですけどねえ。
お名前忘れましたけど、所轄刑事役の北海道で有名なあの俳優さんなんて、いっそのこと秀吉をやってもらいたい気がします。
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公家ことば (小紫)
2014-07-12 19:09:43
あのお公家さん役の俳優さんの喋り方、私は関西弁のネイティブではありませんが、やはりおかしいですね。
想像するに、公家ことばは、関西弁の中の京ことばの一部であるのに、基礎になる京ことばにまで手が回らず、ほぼ標準語の土台の上に公家らしい語彙やアクセントの語だけを乗せようとしているせいで、ああいう喋りになっているのかしら、と…。
ああいう役のキャスティングには、まず基本の京ことばが自然に話せることを基準にして選ぶか、そうでないなら、ことばを徹底的に訓練しマスターしてから出てきてほしいと思いますが、実際には難しいのでしょうか?

本能寺前夜に、瑣末な話題でごめんなさい。
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関西弁 (あおあお)
2014-07-12 19:51:11
私、日常語は関西弁です。
TVドラマでイントネーションのおかしい関西弁を聴くと「喋れへんなら、使わんとけばいいのに...」と思います。

お公家さんのしゃべり方は、本当にオカシイです。同感です。あれをオカシイと思わない方々が、このドラマを作っているのですね。

方言の使い方は、役者の役に対する覚悟というか..向き合い方を如実に現していると感じます。

子供のころ、今は亡き中村勘三郎さんや、石坂こうじさんの関西弁をTVで聞いて、この人達は関西出身だと思っていましたが、お二人とも、東京出身でした。
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本能寺への布石 (tertullian)
2014-07-13 15:43:21
こんにちは。いよいよ本能寺が迫ってきましたね。ただ、織田家の陪臣である官兵衛が、有岡城の一件以来信長をどう思っているのか、それを示してくれる場面が全くないのが気になります。たとえば、官兵衛と秀吉、あるいは黒田家中の非公式な会話の中で、「近頃の上様のなされようはいかがなものであろうか」、とか、「織田家の行く末が案じられる・・・」とか、「明智どのもご苦労が絶えぬことだ・・・」などというやりとりがあったわけでもない。安国寺の口を借りて「信長の天下は長く続くまいよ」などと官兵衛にささやかせるわけでもない。せいぜい竹中半兵衛が生前、「秀吉こそ天下人にふさわしい」と考えて、その思いを官兵衛に託していたという程度。
本ドラマにおいて、本能寺の変が秀吉にとって晴天の霹靂であった、という描かれ方は妥当であろうと思います。しかし官兵衛にとってはどうなんでしょうね。あわてふためく秀吉を前に、落ち着き払って「この官兵衛におまかせください」と言うんでしょうか?今までの描写だとそれはいまひとつ説得力に欠けるような・・・。まあもしかすると一旦は秀吉といっしょにパニクってから、すぐに冷静になって事後策を練るということなんでしょうか?いずれにしても今晩はちゃんと見届けようと思っています。
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ふつーの本能寺を! (庵主)
2014-07-13 19:41:50
>じゅでぃ・すみすさん

お公家言葉がヘンだと思ってる方は多いんですね。
関東の人間だと、こんなもんかなと思っちゃうとこがありますけど…。わたしは、公家関連は関西風アクセントもやるなら、お歯黒とか白塗りも全部やってほしいと思う派です。どうせ適当ならなにもしないほうがいい。

>堀内元さんの

え、そうなんですか!
堀内家は、お姉さんの堀内かおりさんと、弟さんの充さんと、バレエ一家で活躍してらしたけど。アートなご一家ですねえ。

前にもどこかで書きましたが、シンプルでオーソドクスで、珍妙な演出をしない本能寺の変って、「徳川家康」いらい無いんじゃないか…と思ってます。
こんやはどうかわかりませんが、珍妙な本能寺は極めつくしたと思うので、せめて最後くらいは、久しぶりにシンプルで王道的な本能寺を、と私も希望。
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年齢問題 (庵主)
2014-07-13 19:47:24
>ももさん

家康の老けっぷりは、みなさん突っ込んでらっしゃるけど、やっぱり変ですよねえ…。

「秀吉」で西村雅彦さんがなさったのは、年齢的にもよかったんですよね。もっともあのときは竹中さんも若かったからなー。

ほんとは、年いってても50才くらいにしとくべきなんですよね。
杉本さんとか生瀬さんくらいがちょうど!
再来年の「真田丸」はどうなるかわかりませんけど、ちょっとそのへん期待してます。
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公家言葉問題 (庵主)
2014-07-13 19:53:16
>小紫さん

お公家さんと言う役柄は、大河ドラマにはかならず出てきますから、ホントは方言指導の一部門を確立して、大河ドラマのたびにきちんとコーチをつけて習う、くらいしてもいいはずなんですよね。

じゅでぃ・すみすさんへのレスでも申しましたように、わたしは、そこまでやるならメイクも全部徹底してほしいと思うので、半端な公家言葉やメイクならやらないほうがいいと思う派です。
「太平記」の藤木孝さんなどは、特にメイクや関西風アクセントなどは無かったのですが、お公家さんの面妖さが、匂い立つように出ていましたから…

でも、確かに普通の言葉に語彙やアクセントだけのせるから、へんな「なんちゃって公家言葉」で定着してるというのは同感(^_^;)
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方言問題 (庵主)
2014-07-13 21:31:57
>あおあおさん

>あれをオカシイと思わない方々が、このドラマを作っているのですね。

ですねえ、私、西日本に縁者のいない関東の人間なので、ほんとにピンとこないところではありますけど…
逆に、稀にですが関西出身の俳優さんの江戸言葉などは「んっ?」と思うことがあるんですよね。生瀬さんが勝海舟を演じたときは、「あー…」と思うことが(ごくわずかですけど)ありました。

まあ、でもあれはフランス語のリエゾンみたいなもので、関西圏の人には出来ないと思います。逆に、関東出身の人には出来ない関西独特の発音発声も、いっぱいあると思います。

だから、かなり覚悟を決めて方言に取り組んでいる俳優さんを見ると、正確とかそうでないかを越えて、ネイティブでも感動することってありますよね。
ほんとに、役に対する向き合い方が出ると思いますわ。
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官兵衛の反応は (庵主)
2014-07-13 21:37:42
>tertullianさん

>有岡城の一件以来信長をどう思っているのか、それを示してくれる場面が全くない

たしかに無いですね。

でも、個人的には、官兵衛が信長にかなり複雑な、憎しみに近い感情を持っているのではないかと、想像の余地があるのはいいと思ってます。
むしろ、有岡城のことなど無かったことみたいに、涙を流して在りし日の信長を回想たりしたらどうしようと思ってたんですが、そういうのはなくて、むしろ信長の死に対しては極めてドライで、あまり感傷もない感じで、それはとても良かったかと。

どっちにしろ、(江口さんには申し訳ないけど)信長がいなくなったら、いらないものが無くなってドラマ自体もスッキリし、うまく転がりだすんじゃないかなーと期待してます。
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