3月最終週は、大河ドラマの定点観測ポイントなのですが、1クール目のピリオドにあたる回は次週、第13回(4月第1週)にずれ込むようです。まあ、そのあたりはエピソードの都合で多少前後しても全然かまいません。ようは、「主人公が大人に旅立つ」という明確な一線が、インパクトのあるエピソードで引かれるのが大事です。
男主人公の場合は、父や父的存在の人との別れがここに来ることが多く、死別、または別の土地での . . . 本文を読む
なんかこれもしょっちゅう言ってる気がしますけど、優れた大河ドラマは、放送同時期の突発事件とふしぎにシンクロすることがある。これも大河を見る楽しみの一つではあります。
これが実は優れたドラマだけのことではなく、駄作でも、というかむしろ突き抜けた駄作だからこそおこる、ということを、去年の「花燃ゆ」はなんども実演してくれて、もう無かったことにして闇に葬るのが一番なような作品だけど、そういう意味では価 . . . 本文を読む
話数2ケタに入る第10回は、大河ドラマの定点観測ポイントとしても重要な回といえます。過去、駄作と見放したものかどうか判断が微妙な作品については、「第10回まで見てみよう」とおもって付き合ってきました。
ようは、第10回あたりで「最終回まで見る価値がある作品かどうか」ということがわかるんじゃないかと思います。第10回あたりを境に、最終回までワクワクと毎週楽しみにして見るのか、1年間惰性で見るのか . . . 本文を読む
第1回の放送の時に、わたしは「真田太平記」を引き合いにだして、あの丹波哲郎バージョンの真田昌幸のように、何度も人を見捨てたり見殺しにする心の痛み、深い葛藤といったものを、どうか大事に踏襲してほしい、といいました。それさえあったら何も望まないといいました。ギャグのノリに傾きすぎて、そういう心の襞がないがしろにされる気配が心配だ、ともいいました。
で、話数一ケタのさいご、つまり序盤をおわるにあたり . . . 本文を読む