第29話 「大塔宮逮捕」
さて、大塔宮(堤大二郎)がかき集めた反・足利チームが武装して京都に集結、一触即発の緊張のなか、尊氏(真田広之)邸では、佐々木道誉(陣内孝則)を交えて、対策会議が開かれてます。もっぱら警戒しているのは、楠木正成(武田鉄矢)の動きが読めないことで(尊氏なんかは無条件で信頼してるんだけど)、なんせ正成は大塔宮と絆が強く、それに速攻や騙し討ちの奇襲が得意、ということで、最大級 . . . 本文を読む
はい、先週からもう「清盛」本編はスルーして、頼朝主役の大河ドラマとして見る!強引でもなんでもそうする!!と固く決意したわたくしのこころを打ち砕くかのように、今週は、最後1分しか頼朝の出番がありませんでした。
まあ、これでも、最初1分だけの出番だったら、あとの43分くらいはどーでもいいので、さあフロ入ってもう寝るかね、というモードになったでしょう。ようは、頼朝みたさの一心で、43分にもわたって、 . . . 本文を読む
第27話「公家か武家か」
前回、北畠顕家(後藤久美子)が陸奥守になって、義良親王を推戴し奥州に直接赴任するという、この人事は武家社会に衝撃を与えます。鎌倉から北は武家のシマ、そこに公家が進出して直接支配するというのは、アイデンティティにかかわる問題。ようは、義良王子をお飾り将軍、北畠親子を執権にして、奥州にミニ幕府を開くという魂胆ではあるまいか…という。
このことで、直義(高嶋政伸)なんかは . . . 本文を読む
第25話 「足利尊氏」
はい、「太平記」も折り返しを回りまして、主人公はこの回でやっと、お墓に書かれた正式な名前がクレジットに登場することとなります。改名するのはラストなんだけどね。
前回、高氏(真田広之)の隠し子の不知丸が巻き込まれた強盗騒ぎの犯人が、この回の冒頭で処刑されます。裁いたのは直義(高嶋政伸)。この人はすごく潔癖な人で、自分が司法の長をやってる限り長いものには巻かれない。という . . . 本文を読む
2週間のご無沙汰でした。「平清盛」のお時間です。
はっきり言ってこの2週間のあいだに気持ちが萎えちゃって、今週はうっかり見るのを忘れそうになってしまったんですが、そんな怠惰なわたくしを括目させるものが…
わあああああああ!!!!
びっくりしたわあもう。先週もびっくりしたけど、今週はもっとびっくりしたわ。なんという美形なのだ頼朝。
もう今週は、頼朝に目が釘付けになっちゃって、瞬きすら . . . 本文を読む
第23話「凱旋」
はい、もう濃くて濃くて、内容的にもぎっちりだった前回までとはガラリと雰囲気が変わり、この回は、倒幕戦の反省会&打ち上げという趣。ちなみに脚本も池端俊作氏から仲倉重郎氏に交替。変わったのは新田義貞だけじゃないんですね、このドラマ。
船上山を下りた後醍醐帝は、いよいよ都に凱旋の旅です。その途中、摂津福原で、鎌倉幕府滅亡の報せを受け取るのですが、この手紙を一読した帝、「どわははは . . . 本文を読む
第21話「京都攻略」
前回、高氏(真田広之)が叛乱の旗を揚げ、戦の様相は激変。いよいよ京都陥落…という流れですが、サブタイに反して、京都攻略の描写はごく簡単。足利軍の勢いに恐れをなした朝廷(仮)と六波羅探題が、自滅的に逃亡してしまい、高氏は2日くらいで京都を制圧。「帝を都にお迎えする日まで、この足利高氏が都を司る」と宣言して、京都に奉行所を開きます。
で、高氏に合流を約束していた新田義貞(根 . . . 本文を読む
第19話 「人質」
さて、神出鬼没の架空人物(笑)、ましらの石(柳葉敏郎)は、隠岐の後醍醐帝を脱獄させたその足で、河内に飛び、楠木正成(武田鉄矢)が籠城戦を続ける千早城にやってきます。架空人物は、各陣営をつなぐ連絡役もするので、なにげに重労働なんですよ。
千早城の楠木軍は、独創的なゲリラ戦術で幕府軍を苦しめて、二か月も持久戦をしてます。藁人形をかついで明け方、敵の寝込みを襲ったりとか。幕府軍 . . . 本文を読む
第17話「決断の時」
なんか、このあたりを見ていて、「男と男の対峙」という緊張感にゾクゾクするんですけど、そういうの大河ドラマでは、ホント久しく(たぶん「風林火山」以来)みてないですね。それが大河ドラマの醍醐味だというのに。だから強い渇望感があって、こうして古い大河を見ているんだと思うんですけど。
あらためて思うに、男と男の対決というのは大河ドラマの華であり、だから主役の演技が下手でそれが . . . 本文を読む
はい、先週は、崇徳上皇の呪いのパワーで、柔道・体操・水泳などが次々にロンドンの地で苦杯をなめ、あなや怨霊恐ろしや、悪口を言うなど考えもつかなかったという、大河史上でも伝説になっていい異色の回でございました。
その物の怪の類は、一心に崇徳院の成仏を願って演じたという井浦新さんの清めのパワーにより見事退散、内村君も北島君もメダルを手にして満面の笑み、いやよかったよかった…ということで、今週からまた . . . 本文を読む