como siempre 遊人庵的日常

見たもの聞いたもの、日常の道楽などなどについて、思いつくままつらつら書いていくblogです。

天地人 第39話「三成の遺言」

2009-09-27 22:16:50 | 過去作倉庫07~10
 はい、「新・天地人」としては今週が最終回…短い夢でしたわ(泣)、ということで、三つ編み三っちゃんこと石田三成、今週がサヨナラ公演です。各々方、ハンカチのご用意は宜しいでしょうか。  今週は、正常な戦国ドラマなら関が原の戦後処理で1回つかう展開で、本ドラマも、まあ戦後処理って言っていえないことも無いんですけど、これが全くもって「兼続たんのココロの戦後処理」に終始してました。予想はしてましたが、三成 . . . 本文を読む

「翔ぶが如く」を見る!(15)

2009-09-24 22:44:03 | 往年の名作を見る夕べ
 西郷隆盛という人物は、ドラマにしろ小説にしろ、ピンの主人公にするのはとても難しい。茫洋としてとらえどころが無く、そのくせ矛盾しまくっていて、非合理的としかいいようのない行動をとったりする。この西郷の不可解さが歴史を引き連れて大きくうねるところに、近代日本の産みの苦しみが重なる…というのが、小説「翔ぶが如く」のひとつの世界観だと思います。  それでも、「竜馬がゆく」「最後の将軍」「花神」などがコラ . . . 本文を読む

天地人 第38話「ふたつの関が原」

2009-09-20 22:51:11 | 過去作倉庫07~10
 いよいよ慶長5年9月15日、天下分け目の関が原の戦い当日を迎えました。今週のお習字は「関が原」、それだけで、マクラもなんもなくいきなりジャーンジャカジャカ…とOP音楽が鳴り響く、ってこれ「本能寺」でもおんなじことやったから、もう驚かないんだもんね。  この番組のそもそも最初から、イクサ場面があまりにショボかったせいで、もうずーっと、「こんなことで関が原はどうなることか」みたいなことを言い続けてき . . . 本文を読む

「翔ぶが如く」を見る!(14)

2009-09-18 22:48:08 | 往年の名作を見る夕べ
 幕末劇というものは、「日本の夜明けでごわす」みたいな定番のキメゼリフがあったり、西郷、桂、竜馬などキャラが立っているので、どんなに下手につくっても(それこそどっかの政党の壮士芝居でも)それと判るものはできます。でも、これが「これからどうなるのだろう…」と、時代の緊張感に汗が滲むような迫力が出せるかとなると、ハードルはすこぶる高いですね。だって、みんな結果がどうなるかわかっているので、それで予定調 . . . 本文を読む

「翔ぶが如く」を見る!(13)

2009-09-16 22:38:13 | 往年の名作を見る夕べ
このドラマは、小説「翔ぶが如く」が原作になるパートは第2部で、第1部は司馬氏のいくつかの幕末小説をコラージュ的にして構成している(「きつね馬」「最後の将軍」「幕末」「竜馬がゆく」等)のですが、この薩長同盟のパートはほとんど「竜馬がゆく」からの脚色です。なので、とても前向きで明るく、歯切れのよいドラマ運びになっていて、見ていて気持ちがいいです。  幕末オールスターキャストっぽくなってきますが、散 . . . 本文を読む

天地人 第37話「家康への挑戦状」

2009-09-13 22:35:01 | 過去作倉庫07~10
 さあて、いよいよ関が原へのカウントダウン、有名な「直江状」の下りなんでありますが……どうなんでしょうね、これ。まあ、今週はわりとボロが少なめで、突っ込みどこもあまりなく、見た目は大河ドラマらしくまとまっているんですが、どうも、このストーリーが最初から持っている根本的な矛盾が、思いっきり露呈した感じがしますね。  というのは、愛の兜教の教義のことなんですけど、何が義に叶い、何が義にもとるのか、そう . . . 本文を読む

「翔ぶが如く」を見る!(12)

2009-09-11 23:59:17 | 往年の名作を見る夕べ
この回から、幕末劇のスター中のスター、坂本竜馬と勝海舟が登場します。竜馬と勝の最初の登場シーンは、司馬さんの代表的名作「竜馬がゆく」の同シーンに準拠していて、鈴虫のくだりとか、海舟と吉之助の出会いの場なんかはそのまんまですが、そこがまたファンとしてはうれしくて、ニヤッとさせられるところだったりします。  また、竜馬の佐藤浩市さん(当時30歳)が素晴らしくはまっているんですよね。わたしは、いままで . . . 本文を読む

「翔ぶが如く」を見る!(11)

2009-09-09 22:30:08 | 往年の名作を見る夕べ
 徳川慶喜は、このドラマにおいては気持ちいいくらいのヒールなのですが、当時イケメンの誉れも高い三田村邦彦さんが、ほんとにシャープに演じていて思わず見とれてしまいます。慶喜の頭の回転の速さや抜け目のなさが、剛直な薩摩の男たちのとのコントラストで素晴らしくいい味を出しているんですよね。さらに、最高位の武家言葉の凛としていること!聞いているだけで、こっちまで慶喜の弁舌に丸め込まれてしまいそうです(笑) . . . 本文を読む

天地人 第36話「史上最大の密約」

2009-09-06 23:36:43 | 過去作倉庫07~10
 おお~っ、いきなり史上最大とは、大きくでたねえチョイト。上杉軍と、石田&西国大名連合軍がノルマンディーに上陸する話か? 急にスケールが大きくなった「新・天地人」第2話(笑)ですが、まあ、それもまんざらシャレでもなかったかもしれん、と思いました。三成の出番が長いと、ちゃんとした大河ドラマに見えるんだもんね。そんなわけで、なかなか良かった今週です。  といっても、史上最大の作戦、いや密約なるものは、 . . . 本文を読む

「翔ぶが如く」を見る!(10)

2009-09-05 20:44:22 | 往年の名作を見る夕べ
「篤姫」の学習会をやっていたときは、見たいものが見れそで見れないフラストレーションが大きかったので、個人的な欲求不満解決というようなモチベーションで、あんな手間のかかることをやっていたような気がいたしますが、うーむ、そういう意味では「篤姫」ってありがたいドラマだったかも。調べもの作業をこつこつ1年やったのは、いまから思うと驚くほど自分の収穫になっていますから。  しかるに、「翔ぶが如く」は、このド . . . 本文を読む