como siempre 遊人庵的日常

見たもの聞いたもの、日常の道楽などなどについて、思いつくままつらつら書いていくblogです。

平清盛 第30話「平家納経」

2012-07-31 00:08:31 | 過去作倉庫11~14
 はい、今週は第二部のおわり、節目の第30話ということなんですけど、お待ちかね、平治の乱のあといったん姿を消した崇徳上皇(井浦新)が生霊になって戻ってくるという、見せ場中の見せ場です。  それだというのに、オリンピックがはじまって変則放送。それも、競技のようす次第では何時まで押すか見当もつかないという、まことにフレキシブルな放送時間になってしまいました。もう、こんな状態では視聴率なんて期待するほう . . . 本文を読む

「太平記」を見る。その6

2012-07-28 21:49:54 | 往年の名作を見る夕べ
第11話「楠木立つ」  この回は、高氏(真田広之)というより楠木正成(武田鉄矢)が主役です。後醍醐帝(片岡孝夫)が打倒鎌倉を目指して挙兵するまでと、そこに楠木正成が合流する経緯が描かれるのですけど、これを最短距離で説明する脚本の手際に、ほんと感心しますね。最短距離といっても端折っているのではなく、もっとも重要な情報にきっちりフォーカスして、外さずに直球を投げてきます。なんだかわらわら人が出ていて . . . 本文を読む

「太平記」を見る。その5

2012-07-26 20:41:31 | 往年の名作を見る夕べ
第9話「宿命の子」  このサブタイの宿命の子というのは、この時点で赤ん坊の足利直冬のことなんだろうけど、内容的には、足利家の棟梁に生まれた高氏本人のことという感じです。  前回の、執権・高時(片岡鶴太郎)主催の披露宴で起こった長崎円喜(フランキー堺)暗殺未遂事件で、大混乱の中、高氏(真田広之)は曲者に襲われます。それは、田楽芸人に化けたましらの石(柳葉敏郎)だったんですね。しばしの斬り合いのあと . . . 本文を読む

平清盛 第29話「滋子の婚礼」

2012-07-23 22:08:35 | 過去作倉庫11~14
 はい、「キヨモリ・ヨシトモの青春アミーゴ」みたいなウスラ恥ずかしい一連のエピソードがとりあえず一段落しまして、今週は、呼吸を整え空気を変える回です。お待ちかね滋子タンの結婚式と、後白河上皇との初々しい恋バナということで、たいがい内容は想像つきますね。 先週までがアレだったから空気を変えるのは歓迎なのですが、どういう具合に変えてきたかっつーとこれが、  朝ドラですね。  ほんっと朝の気分ですよ。 . . . 本文を読む

「太平記」を見る。その4

2012-07-21 22:41:16 | 往年の名作を見る夕べ
第7話「悲恋」  この回は、若き高氏の悶々とした青春の屈折が描かれるのですが、そーゆーのは大河序盤のお約束、とはいいながら、青春の屈折もわりとシンプルでストレート。それで父親世代の「大人の事情」の辛さ、時代背景や因縁の歴史なども照射して描いたりするので、けっこう見ごたえがあります。幼稚な主人公が無駄に泣いたり騒いだり、ガキ臭くバタバタするだけで1回まるまる、貴重な時間をつぶしたりしないとかしない . . . 本文を読む

「太平記」を見る。その3

2012-07-16 22:09:06 | 往年の名作を見る夕べ
第5話「あやうし、足利家」  前回、京からの帰国途上で逮捕された高氏(真田広之)は、そのまま侍所へ連行され、拘置される身となってしまいます。そして、長崎円喜(フランキー堺)がついに足利に宣戦布告したと、鎌倉には異様な緊張感が…。  とりあえず貞氏父さん(緒形拳)は、執権・高時に高氏の放免を嘆願するのですが、「騒がしいのはイヤダ、面倒なことはぜんぶ円喜にまかせておる」というばかり。ようは、自分の . . . 本文を読む

平清盛 第28話「友の子 友の妻」

2012-07-15 23:36:41 | 過去作倉庫11~14
♪ともだ~~ちはいいもんだ~ 目と目でものが言えるんだ~ こまぁたときはちからをかそうえんりょはい~ら~な~い~~♪♪ …っと、こんな脱力ソングが終始脳内を流れる第28回でございました。  思うに、この「ともだちサイコー」的な価値観がドカンと居座ってるのを取り除けば、この平清盛ってドラマ、だいぶマシになるんじゃないでしょうかね。まあ、ほかにもしょうもない部分は多々あるのですけど、この無批判なと . . . 本文を読む

「太平記」を見る。その2

2012-07-14 23:57:35 | 往年の名作を見る夕べ
第3話 「風雲児」  風雲児…って誰のことを指すのかかよくわかんないサブタイですが、この回はとても面白いです。  わたし、序盤第3話は大河ドラマの面白さを決定する、と常々思っていましたが、これはその大事な第3話のお手本のような出来。感服しました。  ここでは、後醍醐天皇のクーデター未遂「正中の変」への流れが描かれるんだけど、けっこうややこしいし、時代的にも「暗黒」と言われるくらい込み入った時代背 . . . 本文を読む

「太平記」を見る。その1

2012-07-14 00:32:11 | 往年の名作を見る夕べ
 久しぶりに、往年の名作を見る夕べを催したいと思います。  去年、「黄金の日日」をやり始めたのですが、ちょっと忙しくなって中断してしまい、再開しようとおもったら、なんと、行きつけのツタヤの大河コーナーから姿を消してしまいました。ショックはたとえようもありません。  この経験を踏まえ、往年の名作大河も、いつでも借りて見られるものと楽観せずに、見たい気持ちが盛り上がったとき、時間的余裕のあるとき、怠け . . . 本文を読む

平清盛 第27話「宿命の対決」

2012-07-08 23:24:28 | 過去作倉庫11~14
 前回のラストで、「深いこと言わず、合戦シーンを45分展開してくれればそれ以上望みません」などと申し上げましたが、今週は、うれしいことに7割がた希望通りになり、その点は満足な回でした。  まあ、とにかくいろいろ余計な味を付けず、後年の平安末期~鎌倉時代の大河ドラマ(そんなん二度とあるのか?)の合戦シーンのモブの撮りだめくらいのつもりで、様式美に徹してやってくれればよいのです。余計なドラマ上の味付け . . . 本文を読む