como siempre 遊人庵的日常

見たもの聞いたもの、日常の道楽などなどについて、思いつくままつらつら書いていくblogです。

篤姫 第30話「将軍の母」

2008-07-28 22:25:44 | 過去作倉庫07~10
 ちょうど全体の5分の3まで来てはっきりしてきたんですが、「史実の歴史は激動してるのに、呑気にラブコメ、ホームドラマ」という、いままで何度も突っ込んできたことは、実はこのドラマの不動のポリシーだったんですね。そう、のんきに平和そうなアヒルが、浮かんだ池の水面下では必死に水を掻いているように(違うか?)。  こんなに「表・奥」の体感時間の違いがはっきりした回ははじめてかもしれません。井伊直弼が、アタ . . . 本文を読む

「篤姫」出直し学習会VOL20

2008-07-27 08:04:31 | Cafe de 大河
戊午の密勅とは何だ! 戊午(安政5年の干支・つちのえうま)の密勅。 これについて説明するのは面倒くさく、話が込み入るのでショートカットしたいのは分かるのです。ですが、「水戸藩に密勅が下されました」のひとことだけでは、どうして問題なのか、なんでそれが安政の大獄の引鉄になるのか、なにも分からないので(溜息)、急遽、独自にレポートをつくることにいたしました。 以下、安政5(1858)年8月8日、幕府 . . . 本文を読む

篤姫 第29話「天璋院篤姫」

2008-07-21 21:38:11 | 過去作倉庫07~10
 今週のサブタイは、宮尾登美子がつけた原タイトルそのままです。そのせいか雰囲気も、今までに無く宮尾登美子調だったりして(笑)。  先週は、表の動きと奥の動きと、きちきちで口が閉まらないほど詰め込んだというのに、今週はうってかわってスカスカ。いろんなことが水面下で進行してはいるものの、表立って大きなことは起こらず、ひたすら上様の思い出三昧の回でした。  目立つ大きな出来事といえば、先週、当塾でも話題 . . . 本文を読む

「篤姫」出直し学習会VOL19

2008-07-18 23:12:08 | Cafe de 大河
条約勅許問題とは何だ!(3) 安政5年(1858)年というのがいかに動乱の年であったか、かんたんにまとめました。 1月 21日 老中堀田正睦、京都に出発 3月  20日、堀田正睦の条約勅許上申に天皇より勅答。通商条約は断固拒否、将軍継嗣についての内勅は回答を保留する。 4月 20日 堀田正睦、帰府。勅許降下の不首尾を報告  21日 井伊直弼、老中に就任 5月 1日 将軍家定より井伊大老へ . . . 本文を読む

篤姫 第28回「ふたつの遺言」

2008-07-14 21:48:55 | 過去作倉庫07~10
 今週は、予告どおりの黒枠スペシャル。上様こと徳川家定と、桃太郎こと島津斉彬が、ほぼ同時にこの世を去るという悲しみの回です。年表で確かめましたら、上様が安政5年7月6日、桃太郎が同16日ということで、たしかに続いてるんですが、昔のことで情報はツーがカーとはいかない。 桃太郎の訃報が薩摩から江戸に届くまで約1ヶ月、上様に至っては死亡から1ヶ月ちかく情報が秘匿されたということで、8月の猛暑のなか1ヶ月 . . . 本文を読む

尚五郎クラブ 第8回

2008-07-08 21:51:09 | Cafe de 大河
おひさしぶりの尚五郎クラブ。尚五郎が帯刀になっても、このタイトルで強引につづけたいとおもいます(笑)。 今回は、上様のご退場直前ということで、特別企画を組みました。題して 上様御薨去直前スペシャル! 13代将軍・徳川家定の健康診断  徳川家の歴代将軍の平均寿命が51.4才だったことは、学習会でとりあげましたが、その51.4才より若くしてなくなった人と、死因は以下のとおりです。 3代 家光( . . . 本文を読む

篤姫 第27話「徳川の妻」

2008-07-07 21:23:28 | 過去作倉庫07~10
 先週、姫と上様のふたりを「大奥公認のバカップル」などと申しましたが、深く反省しました。いやあ、1週間で人間って成長するもんなんですね。今週は、涙無しでは見られない夫婦愛。生まれるまえから結ばれていた、そんな気がする紅の糸。だから死ぬまで二人はいっしょ、あなた・おまえ、夫婦みち~♪てなもんで。  さらに「家族ノミナサーン、オ元気デスカーッ!」じゃないですが、マダムのハートを秒殺するキラー・ワード「 . . . 本文を読む

「篤姫」出直し学習会VOL18

2008-07-04 21:23:57 | Cafe de 大河
条約勅許問題とは何だ!(2) 朝廷ロッキード事件の巻 さて、今回の学習会は、ドラマのほうではサラサラッと説明されました「日米通商条約締結と将軍継嗣をめぐる天皇の内勅」、この舞台裏のドラマを、ちょっとくわしく見ます。 孝明天皇は外国人ぎらい 司馬遼太郎氏によると、 後世では信じられないようなことだが、この幕末当時、日本史についての通史は頼山陽の「日本外史」が存在する程度で、よほどの教養 . . . 本文を読む