como siempre 遊人庵的日常

見たもの聞いたもの、日常の道楽などなどについて、思いつくままつらつら書いていくblogです。

平清盛 第42話「鹿ケ谷の陰謀」

2012-10-29 22:58:50 | 過去作倉庫11~14
 今週は久々に、つまんないを通り越し、イラッと神経にさわる出来でした。  個人的には鹿ケ谷の陰謀ってちょっと楽しみにしていたんですね。いえ、陰謀そのものじゃなく、その描き方のほう。っていうのは、古典文学で名高い鹿ケ谷の陰謀ってのは、そんな大それた天下転覆計画じゃなかった、ただ平家に不満のある人たちが酒飲んで悪口言ってたのを、キヨモリが陰謀事件にでっちあげて政敵一掃に利用したと、本に書いてあることを . . . 本文を読む

平清盛 第41話「賽の目の行方」

2012-10-22 21:15:53 | 過去作倉庫11~14
 わたくしごとで恐縮ですが、7月から3か月かけた「太平記」の全話視聴&レビューを完走しました。  とても良かったです。なにより、大河ドラマスタンダードというものを再確認できました。スタンダードな大河ドラマは、たいへん頼もしく、見ていて安心感に包まれました。この安心感は、近年の作品では久しくなかったものです。  怒涛のように力強く展開していくストーリーに身を任せてみるだけでいい、よけいなことを何も考 . . . 本文を読む

「太平記」を見る。ファイナル

2012-10-20 16:28:10 | 往年の名作を見る夕べ
最終回「尊氏の死」  はい、ずっと見てまいりました「太平記」もいよいよ最終回。 …なんですが、これが拡大SPで1時間20分もあります(!)。しかも最終回だというのに動乱が収まらず、まだ未決着の事案をバリバリ回収していく、めちゃくちゃ濃い最終回(「翔ぶが如く」もびっくり)なので、どうまとめたらいいか…。  とりあえず、長くなるのを承知で、一度じっくりやってみたかった、1話たっぷりレビューをしたいと . . . 本文を読む

「太平記」を見る。その24

2012-10-18 23:31:57 | 往年の名作を見る夕べ
第47話 「将軍の敗北」  ラスト3/1です。 直義(高嶋政伸)が決起し、しかも南朝の綸旨を得て官軍になったという知らせは尊氏(真田広之)を驚愕させます。とりあえず直冬(筒井道隆)追討は中止して「都に帰るぞ!」というのですが、師直(柄本明)はどや顔で、「だからあのときご舎弟を殺しておけば…」と言わんばかり、というか言います。  直義の陣には、「高兄弟に不満を持つ」各地の武家が結集し、大軍を形成 . . . 本文を読む

平清盛 第40話「はかない歌」

2012-10-16 21:36:50 | 過去作倉庫11~14
 はい、今週は前回とは一転、耽美的で美しく、詩情もあってよろしかったと思います。  それにしても一回ごとに雰囲気の違いが激しすぎるわ。なんかこう、ジャンプあたりの中学生向け冒険マンガから、一転して山岸涼子さんの作風にかわったみたいな…。いえ、まんがってぜんぜん読まないので、上手く例えられなくてもうしわけないんだけど。これが少年マンガでも耽美系漫画でもなくって、どっかの即売会で売ってる薄い本みたいな . . . 本文を読む

「太平記」を見る。その23

2012-10-13 10:53:28 | 往年の名作を見る夕べ
第45話「政変」 …といっても、実際の政変は回の冒頭ですませています。前回のつづき、直義(高嶋政伸)が「おのおの、これより打って出る。命を惜しむな、名こそ惜しめ」といって、たった千の手勢をひきいて、50倍の5万を擁する高師直(柄本明)のクーデター軍に体当たりしよう、というところから。 「しばらく、しばらくーー!」といって、突撃しようと開門した直義軍の前に立ちはだかったのか、なんと佐々木道誉(陣内 . . . 本文を読む

平清盛 第39話「兎丸無念」

2012-10-08 11:57:44 | 過去作倉庫11~14
 土曜日にやっていた「負けて勝つ ~戦後を作った男・吉田茂」が最終回を終えました。  いやあ、これは良かった。感動しました。話数が少ないせいもあるのですが、一切の手抜きが無い、高い緊張感で、尺が短いための端折り感も最小限。必要なところにきっちりフォーカスを絞り、むだなセリフなどほとんどなく、脚本も素晴らしかったと思います。  俳優さんもいうまでもなく、主役の渡辺謙をはじめすべて適材適所。浮いている . . . 本文を読む

勝手に脳内裏大河 「新・太平記」

2012-10-07 22:51:29 | Cafe de 大河
 2014年大河ドラマが、なかなか発表されません。  もしかして、打ちきり…?(ことしの評判があまりに悪いので)という不吉な流言が飛ぶ中、私としても、もしかして来年で打ち切りのほうがいいのかもしれない…と思ったりするのですが、その理由は、とりあえずまた機会があったら書きます。  今回は、バーチャル2014年大河ドラマとしまして、企画書をお持ちしました。これです。 脳内大河ドラマ 「ばさら伝  . . . 本文を読む

「太平記」を見る。その22

2012-10-07 21:43:45 | 往年の名作を見る夕べ
第43話「足利家の内紛」  さて、兄弟仲良く…と言い残して清子さんがなくなってから5年…て、早っ!!5年の間に尊氏(真田広之)は、鬢に霜を置く老けづくりになっておりますが、今ごろ第二子ができてたりなんかして。光王、のちの足利基氏です(5歳にしちゃ育ちすぎな感じですが)。  ですがこの5年の間に、南北両朝をめぐる戦乱は激化して、また戦の絶えない戦乱の世に。足利勢からは、高師直(柄本明)・師泰(塩見 . . . 本文を読む

「太平記」を見る。その21

2012-10-04 22:16:15 | 往年の名作を見る夕べ
 第41話「帝崩御」  サブタイはこうですが、後醍醐帝(片岡孝夫)の崩御は序盤の10分足らずですませてしまい、あとは尊氏(真田広之)と直義(高嶋政伸)の両派に割れて、足利一門の分裂が深まる話が中心です。  吉野の行宮で重い病に倒れた後醍醐帝は、薬石効なく、崩御の時を迎えようとしていました。帝について南朝にやってきた貴族たちも、居並んですすり泣きながら帝と最後のお別れを…っと、見たら坊門清忠がいな . . . 本文を読む