はい、年内に総括するとかいいながら、年を越してしまいました。このままスルーも気持ち悪いので、せっかくですから遅ればせながら真田丸の振り返りをやりたいと思います。
全体の感想と今後の大河ドラマのこと。
去年の年明け、これは久しぶりに1年間大河ドラマにわくわくできる、と小躍りしたのが遠い日の夢のようですが、夢はやはり夢でした。
お正月に、NHKでやってる、民放含めて去年の話題番組について現場 . . . 本文を読む
2014年大河ドラマが、なかなか発表されません。
もしかして、打ちきり…?(ことしの評判があまりに悪いので)という不吉な流言が飛ぶ中、私としても、もしかして来年で打ち切りのほうがいいのかもしれない…と思ったりするのですが、その理由は、とりあえずまた機会があったら書きます。
今回は、バーチャル2014年大河ドラマとしまして、企画書をお持ちしました。これです。
脳内大河ドラマ
「ばさら伝 . . . 本文を読む
はい、先日、「清盛」の当初の見極めライン「第10回」を、とりあえずクリアして、まあ暫定ではありますが、引き続き視聴を続けてみる旨、申し上げました。
当初、その10回を「おおーっ、いいじゃんいいじゃん、期待してなかったけど!」という感じでクリアできれば重畳、と思ってたんですけど、予想とはだいぶ違ってまして。ドラマ的には限りなく疑問符がつく出来なのだけど、俳優陣などの一部にかなり気合のはいった人が . . . 本文を読む
NHKの二枚看板ドラマ、大河ドラマと、朝の連続テレビ小説。
両方にかぶる俳優さんも当然多いわけですが、ここで取り上げるのは、朝ドラの看板であるヒロインではなく、「朝ドラ男優」という存在です。
朝の連続テレビ小説は久しく新人(ほぼ新人)女優の登竜門と言われてきましたが、近年はそうでもなくて、民放である程度知れた顔の女優さんが「朝の顔」となる一方で、ヒロインの夫・彼氏・弟…などの役で、民放のドラ . . . 本文を読む
さて、「坂の上の雲」本編はおわりましたが、暇なので、坂・雲の登場人物を思い出してみたいと思います。
といっても、出ずっぱりだったメイン登場人物ではなく、わきの人たち。チラッと出ただけの人たちも、3年もたつときれいに忘れてしまいます。
思えば、そのまま忘れるには惜しい人たちも多ございました…
では思い出すまま、つらつらと。
陸羯南(くが かつなん)佐野史郎
新聞日本の社主で、子規の上司。穏 . . . 本文を読む
3年連続脱力駄作の気配が早くも確実な大河ドラマ・「江」にお疲れの、大河ドラマウォッチャーの皆様こんにちは。
いやー、わたくしも、今年はどうやって最後まで視聴の意欲を維持するかと、毎週に日曜が憂鬱になりはじめているわけですが、こういうときに必要なのは……。
NHKには、かつて、「裏大河」と呼ばれる枠が存在しました。
正式名称は「水曜大型時代劇」。昭和のおわりに、日8枠の大河ドラマで「山河燃 . . . 本文を読む
NHK・BShiで正月2日にやったSP企画「大河ドラマの50年」を見ました。4時間がっつり見てしまいました。
ここでは、大河ドラマ過去49作のうち一番の人気作品を投票でえらぶ、ということを、年末のかなり早くからやっていて、番組中まで募集してたわけです。
で、まあ…見た人はみんなわかってると思うけど、結果から申しあげますね。大河ドラマ全49作中、栄えあるベスト1に輝いたのは…
「義経」(20 . . . 本文を読む
安政の大獄から桜田門外の変直前まで(2)
各藩の事情・続きです。
薩摩
嘉永6年にペリーがやってきたとき、薩摩藩主は英明で聞こえた島津斉彬。藩内分裂した粛清さわぎ(お由羅騒動)がやっと終息して、盟友阿部伊勢守の根回しでオヤジを隠居させ、40代の遅咲きで、2年前の嘉永四年に藩主になったばかりでした。
阿部伊勢守が斉彬を薩摩藩主にしたかったのは、外圧に耐える強い幕府を作るため、まずは英明な将軍 . . . 本文を読む
安政5年~6年 安政の大獄から桜田門外の変直前まで(1)
「こんな恥ずかしい思いは初めてぜよ!」
…って半平太さんはいうけど、それぞれの藩の事情は、ホントのとこどうだったのでしょうか?
ということで、この濃厚な安政年間を、ドラマでは具体的な歴史事情などは思い切りよくカットしちゃってますので、補足的に。同時進行で、水戸・長州・薩摩・土佐のそれぞれの藩内事情を整理してみましょう。
水戸
幕 . . . 本文を読む
「おまんの志もわしが背負って江戸に行っちゃるきー!」
幕末、青年は江戸を目指す…ってなにを目指す?
と、ゆーわけで、まだストーリー的には黒船直前、幕末の政治劇も動き出していませんので、いまのうちに、龍馬が目指した江戸剣術事情を見ます。
江戸三大道場
坂本龍馬が最初に地元の日根野道場で習っていたのは、「小栗流」という、柳生流系の流派でして、19歳(嘉永6年)の3月に、これの初伝目録をもら . . . 本文を読む