como siempre 遊人庵的日常

見たもの聞いたもの、日常の道楽などなどについて、思いつくままつらつら書いていくblogです。

「太平記」を見る。ファイナル

2012-10-20 16:28:10 | 往年の名作を見る夕べ
最終回「尊氏の死」  はい、ずっと見てまいりました「太平記」もいよいよ最終回。 …なんですが、これが拡大SPで1時間20分もあります(!)。しかも最終回だというのに動乱が収まらず、まだ未決着の事案をバリバリ回収していく、めちゃくちゃ濃い最終回(「翔ぶが如く」もびっくり)なので、どうまとめたらいいか…。  とりあえず、長くなるのを承知で、一度じっくりやってみたかった、1話たっぷりレビューをしたいと . . . 本文を読む

「太平記」を見る。その24

2012-10-18 23:31:57 | 往年の名作を見る夕べ
第47話 「将軍の敗北」  ラスト3/1です。 直義(高嶋政伸)が決起し、しかも南朝の綸旨を得て官軍になったという知らせは尊氏(真田広之)を驚愕させます。とりあえず直冬(筒井道隆)追討は中止して「都に帰るぞ!」というのですが、師直(柄本明)はどや顔で、「だからあのときご舎弟を殺しておけば…」と言わんばかり、というか言います。  直義の陣には、「高兄弟に不満を持つ」各地の武家が結集し、大軍を形成 . . . 本文を読む

「太平記」を見る。その23

2012-10-13 10:53:28 | 往年の名作を見る夕べ
第45話「政変」 …といっても、実際の政変は回の冒頭ですませています。前回のつづき、直義(高嶋政伸)が「おのおの、これより打って出る。命を惜しむな、名こそ惜しめ」といって、たった千の手勢をひきいて、50倍の5万を擁する高師直(柄本明)のクーデター軍に体当たりしよう、というところから。 「しばらく、しばらくーー!」といって、突撃しようと開門した直義軍の前に立ちはだかったのか、なんと佐々木道誉(陣内 . . . 本文を読む

「太平記」を見る。その22

2012-10-07 21:43:45 | 往年の名作を見る夕べ
第43話「足利家の内紛」  さて、兄弟仲良く…と言い残して清子さんがなくなってから5年…て、早っ!!5年の間に尊氏(真田広之)は、鬢に霜を置く老けづくりになっておりますが、今ごろ第二子ができてたりなんかして。光王、のちの足利基氏です(5歳にしちゃ育ちすぎな感じですが)。  ですがこの5年の間に、南北両朝をめぐる戦乱は激化して、また戦の絶えない戦乱の世に。足利勢からは、高師直(柄本明)・師泰(塩見 . . . 本文を読む

「太平記」を見る。その21

2012-10-04 22:16:15 | 往年の名作を見る夕べ
 第41話「帝崩御」  サブタイはこうですが、後醍醐帝(片岡孝夫)の崩御は序盤の10分足らずですませてしまい、あとは尊氏(真田広之)と直義(高嶋政伸)の両派に割れて、足利一門の分裂が深まる話が中心です。  吉野の行宮で重い病に倒れた後醍醐帝は、薬石効なく、崩御の時を迎えようとしていました。帝について南朝にやってきた貴族たちも、居並んですすり泣きながら帝と最後のお別れを…っと、見たら坊門清忠がいな . . . 本文を読む

「太平記」を見る。その20

2012-09-30 15:33:26 | 往年の名作を見る夕べ
第39話「顕家散る」  はい、この回は、北畠顕家(後藤久美子)が討死する回なんですけど、ここまでの顕家の扱いがそんなに目立たない…というか、中の人が女の子という意外性に引っ張られた「出オチ感」がずっとあったので、突然のタイトルロールに、やや唐突感を感じる回ではあります。  といっても顕家が出ずっぱりの主役回でもなくて、「父と息子」という隠しテーマでまとめたこの回は、もう一人の主役がちゃんといます . . . 本文を読む

「太平記」を見る。その19

2012-09-27 22:02:20 | 往年の名作を見る夕べ
第37話「正成自刃」  湊川で、話にならない寡兵で6時間奮戦し、敗れた楠木正成(武田鉄矢)は、尊氏(真田広之)の降伏勧告を断って敗走します。尊氏はあえて追わず、「無下にその首を争わず、しずかに最期をみとどけよう」と。  そして正成と正季(赤井英和)、わずかの郎党たちは、無人になった山村のお堂に落ち着くのですが、なぜかこのお堂に、カイコがいっぱいいるんだよね。ぎゃー。わたしカイコって生き物が、もう . . . 本文を読む

「太平記」を見る。その18

2012-09-23 00:20:33 | 往年の名作を見る夕べ
第35話「大逆転」  さてこの回は大変なんですよ。よく45分にまとめたなってくらい内容ぎっちり。2回くらいに分けたほうがよかったと思うし、ざっくり話が進んでしまうのもったいないし、レビューするのもたいへん(笑)。それにサブタイは「逆転・逆転・またた逆転」でいいんじゃないかってくらい、1話内ハットトリック状態で情勢がころころ変わるし。  というわけで、通常のように話を拾っていくと長くなりすぎるので . . . 本文を読む

「太平記」を見る。その17

2012-09-13 22:28:09 | 往年の名作を見る夕べ
第33話「千寿王と不知哉丸」  関東では、戦の混乱に乗じ、新田義貞(根津甚八)の軍勢が、信濃に侵攻。鎌倉の足利本陣では、この対応が問題になっています。  これを奇貨として新田勢を討ち、北関東まで掌握して支配下におくべき、という強硬論が大半なのですが、尊氏(真田広之)は、「ともに鎌倉を討つために戦った新田殿を敵にしたくない」、どこまで義貞の意志による侵攻なのか、確かめてから…となんだか優柔不断。で . . . 本文を読む

「太平記」を見る。その16

2012-09-09 00:43:55 | 往年の名作を見る夕べ
第31話「尊氏叛く」  関東に起こった北条残党の反乱「中先代の乱」の膨張に、足利軍は苦戦し、劣勢になり、ついに鎌倉を落とされてしまいます。  もう一刻の猶予もならじと、尊氏(真田広之)は強行参内。後醍醐帝(片岡孝夫)にうったえたのは、反乱鎮圧のため自分に征夷大将軍の地位を与えてくれ、それで、武士に号令できる権限を持たせてほしいと、こういうことでした。  後醍醐帝は、尊氏の苦境に深く同情します。鎌 . . . 本文を読む