なんだかんだと、もう3分の2まで来てしまったのですね。この7ヶ月の間にドラマで描いてきたことは…きたことは…なーんにも思い浮かばないんだな、これが。歴史上の出来事も、主人公の成長史も、いずれも蓄積したものの重みが全く無いことに、今更ながら驚愕する思いです。
今週は、千利休が切腹し、上杉家の正室・菊姫が上洛するしないとかいった話なんですが、もんのすごくペラかった。なんか、「これでも大河ドラマなん . . . 本文を読む
遙くららさんは、宝塚歌劇団の伝説の娘役スターでした。男役スターがメインの宝塚歌劇で、娘役でピンの主役が張れる、特別な存在だったと記憶しています。
このかたが「真田太平記」に女忍びの役で出るということに、ビックリしたのがありあり思い出せるのですが、いま、こうして「真田太平記」全話を見終わって、実は誰よりも、遙くららの存在なくして「真田太平記」はこのような傑作たりえなかったのではないか…と感慨を新 . . . 本文を読む
いよいよクライマックス、幸村が壮絶な最期を遂げる回です。前振りが濃かったので、きっとすごく泣いちゃうんだろうなと予想してしまたし、実際涙なしでは見られないのですが、泣けるという以上に「カッコイイっっ!!」と思ってしまったのは意外でした。
幸村の最期は、いままで父と兄への深い思いやりが、ある意味では呪縛になっていたのが、最期にむかってどんどん外れていき、自由になっていくような、なんというかとても . . . 本文を読む
今週はまた、徹底的にしょうもなかったですねー。しばらくぶりに全編甲冑を着て戦仕様なんですが、そういうシチュエーションになると、隠しきれない頭の悪さが花開き、しょうもない海にドンブラコと沈んでいくという、このドラマの持ち味が全開した回でございました。
この本質的しょうもなさばっかりは、龍平政宗も小栗三成も救えないやね。というか、この人たちが居なかったらどうなってたかな~とゾッとする。ま、くらやみ . . . 本文を読む
マズイですね。もうこの辺りになると恥ずかしいくらい泣きながら見ています(笑)。上田の「池波正太郎真田太平記館」で買った、十勇士手拭いで涙を拭いながら。
この巻は、幸村の最後の戦いまでを淡々と描写していくのですが、敵対する兄の信之も、精神的パートナーのお江も、最期に臨む幸村を支えるというようなスタンス。その温かみがなんとも言えないのです。このドラマって、あまり言葉をつかわずに、それぞれの心理をと . . . 本文を読む
みなさん、今週は…今週は、阿部ちゃん謙信の退場以来ほんっと久々に、「大河ドラマしてんじゃんっっ!!」という充足感のうちに、45分を終わることが出来ました。 いやーっ!龍平ちゃんっっ!! 天晴れ天晴れ。伊達に(笑)優作の血は流れておりませぬのう。
というわけで、いつになくテンションの高い庵主ですこんばんは。とにかく、「政宗惨状」になるのがいちばんの心配だったんですが、龍平ちゃん、惨状どころかみご . . . 本文を読む
いよいよ大坂冬の陣三連発です。クライマックスも近づき、この「真田太平記」の世界も完成に近づいた感がありますね。
このあたりを見ていてほんと感動するのは、なんていうか、それらしく言葉を飾ったセリフなんか必要ないところにきている、ということですね。ほとんど、気の利いたフレーズのセリフなんかは出てきません。死に臨んだ幸村の心中や、それを慮る信之の心境や、お江や佐助や佐平次や三九郎や角兵衛…たちの、こ . . . 本文を読む
今週も、まあ、なかなか。ここんとこだいぶ平均点が上がってきてるかんじですね。
話のほうは相変わらずで、大河ドラマに必須の戦の場面や、天下の情勢の説明などを何が何でも無視し、夫婦や家族や兄弟ものに強引にフォーマットしてます。なんか、文句言うのも疲れてそういうのに折れつつある自分。なんでも頑固に続けられると強いもんですね。
ここ何回かドラマの質が上がっているのは、やはり笹野秀吉の存在が大きいでし . . . 本文を読む
いよいよ名作・「独眼竜政宗」もフィナーレを迎えるわけですが、大河ドラマの最終回のお手本のような、悠揚迫らぬ素晴らしい出来…というのは、この50回、堂々たる男の生き様をたっぷり見せられた最終回なら、もう自然にそうなるというものですね。最後なんかは、OPを見るだけで名残惜しさに涙目になるくらいでした。
最終話にいたって、政宗のいままでにの人生にずーっと付きまとってきた影が、爽やかに解消するのですが… . . . 本文を読む