湯原修一の歓喜悦慶と聊かの慷慨憂愁, etc.

いつとはなしに眠りにおち微風を禿頭に感じて目が覚める。
このような生活に変わったらブログが更新されないかもしれません。

◇ 油水会(公民館絵画サークル)の謝恩昼食会

2016年02月24日 22時21分50秒 | ちょっとした出来事?
今日は公民会絵画サークルの今年度最後の例会でしたが、
講師の先生が今年度までで退任されるということで、
心ばかりのささやかな謝恩昼食会が開かれました。

「サダメシ」という名の、
ランチタイムだけ営業しているという店でした。

その店の前の道が私の通勤経路になっていますが、
これまで私は一度も入ったことがなく、他の方々も初めてのようでした。

胚芽米+味噌汁+プレート+おしんこ

  ※プレートに載っているのは「豚カツ」、「鯛の天婦羅」、
   「エビチリ」、「白和え」などです。
  ※男連中(先生を含めて3名)はノンアルコールで乾杯しました。

店のご主人は脱サラ(?)された方で、
どこかの店で修業をされたということでもないようです。
料理するのが好きで店を始められたそうで、
デザートのケーキ以外は全て手作りという家庭的なものでした。
特に際立って手の込んだ品はありませんでしたが、
一つ一つ丁寧に、バラエティに富んだ味の組み合わせとなっており、
「自分が一生懸命作った料理を誰かに食べてほしい」
という気持ちが素直に伝わってくる料理でした。

  私は出されたものをカケラも残さず、
  舐めたかのように平らげました。

コーヒーと
デザートも付いていました。

  ※料金を確認していませんが、
    コーヒーとデザートで+200円となっていたので、
    料理のほうは1,000円前後ではないでしょうか。


コーヒータイムのときに誰かが先生に
辞められる理由をたずねました。

 「公民館自主講座の講師は80歳で退任しなければならない」
   という決まりがあるとのことでした。

先生は80歳になられてもバリバリお元気なので、
できれば続けたいというお気持ちだったのではないでしょうか。


  首○官邸のWebサイトに「一億総活躍社会の実現」というページがあり、
  「一億総活躍社会とは」ということで次のように書いてあります。

   ・若者も高齢者も、女性も男性も、障害や難病のある方々も、
     一度失敗を経験した人も、みんなが包摂され活躍できる社会

   ・一人ひとりが、個性と多様性を尊重され、家庭で、地域で、職場で、
     それぞれの希望がかない、それぞれの能力を発揮でき、
     それぞれが生きがいを感じることができる社会

  80歳になるので辞めざるをえないという現実を見てしまうと、
  抽象的なので文句のつけようがない官邸(官僚)の文章が、
  きれいな文章だからこそ、絵に描いた餅のようにも思えてきます。


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昨日の記事の続きになります。

宿明け勤務だった今朝の寮の朝食です。


昨日の記事には
「明日の朝食も期待しないことにいたします」と書いていましたが、
少ーしは期待しておいてもよかったようです。

スープの中に
なんと "原型を留めたウィンナー" が 2本も!入っていたんです。

 3月になると退寮となる上級生への
 出所前祝いのつもりだったのかもしれません?

◇ 刑務所に負けず劣らず(?)の寮の朝食

2016年02月23日 14時47分43秒 | 日常・その他
今日は宿直勤務ですが、
宿明け勤務の明日の朝食はパンになるはずです。

毎週水曜日の寮の朝食メニューは "パン" と決まっています。
パン食となるのは水曜日の朝食だけです。
(稀に白飯になることもあります)

これは或る日の寮のパン朝食です。



某刑務所の食事メニューをWebサイトで見たことがありますが、
内容が非常に良く似ていました。
(刑務所のほうは麦飯で寮は白飯(またはパン)、という違いはありますが)
1日当たりの摂取カロリーも同程度です。

  ※刑務所と寮の朝の日課も良く似ています。
    某刑務所の起床 6:50  寮の起床 7:00
    某刑務所の点呼 7:00  寮の点呼 7:05
    某刑務所の朝食 7:10  寮の朝食 7:10
    

舎監も寮生と同じものを食べますが、夕食と朝食の2食で500円です。
多くを望んではいけないのは解っております。

ですから、明日の朝食も期待しないことにいたします。

◇ 週の始まりは日曜?それとも月曜?

2016年02月22日 14時28分45秒 | 日常・その他
今日は月曜日です。

以前勤めていた会社を定年退職し、自治体の非常勤職員となっている私です。
休みは多いのですが必ずしも土・日が休みではなく、
月曜日がその週の仕事始めの日と決まっているわけではありません。

週休二日の会社員や公務員の場合は
月曜日がその週の仕事始めとなるのが普通ですが、
暦の上での週の始まりは何曜をいうのでしょうか?

"週末" のことを一般的には日曜日を含んだ意味で使われていますので(*)、
それからすると週の始まりは "月曜日" ということになります。

    * : 広辞苑などをみると、
       土曜日、あるいは金曜日から土曜日までを週末という場合も
       あるようですが。

しかし、日本製の壁掛けカレンダーの多くは、
左端にくる週の始まりが "日曜日" になっているはずです。
(少なくともウチにあるものは全て日曜日から始まっています)

  ビジネス用ダイアリーでは土・日を後ろにもってきているものが多いと思いますが、
  それは一般的なサラリーマンの一週間のサイクル(スケジュール管理)を
  考慮しているからではないでしょうか。

週の始めとなる曜日は
 ・"週末" という単語を使うときにイメージするのは月曜日
 ・壁掛けカレンダーでは日曜日
 ・ビジネスダイヤリーでは月曜日
ということになります。

つまりハッキリしていません。

ソレナラバということで
決め事がないものかを調べてみると、一つ見つかりました。

ISO(国際標準化機構)で規定されているものです。

 その規格「ISO 8601」は日付と時刻の表記に関する国際規格で、
 それによると月曜日→ 1、日曜日→ 7 と規定されていますので、
 週の始まりを "月曜日" とみていることになります。

  どうでもよいようなことに拘りました。
    『週の始めの日にデートしませんか?』などと
     紛らわしい言い方をする男などいないでしょうから。
       ただし、プログラマーの方は拘ってください。

  調べていて分かったどうでもいいことをもう一つ。

  ISO 8601では、年初の週が「旧年最後の週となるか」
  それとも「新年最初の週となるか」についても規定されていました。
  
   それによると、年初の週は次の扱いとなります。

 ・1月1日が金曜日のときは1月3日日曜日までが旧年の週となる
 ・1月1日が土曜日のときは1月2日日曜日までが旧年の週となる
 ・1月1日が日曜日のときは1月1日は旧年の週となる
  
     ※今年(2016年)は1月1日が金曜日だったので
       1月3日までは2015年最後の週で、
       1月4日からが2016年最初の週だったことになります。


・・・・・・・・・・・ ギャラリー 043 (月が出ている絵) ・・・・・・・・・・・


今日はISO規定での週の始まりである月曜日(Monday)。
MondayはMoon(月)に因んでいますので、月が描かれている絵を4点。
(こじつけです)

                  ライセンス(4点とも): (パブリック・ドメイン)


 ■タイトル:月明かりのドレスデンの眺め(View of Dresden by Moonlight)

 ・画家:ヨハン・クリスチャン・ダール(Johan Christian Claussen Dahl)
 ・制作年:1839年
 ・収蔵:ノイエ・マイスター絵画館<ドイツ_ドレスデン>

   ※中央左の大きな建物は「聖母教会」です。
     もちろん、絵の中の教会は第二次世界大戦における空爆で破壊される前の姿です。
     ドレスデン市民数万人が亡くなったといわれる連合軍による無差別空爆により
     この教会も完全に破壊されましたが、
     世界中から寄付が集まり2005年に再建されています。
     山になった瓦礫から掘り出された元の部材を可能な限り元の位置に組み込むという
     気の遠くなるような作業が行われ、
     「ヨーロッパ最大のジグソーパズル」といわれたそうです。


 ■タイトル:オレゴン・トレイル(Oregon Trail)

 ・画家:アルバート・ビアスタット(Albert Bierstadt)
 ・制作年:1863年
 ・収蔵:プライベートコレクション

   ※北米大陸の約半分にあたる約3,500 kmを幌馬車で半年かけて移動したそうです。
     オレゴン・トレイルは1841年から1869年の間、太平洋岸北西部に移住する開拓者に
     使われたそうですが、1869年の大陸横断鉄道開通により廃れていったということです。


 ■タイトル:眠るジプシー女(The Sleeping Gypsy)

 ・画家:アンリ・ルソー(Henri Rousseau)
 ・制作年:1897年
 ・収蔵:ニューヨーク近代美術館

   ※この絵を描かれた頃のルソーさんは未だ売れておらず、
     発表される絵は嘲笑の的になっていたそうです。
     借金まみれでもあったので、この絵を故郷の町ラバルに買い上げてもらおうと
     売り込んだそうですが不首尾だったようです。
       そんな話を聞くと、
       不毛の地に横たわっているジプシーがルソーさんで、
       食指を動かさずチラッと見ているだけのライオンが町の役人に見えています。


 ■タイトル:七里ヶ浜(Shichiri Beach in Soshu)

 ・画家:川瀬巴水(Kawase Hasui)
 ・制作年:1930年
 ・収蔵:?

   ※海に浮かぶ島が「江ノ島」で、
     右の岬が鎌倉市腰越の「小動岬(コユルギミサキ)」(たぶん)です。
     今でいえば江ノ島電鉄「鎌倉高校前駅」近くの浜から見たところでしょうか?
     私が藤沢市辻堂西海岸に住んでいた頃(2010年前後)には
     ジョギングで足を延ばして、この七里ヶ浜沿いを走ったこともあります。

   ※この絵にある七里ヶ浜は、「真白き富士の根」(「七里ヶ浜の哀歌」とも)
     に歌われた海難事故(**)があったところです。

      ** : 1910年1月23日(明治43年)
         逗子開成中学校の生徒12名が乗ったボートが転覆して全員が死亡。
         「真白き富士の根」は、
         系列校であった鎌倉女学校の教師「三角錫子」さんが鎮魂のために
         作詞された替歌だそうです。

      絵の中の二人は、哀しい事故のことを想って
      海のほうを見やっているところでしょうか?

◇ マラソン五輪代表になれなかった松野明美さんが

2016年02月21日 23時46分53秒 | 日常・その他
熊本市中心部の一般道がコースの大部分となる
「熊本城マラソン2016」が開催されました。
フルマラソンに約12,000人、4kmに約1,500人が参加されたそうです。

   ※昨年は沿道で応援した私ですが、
     このところジョギングをトントさぼっており、
     TVでの観戦もしませんでした ・・・。


先ほど、大会事務局のWebサイトをみてみると
女子フルマラソンの結果(速報)が載っており、
「松野明美」さんの名前がありました。

  3時間8分6秒で第6位(入賞)となっていました。

   ※ちなみに、前回大会では3時間を切る第3位だったそうです。


松野明美さんの名前を憶えておいででしょうか?
バルセロナオリンピック(1992年)の女子マラソン代表選考にあたり、
地元熊本で記者会見を開き「私を選んでください」と訴えた方です。
結果、落選され(有森さんが選出され、松野さんは補欠にも選ばれず)、
以後、精神的にもダメージを受けられたのか(?)、
代表選考レースのときの記録を上回ることはなく、
目標であり念願であったマラソン五輪代表に一度も選ばれることなく、
失意にまま引退されています。


人生、悲喜交交、紆余曲折。

現在、松野明美さんは熊本県会議員になられています。

タラ・レバのことを言っても詮無いことではありますが、
もしあのときオリンピック代表に選ばれていたら
現在どのような人生を歩まれていたのでしょうか?

選ばれていたら
オリンピックのメダルを獲得されていたかもしれません。
しかし
 同郷の優しい夫と結婚されることは無かったでしょう。
 障害をもった次男(健太郎さん)が産まれることも無かったでしょうし、
 「いちばんじゃなくて、いいんだね」という本を出版されることも、
 県会議員になられることも無かったでしょう。 

 現在は県会議員としての活動はもとより、
 マラソンや子育ての経験をもとに、
 講演、タレント、ゲストランナーなど幅広く活動されているそうです。
 
 "一番ではなかった" 今日の完走後の笑顔を見ても、
 あの騒動後の頃よりも元気に前を向いて進んでおられるようです。

   私には窺い知れないご苦労が沢山おありかと思いますが、
   これからも持ち前の明るさで(早口でなくてもいいですが)、
   親子4人で仲良く楽しく暮らしていただきたいと思います。


  「人間万事塞翁が馬」
  「禍福は糾える縄の如し」 
                 (少し違うかも)

◇ 非常勤職員採用試験の日に

2016年02月20日 22時53分36秒 | 日常・その他
宿明勤務の今朝、
ゴミ出しを終わり敷地内を見まわりながら寮に戻っていると、
正門の門戸が開いているのに気が付きました。

  明け方に確認したときは確かに閉っていました。
  某職業訓練校では土・日・祝日の課業は無く、
  今日は舎監以外の職員は休みのはずなので、
  朝早く臨時で出勤してきた誰かが開けものと思われました。


建物の裏に回ると事務長○○さんの姿が見えました。
尋ねると、この某職業訓練校の非常勤職員になる方の採用試験が
今日実施されるとのことでした。

  私が2年前の今頃受けた試験です。

   今回募集されている職種は
   職業訓練指導員・補助員、舎監(*)などです。

   * : 舎監が一人辞められる(私ではありません)予定なので
      今回の募集職種に含まれています。

   任期はいずれも原則1年以内となっていますが、
   勤務成績が良好な場合は更新されます(最長5年)。

   試験方法は、募集要領には「論文試験」と「人物試験」と書かれていますが、
   わかりやすくいえば「作文」と「面接」のことです。


2年前の私のときのことを思いだしました。

 作文は、試験会場で示されたテーマ(**)について
 1時間以内に原稿用紙2枚に記述するというものでした。

  ** :「応募した仕事をする上で心がけたいこと」
      (このようなものだったかと ・・・)

 はっきりとは憶えていませんが、
 「主なことが三つあります」と勿体ぶって書き始め、
 次のようなことを書き連ねたと思います。
  
  ・寮生の安全・健康面を最優先に取り組むこと
  ・寮生が本来の目的である技術・技能習得に注力できるよう
    楽しく住み心地が良い寮生活が送れるよう努めること
  ・親元を離れた若者との寝食を共にする生活を通して
    社会人として役立つであろう人生経験を教示するとともに
    自らも成長すること


そして、
このような諺があることも思い出しました。

  「言うは(書くは)易く、行うは難し」
  「初心忘るべからず」