湯原修一の歓喜悦慶と聊かの慷慨憂愁, etc.

いつとはなしに眠りにおち微風を禿頭に感じて目が覚める。
このような生活に変わったらブログが更新されないかもしれません。

◇ 昔の新聞記事_2(昭和55年(1980年)の報知新聞)

2015年09月30日 23時56分33秒 | 日常・その他
別のバッグを包んでいた新聞紙もありました。
昭和55年(1980年)10月2日(木曜日)付の「報知新聞」です。

掲載されていた芸能人(女性)に関する記事を四つ
(記事内容の要約で、※は私の蛇足です)

・アン・ルイスがおめでた

  紙を赤く染めるなど、桑名正博さんと結婚後も奇抜なスタイルで
  ツッパッているアン・ルイスさんが妊娠3ヵ月のおめでたとわかり、
  年内の公演をキャンセルすることになった。
  妊娠は "予定外" だったようで、桑名も『ホンマかいな!?』と
  驚いている。
  所属の渡辺プロは思いがけなぬ妊娠に頭を痛めている。

  ※この頃は髪を染めていたら "ツッパッている人 "に見られていた?

・NHK連続テレビ小説「虹を織る」のヒロインの相手役決まる

  さわやかなニューカップル誕生。
  ヒロイン紺野美沙子の相手役に土門峻(24歳)が選ばれた。

  ※現在も舞台やテレビで活躍されている紺野美沙子さんは、
   当時二十歳になったばかりで、慶應義塾大学の学生さんで
   あったはずです。
   相手方の土門峻さんは名前を聞くことがありませんが、
   今なにをされているのでしょう?

・今日スタートのバラエティ番組に宮崎美子さんがゲスト出演(番宣)

  スーパーアイドル「たのきんトリオ」の三人が揃って出演する
  TBSのバラエティ番組「たのきんの全力投球!」がスタート。
  ご存のピッカピカギャル「宮崎美子」がテレビ小説「元気です」の
  扮装のままでお客様として出演。

  ※宮崎美子さんは当時21歳で、熊本大学に在学中のはずです。
   週刊朝日1980年1月25日号の表紙を飾り、その年の3月から
   大反響となったミノルタ一眼レフカメラのCM(海辺でTシャツ
   とGパンを恥ずかしそうに脱いでビキニ姿になるという)で
   ブレイクされましたが、今もクイズ番組などで才女ぶり(?)
   を発揮されています。
   (あの当時のピチピチ感は影をひそめ可愛い小じわが少し
     目立つようになられましたが)

・霊感?備えた不思議な女「岸洋子」さん

  客は何らかの感動を求めてコンサートに出かける。
  この人のコンサートは毎回評判がいい。なぜだろう。
  豊かな声量、心のこもった歌い方、演出過多になっていないから ・・・
  どれも正解に違いないが、他に何かありそうである。
  「金縛り」という表現はオーバーにしても、客はそれに近い状態に
  追い込まれる。何だか知らないけれど不思議な力がこの人にはあり、
  クモの糸のように客を縛り上げる。
  彼女には生まれつき霊感のようなものが備わっているそうで、
  ある偉い坊さんから「霊感をみがいたらいい」と勧められ、
  最近は「そういうのもいいかもしれない」と思うときもあるとのこと。

  ※岸洋子さんの「希望」は好きな歌です。


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Wikipediaには
1980年の出来事として次のことが載っていました。(一部を引用)

1月
 ・ヒューレット・パッカード社が同社初のパーソナルコンピュータを発売
 ・サンケイ新聞がマスメディアで初めて拉致事件を
  「アベック3組ナゾの蒸発 外国情報機関が関与?」というタイトルで報道
2月
 ・早稲田大学商学部で入試問題漏洩事件が発覚。大学職員ら9人が逮捕、起訴される。
 ・第1回の全国規模のホワイトデー開催。
3月
 ・大塚製薬が「ポカリスエット」を発売。スポーツドリンク普及の先駆けとなる。
 ・松田聖子がCBSソニーより『裸足の季節』でレコードデビュー。
6月
 ・大平正芳首相急死。内閣総辞職。
7月
 ・モスクワオリンピックが開幕。
   日本、アメリカなど67ヶ国のIOC加盟国が不参加(ボイコット)を表明。
9月
 ・イラン・イラク戦争勃発。
10月
 ・山口百恵の引退コンサートが日本武道館で行われる(10月15日引退)。
12月
 ・ジョン・レノン銃殺事件。
 ・日本の自動車生産台数が世界第1位に。名実ともに「自動車大国」となる。

◇ 昔の新聞記事_1(昭和53年(1978年)の神戸新聞)

2015年09月29日 16時33分09秒 | 日常・その他
カヅちゃんが箪笥の中の物を引っ張り出していました。
なんでも「長女へ送ってあげられる適当な物がないか探している」とのこと。

   ※補足します。
     神奈川に住んでいる金欠(?)の長女(おひとりさま)が
     来月ノミの市に出店するので、それを支援しようと家の中に
     商品になるような物がないか探している、の図でした。


箪笥の奥に眠っていたバッグ類の一つを包んでいた紙が
タイトルにある 昭和53年(1978年)6月14日(水曜日)付の「神戸新聞」でした。

   ※今から37年前のものになります。
    当時私は未だ20代の独身で、
    異動により別府に住み始めたばかりの頃です。
    カヅちゃんと知り合う前なので、
    「神戸新聞」で包まれていた訳が少し気になるところです。

ついつい読み耽ってしまいました。
「西播のページ」(地方版)という中に
[「竜野署」管内の交通事故 "エト" まとめ]という面白い記事がありました。

  交通事故をあらゆる角度から分析・検討しているが
  昭和53年1月~3月における「エト」でみた加害者・被害者の傾向を
  調べてみたとのことで、その結果が載っていました。
    
    加害者となった人のエトで最も多いのは「イヌ年」の人
    被害者となった人のエトで最も少ないのは「イヌ年」の人

  イヌ年生まれの人は
  「加害者になり易い」が「被害者にはなり難い」という結果でした。

  これを知ったとして、イヌ年生まれの人はどういう行動をとるのでしょう。

そういえば、先日のテレビでも
"エト" 別の交通事故発生傾向についての話があっていました。

 長年に渡って同じ傾向があるならいざしらず、
 短いスパン(単年以下)でのことについて非科学的ともいえる分析をして
 何の効果が期待できるのでしょうか。
 "エト" がない外国の場合はどうなるのでしょう。

  交通事故を減らしたいという気持ちは解らないでもありませんが、
  効果が期待できるアクションに繋がらない分析には何の意味もない
  のではと思われます。
  (交通安全意識を高めるチョッピリの効果は期待できるかもしれませんが)
  元データがあるので集計に手間はかからなかったでしょうが、
  民間団体等がすることならいざ知らず、
  『警察は昔からそんなに暇なの?』と思う人がいるかもしれません。

  なにより、
  飲酒運転撲滅に取り組んでいただきたいものです。


「西播のページ」には警察に関する別の記事も載っていました。

「佐用署」さんが警察に対する住民の生の声を聞いたアンケート調査結果です。
(その一部)

  ◇警察官の応接や措置について
    ・親切 ・・・ 48%
    ・普通 ・・・ 34%
    ・もっと親身に ・・・ 7%
  ◇特に取り締まってほしい交通違反
    ・スピード違反 ・・・ 33%
    ・酔っ払い運転 ・・・ 24%(*)
    ・無免許運転 ・・・ 13%
  ◇佐用郡内に1台あるポルノ自販機について(**)
    ・法律で禁止すべきだ ・・・ 37%
    ・追放運動を盛り上げるべきだ ・・・ 32%
    ・取り締まりをもっと厳しく ・・・ 16%
    ・今のままでよい ・・・ 6%(***)

  -以下は私の蛇足です-

    * : 飲酒運転に対しては今より少し寛大だったのでしょうか?
    ** : 昭和53年当時の感覚でいけば
       今の本屋さんやコンビニ店は
       「ポルノ対面販売店」になるのでしょうか?
   *** : 利用している方々でしょうか?

◇ 私は何党か?

2015年09月28日 13時32分33秒 | 日常・その他
    政党の話ではありません。


昨日(27日)は「中秋の名月」でした。

月は天空にあって、動くものは尾花(ススキ)の影だけ
虫の音を聴きながら常温の日本酒をチビリチビリやる ・・・
といった風流な情景が浮かんできますが、

私の場合はスペインのビール「エストレーリャ・ガルシア」を飲みながら



京都の銘菓「栗大福」を食べている

                               ※お見苦しい歯型を見せてスミマセン

という光景になってしまいます。
(しかも、TVの騒々しい番組を観ながら)


飲食物の好みにより甘党・辛党などと分類されますが、
私は酒が好きだし(多くは飲めなくなりましたが)
甘い物も嫌いでありません。

   昨日の日勤帰りにも、コンビニに寄ってタバコとソフトクリームを買い、
    外で食べながら一服しました。
    (冷たくなった喉にタバコは心地よいものです)
                      ※嫌煙家の皆様、お許しを


食べ物の味の好みで、その人の性格が判るとも言われていますが

 ・甘いものが好きな人
    → 協調性があり争いを好まない

 ・辛いもの(唐辛子、ワサビなど)が好きな人
   → 冒険心のがあり、リスクがあることにも挑戦する

 ・風味が強いもの(チーズなど)が好き人

   → 付き合いやすい人で友達が多くおおらか

 ・塩からいものが好きな人
   → 流れに身を任せることが苦にならない

 ・苦いものが好きな人
   → 人を批判したり、マイナス志向の傾向がある

私は、
「舎監室にチョコレート、オカキ等を常備」
「ニギリにはワサビを追加してつけて食べる」
「ショウガ、ニンニク、タマネギ大好き」
「ときどきベビーチーズを摘み食いしている」
「ブラックコーヒー党で、ゴーヤも好物」です。
  付け加えると「ごはんに酢をかけて食べることも好きです」(酸っぱい物好き)

特に好みが偏っていることもないので、無党派層になるのでしょうか。
節操がないとも言えます。

 「塩からい物」だけは "やや" 苦手なので、
   味覚による性格診断が正しいのであれば
   私は、流れに身を任せることが苦になる(人と同じことをしたがらない)
   偏屈者ということになります。
    今度建て替える墓のデザインをみてもそうですが、
    当っているような気がしないでもありません。

◇ 中秋の名月

2015年09月27日 23時29分28秒 | 日常・その他
蚊に付き纏われながら家の庭から見た「中秋の名月」です。



   せっかくの澄み渡った空でしたが、
   1万円デジカメのせいか私の技量のせいか、
   ぼんやりと撮れています。


 ちなみに、
 今日の「中秋の名月」は「満月」ではなく、明日(28日)が満月だそうです。
 しかも、今年最大のスーパームーンだそうです。
 ただ、残念なことに月が地球に今年最も近づくのは9月28日午前10時46分だそうで、
 その約1時間後の満月の瞬間は日本では見ることができないそうです。
 昼間になりますが、明日(28日)晴れていれば、
 午前10時46分に大きな月を見ることができるかもしれません。
   (興醒めさせたようでしたら、スミマセン) 


・・・・・・・・・・・ ギャラリー 031 (月岡芳年さんの「月百姿」から4点) ・・・・・・・・・・・
                          ライセンス(4点とも): (パブリック・ドメイン)


 ◆タイトル:月百姿 悟道の月(Moon of Enlightenment)

 ・画家:月岡芳年(Tsukioka Yoshitoshi)
 ・制作年:1888年

   ※「悟道」とは、仏教の真髄を悟ることだそうです。
   ※いつも笑っている「布袋」さんは
    『泣いて暮らすも一生。笑って暮らすも一生。同じ一生なら笑って暮らせ』
    と説かれた方と云われていますが、
    この絵に描かれた "月をさす指" には
    「指先のような些末な事に捉われず、天の月のような大きな事柄に目を向けなさい」
    という意味も込められているそうです。


 ◆タイトル:月百姿 たのしみは夕貌たなのゆふ涼 男はてゝら女はふたのして
        (Summer Evening)

 ・制作年:1890年

   ※「ててら」とは、「襦袢」や「ふんどし」のことで、
     「ふたの(二布)」とは、「腰巻」のことだそうです。

   私の勝手な絵の解釈は次のようになります。

     人は、それぞれの境遇において、
     それぞれに見合った手の届く楽しみを見つけては、
     それなりの満足感を得ているものである。
     (他人の幸福度は、その者が所有する物の質・量で測れるものではない)


 ◆タイトル:月百姿 源氏夕顔巻(Yugao from the Tale of Genji)

 ・制作年:1886年

   ※「光源氏」さんの愛人であった「夕顔」さんは、
     逢い引き中に女性の霊に出くわし、程なくして息を引き取ってしまいます。
     悲恋に終わった「夕顔」さんが霊になって
     夕顔の花のなかに出現されたところだそうです。


 ◆タイトル:月百姿 石山月 紫式部(Moon at Ishiyama)

 ・制作年:1889年

   ※「石山寺」に籠った「紫式部」さんが、
     紙と筆(?)を前にして、机に肘をついて考え込んでおられます(?)。
      「石山寺」は「紫式部」さんが「源氏物語」を着想し構想を練られた場所と
       云われています。
    
    「紫式部」さん縁の寺といわれる「石山寺」さんの詳細については
     同寺院のWebサイトをご覧ください。

♡ 食堂「龍虎」さんの昔懐かしい味のラーメン

2015年09月26日 20時53分50秒 | 瓶覗色の思い[歓喜悦慶]
        ※初めてご紹介する店のはずですが、
         もしかしたら、以前拙ブログでとりあげたラーメン店かもしれません。
         (記憶力が衰えてきていますので)


自転車での通勤帰りに一度だけ寄ったことがあり、
是非また食べたいと思っていた食堂(ラーメン店)「龍虎」さんに行きました。

店の外観

  ※ご覧のように間口は狭く、ウナギの寝床のように客席があります。
  ※明治牛乳の宅配ボックス(?)が家族的な店の雰囲気を表しています。

  「龍虎」さんの場所
  
    ※知らなかったのですが、
     ここが本店で繁華街のほうに「龍虎西銀座店」があるそうです。

「龍虎」さんのラーメンは昔懐かしい味の豚骨ラーメンです。

  ※私が頼んだのは、いつものとおり一番安い「ラーメン」550円(税込)です。
   チャーシュー、細ネギ、キクラゲが入っています。

  熊本ラーメンといっても、先日食べた「味千ラーメン」さんや
  一時期はまっていた「大黒ラーメン」さんなどの味とは違います。
  スープのダシに何が入っているのか知りませんが、
  色んな味が混じり合った昨今の "美味しい" ラーメンにない
  シンプルかつ深みがある(?)"旨い" 豚骨スープだと思います。
  麺も、私好みのやや太め・やや硬めで、噛むとブツッと切れるものです。
  これが私が探し求めていた昔の豚骨ラーメンの味です。
    半世紀以上前の小学5年生のときに初めて食べたラーメン、
    あの旨かった「玉名ラーメン」を思い出しました。
    (同じような感動を覚えたということであり、味は違っていたと思いますが)
  
 他の方の評価はわかりませんが、
 「龍虎」さんのラーメンは私にとって忘れられない掛け替えのないラーメンになりました。
 普段通ったりしないところに店がありますが、
 2週間おきには利用している「熊本市立プラザ図書館」からそう離れていないので、
 この味を思い出しては時々食べに行くことになるでしょう。

完食(若い時分であれば一滴も残さなかったはずです)


これしか置いてなかった「しんぶん赤旗」を読みながら食べました。

(志位委員長からの提案に対して、原理主義者といわれる岡田代表のこの顔では ・・・
  記事では「よいスタート切れた」となっていますが、ドラマチックな展開は期待できそうもないようです)

   この店では「しんぶん赤旗」をとってあるようですが(珍しい)、
   厨房の壁には「読売新聞」のカレンダーが貼ってありましたので、
   店主は柔軟な考え方の人なんでしょう。

壁に貼ってあるメニューです。

  ※紙を留めている金ピカの押しピン(昔はこういってた(?))が懐かしい。

勘定を払う所


厨房とカウンター席は透明プラスチック板で仕切られていますが、
お金を払う所の狭い幅だけ、細長い透明プラスチック板がユラユラと下がっています。
お金の受け渡しのときは少し窮屈です。

  「萬札での支払はご遠慮ください!」と書かれた紙が貼ってありますが、
    最後に "店主&妻" とあります。
  家庭的な雰囲気と夫婦仲の良さ(?)が表れています。

   「龍虎」さんの御主人は30歳の頃に脱サラして店を始められ、
   創業40年以上とのことです。
   70歳を越えられていることになりますが、
   血色がよく若々しいので当分はありつくことができそうです。


JR熊本駅の近くに、
どの時間帯でも観光客などの行列ができている熊本ラーメン店「黒亭」さんがありますが、
待ち時間が長くなりそうでしたら、是非「龍虎」さんまで(駅から約1km)足を伸ばしてください。
また違った味の、昔懐かしい "旨い" 豚骨ラーメンを味わうことができますよ。