湯原修一の歓喜悦慶と聊かの慷慨憂愁, etc.

いつとはなしに眠りにおち微風を禿頭に感じて目が覚める。
このような生活に変わったらブログが更新されないかもしれません。

◇ 熊本地震_2

2016年04月30日 21時12分04秒 | 日常・その他
  ※まだ余震が怖く、寝所を兄の家(ネット番外地)に
    していますので、
    なかなかブログ更新ができません。
     

宿明け勤務の今日、
眠気を催しながら書いています。

ときどき余震が発生しています。
"ドーン" という音がしてから
ガタガタッと揺れるときもあります。

 ※震度1以上の地震が既に1000回を越えたそうです。
   余震が最も多かった新潟中越地震のときでさえ
   1000回に達したのは1年を過ぎてからだったそうで、
   熊本地震の異常さが際立っています。

これを書いている今もガタッときました。


これは私が舎監(寮の管理人)として勤める
某職業訓練校の寮建物にできた亀裂です。

 居室棟と食堂を繋いでいる鉄筋コンクリート部分です。
 それぞれの建物がてんでんに動いたので(?)
 割れて隙間ができてしまいました。

 


寮近くの敷地内に咲いていた花々です。



名前を知らない草花


我が身一つの草花は
大地震にあっても失うものがありません。
何事もなかったかのように
普段どおりに、ひっそりと可憐に咲いています。

「チェリーセージ」


 「チェリーセージ」はサルビア属です。
   サルビア(Salvia)という名はラテン語の
   salvare(サルヴァーレ)からきており、
   "治癒・救う" という意味だそうです。

♥♡ 熊本地震_1

2016年04月23日 21時13分16秒 | 日常・その他
4月16日午前1時25分に発生したマグニチュード7.3の大地震のあと ・・・


我が家の玄関を入ったところです。

※入って右側の古い土壁が崩れています。
 (約100年前の赤土が露出しています)
※中央に倒れているのは、父が大事にしていた壷(薩摩焼、高田焼、備前焼など)を収納していた本箱です。
 本箱上部を起こしてみたら殆どの物が割れていました。

2階へ行く狭い階段です。

※私が拵えた本棚にあった本が崩れてきています。

私とカヅちゃんが寝ていた2階の惨状です。

※左に写っている民芸調の重たい整理ダンスが跳ね上がって、私の寝ていた布団に倒れましたが、間一髪私が飛び起きるのが早かったので下敷きになりませんでした。
(箪笥を起こし、飛び出していた引き出しを元に戻して撮りました)

座敷の惨状

※お袋がお参りする仏壇(①)の上部がひっくり返っています。
 相当な重さなので、下敷きになった部分が壊れました。
※右にバッタリ倒れているのは、お客様用の茶器などが入った水屋箪笥です。
 中の物はほとんど割れていましたが、奇跡的に九谷焼の対の徳利が二つとも無傷でした。
 それは亡き父が最も大切にしていた酒器です。

裏の隣家との間のブロック塀


バラバラになった石灯篭


ずり落ちてしまった屋根瓦

※まだ葺き替えて2年目(?)でしたが、ネジ止めされていなかった最上部だけがズリ落ちています。

これは大地震の日(16日)に食べた、配給のカンパンです。

※16日が日勤勤務だった私は、家の惨状をそのままにして出勤しました。
 建物の外の地面に布団を敷いて寝ていた寮生を起こして、近くの小学校体育館へ避難させました。
 その避難場所で分けて頂いた配給のカンパンです。
 その日の私の食事はこれだけでした。

これは大地震の翌々日(18日)朝の配給品です。

※17日が宿直勤務だった私は寮生数名を連れて寮近くの某小学校体育館へ避難しました。
 この配給品は次の朝、朝食として頂いたものです。

我が家の近くの城西小学校(熊本市西区)へ来ていただいた自衛隊さん
(22日(?)に撮ったものです)

※右のトラックが停まっているところ辺りに昨年の台風15号で倒れた大王松(ダイオウショウ)がありました。
 台風15号の記事 → 台風15号(白鳥)の爪痕

『炊き出しご苦労様です』


京都市からも応援の給水車が来ています。


避難所となっている城西小学校体育館

※我が家から100m余りのところにあります。

今夜(23日)の夕食として頂いたものです。

若者(男女)が汗だくになって作ってくれていました。
この皿にはウィンナーが3本入っていましたが、それを腹に入れた後撮ったものです。

♥♡ 家族全員元気です。

2016年04月22日 18時49分35秒 | 日常・その他
  今、散乱した物を掻き分けてパソコンに辿り着いて書いています。

   先日4月19日にコメント(4月13日の記事への)で記入しましたが(*)
   同じ内容のものをブログ記事で書かせていただきます。 

    * : ウチのパソコンがひっくり返っていることもあり
       ブログアカウントにログインできなかったので、
       コメント欄に状況を書きました。


私が住む熊本地方を震源とした「熊本地震」では
家の中にあった家具類のほとんどが暴れまわって倒れました。
障子や襖も外れて倒れました。
中にあった食器や花瓶類、衣類、そして本などが飛び交って下に落ち、
落ち足の踏み場もない惨状です。
庭の灯篭もバラバラになってひっくり返っています。
しかし築100年は経とうかという古い家屋は、度々の激震にも負けず
老体に鞭打って健気に踏ん張ってくれています。

亡くなられた方々や怪我をされた方々のことを思うと
  素直に喜べないところがありますが、
家族全員(近くに住む兄を含め)が怪我もなく無事です。

全国から熊本へ、力強く暖かい支援・救援の手が続々と
  差し延べられています。
『ありがとうございます!!』

早く収束して、再建へ向けた一歩を踏み出すことができることを
  願っています。

私が勝手に決めている我が家の家訓
『人間万事塞翁が馬』
我が家においてもも失った "物" は多いですが、
再生へ向けての意欲と気力が
私の中にも沸々と湧いてきているような気がします。

『どうぞ暖かい目で見守っていてください』
『ありがとうございます!!』


  -追記-

  我が家の近くの城西小学校(熊本市西区)にも
  昨日、自衛隊が来てくれました。感謝!感謝!
  ただ、我が家の者は誰も事前登録していなかったので
  炊き出しを頂くことができませんでした。

   しかし、ス-パーには品物が揃ってきましたので安心しています。

  我が家の片づけはこれからです。
  我が家の壁や柱などを見てみると、
  やはり築100年の古い家はいたる所に深手を負っていました。
  よくもってくれたものです。感謝!感謝!

  ではまた。

◇ 絵画サークルの初会合

2016年04月13日 12時38分06秒 | 日常・その他
今日は公民館絵画サークルの新年度最初の集まりです。
今から出かける予定です。

    ※会員の更新手続きを、やっと昨日したばかりです。
      実は、継続しようかどうか迷っていたのです。
      ほとんど女性ばかりの中に男が入って邪魔をしていないか
      少し気になっていたのです。
      2年間お世話になった先生(近所の方)が講師定年(80歳)で
      辞められるということもあり、退会する良いタイミングかと ・・・

      女性ばかりのほうが和気あいあいと茶飲み話も弾みやすいかと ・・・
      (長老女性会員らの中に私が未だ溶け込めていない
         ということにもなりますが)

      昨日、公民館の受付で入会状況をきき、
      男が1名いるということがわかり、継続を決めました。
      
新しい講師は、
前講師の後輩にあたる方で、
中学校の美術の先生をされたあと校長も歴任された方のようです。


  新年度から「気功」か「ヨガ」の教室にも参加したいと思い
  何ヵ所か訪ねましたが、どこも女性会員が圧倒的に多いようなので諦めました。

    ※自律神経を整えるのに、「気功」や「ヨガ」は
      効果があるのではないかと考えたのです。

  先ずは一人でやってみようと、
  気功を紹介している「気功 KIKOU」というWebサイトを覗いてみるつもりです。
  


・・・・・・・・・・・ ギャラリー 048 (「ウィンスロー・ホーマー」さんの絵) ・・・・・・・・・・・

                  ライセンス(3点とも): (パブリック・ドメイン)


 ■タイトル:三人の女漁師(Three Fisher Girls, Tynemouth)

 ・画家:ウィンスロー・ホーマー(Winslow Homer)
 ・制作年:1881年
 ・収蔵:ナショナル・ギャラリー<ワシントン>


 ■タイトル:篭を運ぶ女性(Girl Carrying a Basket)

 ・制作年:1882年
 ・収蔵:ナショナル・ギャラリー<ワシントン>


 ■タイトル:危険(Danger)

 ・制作年:1883年-1887年
 ・収蔵:ナショナル・ギャラリー<ワシントン>

  ※アメリカ人のホーマーさんは1881年から2年間、
    イギリスの「ノーサンバーランド」(*)の漁村「カラーコーツ」に
    滞在して、漁村をモチーフにした水彩画を描かれたそうです。
    上の3作品もカラーコーツ作品と呼ばれる150作からなる作品群に
    含まれるものです。

     * : イングランドの最北端、スコットランドとの境界にあり、
        イングランドの中では最も人口密度が低いところで、
        昔はスコットランドと領土を巡る争いの舞台となったため
        多くの城が建てられたそうです。

◇ 伸びていく若葉(某職業訓練校敷地内)

2016年04月12日 22時27分32秒 | 庭の草木や生き物たち, etc.
勤務先で撮りました。

柘榴(ザクロ)

  一昨年は沢山実が生りましたが、
  昨年は夏に襲来した台風15号が影響したのか(?)、
  1個も実を付けませんでした。

皐月(サツキ)


欅(ケヤキ)


満天星(ドウダンツツジ)


茱萸(グミ)

  ※赤い実が生ります。

 長い間私は勘違いしていました。
  お菓子の「グミキャンディ」は
  形が茱萸(グミ)の実のように可愛いから
  その名が付けられたものと。
  (菓子のグミは、ドイツ語の「gummi」(ゴムの意味)から
    きているということを知りませんでした)
    
薔薇(バラ) ※品種不明

  ※朱色の花が咲きます。

花園衝羽根空木(ハナゾノツクバネウツギ(英名:アベリア))
  ※一般的には「アベリア」と呼ばれています。

このアベリアは春から秋にかけての長い期間に渡って、
釣鐘状の可憐な白い花が咲きます。
このアベリアの品種は判りませんが、
ピンクの花が咲く「エドワード・ゴーチャー」という
品種もあるそうです。


 この敷地内で伸びていくのは若葉だけではありません。

   4月には新しい訓練生が入ってきました。


・・・・・・・・・・・ ギャラリー 047 (「クロード・モネ」さんが描かれた春の絵) ・・・・・・・・・・・

                  ライセンス(3点とも): (パブリック・ドメイン)


 ■タイトル:春(Spring (Fruit Trees in Bloom))

 ・画家:クロード・モネ(Claude Monet)
 ・制作年:1864年
 ・収蔵:メトロポリタン美術館<ニューヨーク>


 ■タイトル:レイデン付近、サッセンハイムのチューリップ畑
        (Tulip Fields at Sassenheim, near Leiden)

 ・制作年:1886年
 ・収蔵:スターリング・アンド・フランシーヌ・クラーク美術館
       <アメリカ マサチューセッツ州>


 ■タイトル:ジヴェルニー、春の効果(Effect of Spring at Giverny)

 ・制作年:1890年
 ・収蔵:(プライベートコレクション)