湯原修一の歓喜悦慶と聊かの慷慨憂愁, etc.

いつとはなしに眠りにおち微風を禿頭に感じて目が覚める。
このような生活に変わったらブログが更新されないかもしれません。

死亡原因別の死亡数(新型コロナ関連)

2020年05月27日 18時51分54秒 | 日常・その他

今回の新型コロナウイルスで亡くなられた方は日本国内で830人にのぼるそうです。
※5月25日24:00時点の数値(厚生労働省HPより)

この数値には外国籍の方も含まれているかもしれませんし、年間を通してのものでもありません。
比較するのはおかしいかもしれませんが、他の死因での死亡数と比べてみました。

下表は2018年における死亡原因別の死亡数と今回の新型コロナウイルスでの死亡数(830人を使用)を比べたグラフです。
ピックアップしている死亡原因はごく一部のものです。


※データは政府統計の総合窓口e-Stat(https://www.e-stat.go.jp/)に掲載されている「死因(死因簡単分類)別にみた性・年次別死亡数及び死亡率(人口10万対)」(調査年月2018年)を使用しています。

肺炎(誤嚥性肺炎を除いたもの)だけでも年間約9万5千人が亡くなられています。
インフルエンザは3千人以上です。(超過死亡数でいえば年平均1万人以上といわれています)

人はいつかは必ず死ぬものです。2018年には一日あたり3,700人余りの方が亡くなられています。

痛ましいことに、2018年には20,031人の方が自殺されています。
そのうち「経済・生活問題」が原因とみられている方は3,432人です(*)
一人一人に3億円(計約1兆円)を支援できていたら3,432人の命を救えたかもしれません。
*:警察庁HPに掲載の「平成30年中における自殺の状況」から。

新型コロナウイルスに限らず他の色んな病気にも罹りたくない、という気持ちは誰しも同じはずです。
もちろん私もそうですが・・・

今回の新型コロナウイルスでは、人命・健康の被害だけでなくで、騒動?による経済的な損失が莫大なものとなっているようです。
上のグラフの新型コロナウイルスの赤い棒は判別しにくいほど小さなものですが、その新型コロナウイルス関連として事業規模200兆円を超える金が "経済対策" のために動かされるようです。
厚生労働省クラスター対策班の "一人" から出された『行動制限をしなければ国内で約42万人が感染によって死亡する』との "見方" が、国民に畏怖の念を抱かせるとともに、感染防止のための各種対策をとらせる動因の一つになったものと考えます。このまま終息したら、「あの見方は正しかった "だろう" から、活動自粛などにより甚大な経済損失が生じはしたが約42万人の命が救われた」と喜ぶべきところなのでしょうか・・・

「2020年春のあの大騒動はいったい何だったんだ」と後になって皆が嘆くことになったとしても、いつもの如く「あのときはああするしかなかった」と皆が同調して納得し(慰め)合うことになるのでしょう・・・


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