湯原修一の歓喜悦慶と聊かの慷慨憂愁, etc.

いつとはなしに眠りにおち微風を禿頭に感じて目が覚める。
このような生活に変わったらブログが更新されないかもしれません。

◇ 雄大な阿蘇の雲海

2015年10月30日 13時43分17秒 | ちょっとした出来事?
  一週間余りブログ更新が滞りました。
  先週末から今週にかけて遠来の友(*)と一緒に阿蘇方面へ行ってました。

   * : 定年退職前の会社でご一緒した方々で、
      仕事やアフター5でもお世話になった3人です。


 1泊目は内牧温泉に宿をとりました。
 朝、目が覚めたら辺り一面に霧が立ち込めていました。(「阿蘇の朝霧」といいます)
 「これなら雲海が見られる」と、
 朝食前に雲海を見に行くことにしました。
 車で片道30分程度のところに絶好のビューポイント「大観峰(ダイカンボウ)」があります。

   ** : 「大観峰」の場所は末尾の地図をご参照


「大観峰」に着くと、カメラを構えた人達の姿がありました。


阿蘇外輪山の北中央に位置する「大観峰」から見た24日朝の大雲海です。


東の空に朝日が昇ったところ



阿蘇五岳


  北側から見た阿蘇五岳の山並みの形は「涅槃仏」の姿に例えられます。
  (左端の「根子岳」が頭になります)
  丁度お腹のあたりの中岳火口から白煙が上がっています。(ヘソで茶を沸かせそうです)

   ニュースで言ってましたが、
   丁度前日(23日)に中岳の噴火が止まったそうで、
   黒っぽい煙ではなく白い煙(蒸気(?))に変わっています。
 
    ※9月14日の火砕流を伴う噴火以来「噴火警戒レベル3」が続いています。


これは「大観峰」を少し下ったところから西側の谷を撮ったものです。

   ※雲海の下には田園と集落が広がっています。

阿蘇のカルデラ盆地を一面に覆った雲海を見たのは初めてです。
いつもこのような雲海ができるものではないと聞きましたので、
遠来の友に観てもらうことができて幸運でした。


このように雄大な景色を見ると外国にいるような気がしてきます。
(海外に行ったことがない私が使う表現としては変ですが)


この日、霧が晴れたあとは真っ青な秋空の快晴でした。

スタートティーグラウンドにて

  ※遠来の友3人
  ※コースは阿蘇山麓にあります。打ち下ろしのいい眺めでしょう。


   遠来の友が熊本にいる間、全日快晴でした。
   (ちなみに、私は雨男といわれています)
   阿蘇の噴火も止まりました。
   
     さぞや3人の日頃の行いが良いのでしょう。


【大観峰の場所】

♥ 赫赫云々(カクカクシカジカ)の理由を知りたい核軍縮への日本の対応

2015年10月22日 06時06分40秒 | 紫苑色の重い思い[慷慨憂愁]
今日の地方紙朝刊に見出し付きで、
日本が国連総会において22年連続で
「核廃絶決議案」を提出したとありました。
また、オーストリアなどが提案された
核兵器の禁止や廃絶の法的枠組みづくりへの努力を呼びかける決議案へは
日本は賛成しない見込みであると、最後に小さく書いてありました。


2014年の第69回国連総会で採択された核軍縮関連の決議案の採決状況は
次表のようになっています。(主なもの)


    ※国連広報部資料などをもとに作成された資料などから引用

アメリ○やイスラエ○に反対が多いのはわかりますが、
旧連合国のイギリ○やフラン○もアメリ○に足並みを揃えています。

アレっと思われるのが
北朝○が賛成7個、日本が賛成5個ということです。
( "棄権" は消極的反対みたいなものでしょうから、無視しています)

マスメディアの報道内容などから、
世界の中でも被爆国日本が最も積極的に核軍縮を叫んでいると思われがちですが、
この表を見た限りでは、日本はあの北朝○にも後れをとっているように見えます。

 政治家の中にも「抑止力としての核を保有すべきだ」という意見が一部にあるようですが、
 それについての国民的議論を進めるためには、
 先ずは、核軍縮関連決議案諸々への日本の不可思議(*)な対応について
 国民へ十分な説明がされてからではないかと思います。

   * : 核の傘に入っている日本の対応としては真っ当なものかもしれませんが、
      広島・長崎の日に神妙に黙とうする政治家の姿を見ている一般国民からみれば
      理解しにくい対応にみえることでしょう。
    
       「由らしむべし、知らしむべからず」
         知らしむべからずのまま
           国の運命に影響するようなことを決めてもらっては困るんですが ・・・

◇ 墓に彫り込む文

2015年10月21日 23時56分34秒 | 日常・その他
石材店さんから「墓の工事を始めます」との連絡がありました。

   ※今月28日が納期で、家の墓の建て替え工事があります。
     新しい墓の基本デザインはド素人の私がしました。
     石材店さんの助言もあり何とか格好がついていると思っていますが、
     斬新なようでいて古臭くもあり、周りにある墓とは少し趣が異なりますので
     目を引くかもしれません。

    
墓石のどこかにか家紋を入れるのが一般的かもしれませんが、
なにか堅苦しいので無しにしました。
そのかわりという訳ではありませんが
納骨室の扉に短い文を彫り込んでいただくことにしました。

その文は私が決めたものです。

納骨室の扉はこのようなイメージになります。

 
    無窮(ムキュウ)に煌(キラ)めく
    万象(バンショウ)の恵みと
    花鳥(カチョウ)微笑む
    慈(イツク)しみの中に


文法的・表現的におかしなところがあっても笑わないでくださいね。

  "無窮に煌めく" も "煌めく・・・恵み" というのも変かもしれませんが、
  変なままにしました。

  宇宙の果て(?)を基準(?)にすれば、地球は無窮といえる位置かもしれませんし ・・・
  死んだあとは何もかもが無窮かもしれませんし ・・・
  "無窮" には永遠という意味もあるそうですし ・・・
  "煌めく" は "万象" に掛かってもよいかと考えまして ・・・

 
 現在では「やばい」という言葉が「すごい」という意味でも使われているように、
 日本語も柔軟(?)に変わってきていますので、
 おかしいところがあったとしても、変化を先取りしていると考えればいいのかもしれません。
 私が墓に入る頃には美文として見られていたりして。(^_^)


文は「 ・・・・・・・・・・ 中に」で止めています。

 「恵みを受ける」
 「慈しみを受ける」と、
   受動的な意味に続くことを想定されるかもしれませんが、

   死んだ後、自らが万象の恵みに同化していく、
   慈しみを生みだす何か(?)になっていく、
     という意味にもとれるようにしたつもりです。
     (死んだ後のことなので "自らが" というのも変ですが)  



 ※明日(22日)からの宿直・宿明け勤務のあと阿蘇のほうへ出かけますので、
   暫くの間(27日頃まで)拙ブログを更新できそうにありません。
   (スマホなどを所有していないので)

◇ 黄色の帽子が眩しい小学1年生

2015年10月20日 21時08分16秒 | 日常・その他
家の近くに小学校があります。
  家の門から小学校敷地まで約100mといったところでしょうか。

外が騒がしいようなので、2階の窓から覗いたら、
小学生が家の前の道をゾロゾロと通っていました。

ガヤガヤと楽しそうにおしゃべりしながら歩いています。
時折先生が隊列を乱す子を注意している声がします。

デジカメを持って外に出て、
門の前を通り過ぎていく生徒たちを撮りました。

   ※お向かいの家の門際にある松は「ショウダイマツ(小岱松)」(*)です。
     画像ではわかりにくいですが、
     これほど素晴らしい枝振りの小岱松を他に見たことがありません。

        * : 小岱松は熊本県荒尾市や玉名市が自生地と云われており、
           近くにある小岱山(ショウダイサン)から名前が採られています。
           荒尾市・玉名市の市の木に指定されています。
           小岱松は鱗片状の小さな樹皮が特徴で、何年経過しても剥がれずに
           重なっていき亀甲状や縦割れしたりします。
           希少な松で、松柏盆栽の愛好家の中にはご存じの方もあるかも知れませんが、
           全国的にはあまり知られていないと思います。
             私も中・高生のころ小岱松の盆栽を何鉢かもっていましたが、
             家を離れてから後、いつのまにか枯らしてしまいました。



みんなまだピカピカの黄色い帽子を被っていますので1年生のようです。

手に画板のような物を下げているので野外写生を兼ねた遠足かもしれません。

少し追いかけてバイパス道路まで出てみると、
(家からバイパスまで約50mの近さです)
帽子とお揃いのピカピカの黄色い貸切バスが停まっていました。


  3台停車していたので、1年生は3クラスなのでしょうか?

どこへ行ってくるのでしょうか?

   私には小学校1年生のときに貸切りバスに乗ったという思い出がありません。
   (すっかり忘れてしまったのかもしれませんが)
   そして、ピカピカの黄色い帽子もありませんでした。
   あんなにカラフルなリュックサック(デイバッグ)もありませんでした。
   水筒は、楕円形のアルミ製容器に茶色の革ベルトが付いたものだったと思います。

   ツギハギだらけのズボンをはいた子もいました。
   穴が開いたズックをはいた子、ゾウリを履いた子もいました。
   (もしかしたら裸足の子もいたかもしれません)

     ※今の子供たちは昔の子より立派な格好をしているように見えますが、
      「子供の相対的貧困率」は1990年代半ばから概ね上昇してきており、
      厚生労働省が2014年7月にまとめた「国民生活基礎調査」によると
      16.3%になっているそうです。(過去最悪で、6人に1人が貧困)
      2010年には15.3%の生徒が「就学援助」を受けているそうです。

      私が小さい頃は高度経済成長前で、
      社会全体的に今よりも貧しい「絶対的貧困」の時代だったのでしょう。


午後2時を過ぎた頃、
また外が騒がしくなりました。
どうやら朝通って行った1年生が帰ってきたようです。

デジカメを持って外に出て。
学校へ戻っていく姿を後ろから撮りました。


行くときよりも解放感があり、ルンルン気分のように見えます。

  行った先で何か楽しいことでもあったのでしょうか?
  心配していた絵がうまく描けたので安堵したんでしょうか?

先生方は、隊形が乱れた子羊の群れを追い立てるかのように、
時々叱りながら、後ろから付いて行ってます。

  無事に終わった1年生の校外活動に、
  先生方の表情にもホッとされた様子が窺えました。

◇ 鯵の南蛮酢

2015年10月19日 23時40分40秒 | 日常・その他
今日は鯵の南蛮酢を作りました。

宿明け勤務の帰りに寄ったスーパーの鮮魚コーナーに
程良い大きさの鮮度が良さそうな鯵が売ってありました。

  氷を入れた大きな容器にドッサリ入れてある「本日のお奨め品」です。

1匹88円(税別)でお買い得なので、南蛮酢にしようと10匹(2匹×5人分)買いました。
鮮魚担当のオジサンに、調理(頭落しと内臓除去)してくれるのかを尋ねました。
(このような売り方がされている "特売品" は、普通は調理など頼めないのでしょうが)

  両膝横にポケットがついた作業ズボンを穿き、
  主婦に混じってカゴ山盛りの買い物をしていた私のことを
  可哀そうな恐妻家にでも見えたのか、
  ニコッとして引き受けてくれました。


家に帰って早速調理を始めました。

 鯵は「ゼイゴ」(*)を取るだけで済みました。

    * : ゼイゴというのはアジ科の魚特有のもので、
       尾ビレの付け根から側線部にかけてある硬いトゲのようなもの。
       (ウロコが硬く変化したもの)

 鯵を揚げる前に、漬け汁を作っておきました。

  ・昆布でダシ汁を作り
  ・それに、
    酢、醤油、砂糖、みりん、焼酎(酒の代用)、塩、ダシの素を加え沸騰させます。
    (それぞれ、量らず適当です)
  ・玉ネギとニンジンの細く切ったものを加えて少し沸騰させたら火を止めて
   トレイに移して出来上がり。

 鯵は素揚げにしました。
 火が通りやすいように切れ目を入れて揚げました。(約8分間)

   揚がった鯵を、熱々のままトレイの漬け汁に浸します。

4回に分けて揚げ、出来上がったのがこれです。


他にもオカズがあったので、
今日の夕食で南蛮酢を食べたのは私とカヅちゃんです。

  南蛮酢は一晩置いたほうが味がしみて美味しくなるのですが、
  私は待ちきれなくて食べました。
  カヅちゃんは、私が頻りに勧めたので食べざるを得ませんでした。

   味のほうは少し淡白でした。
   砂糖と醤油が少し足りなかったのかもしれません。
   鮮度が良かったからか、鯵自体は美味しいのですが、
   南蛮酢としては味が薄く、味気ない味でした。
   (カヅちゃんは、いつものように『美味しい』と言ってくれましたが ・・・)

   明日になると、
   漬け汁の味が滲みて、締まった味になっていると思います。
   私の分の残り一匹を、噛みしめて食べたいと思います。