湯原修一の歓喜悦慶と聊かの慷慨憂愁, etc.

いつとはなしに眠りにおち微風を禿頭に感じて目が覚める。
このような生活に変わったらブログが更新されないかもしれません。

◇毎晩出没する一匹の日本守宮(ニホンヤモリ)

2014年09月28日 22時29分26秒 | 庭の草木や生き物たち, etc.
我が家の台所の窓に毎晩ニホンヤモリ(*)が出没します。

祖母以外の家族はニホンヤモリのことを『可愛い』といいます。
生まれたばかりでチョロチョロするものは尚更。

祖母は何故か目の敵にしているようです。

祖母に見つかると何をされるかわからないので(虐殺されるかも)、
祖母に聞こえるところでは決して『ヤモリがいる』などと言いません。


 ・窓ガラスに張り付いて虫を探すニホンヤモリ【画像拡大注意】爬虫類が苦手な方

  ※窓ガラスの外にいるのを内側から撮っていますので腹が見えています。

先日は同じ場所に大きい蟷螂(カマキリ)がいました。
これも虫を捕食に来ていたようです。

ヤモリとは鉢合わせしませんでしたが、
もし出合っていたら、縄張り争いになっていたのでしょうか。
戦ったらどちらが強いのでしょう。

  *:江戸時代に来日したシーボルトが新種として報告したので、
    名に”ニホン”がついていますが、平安時代以降に日本に
    持ち込まれた外来種のようです。    _wikipediaより

◇「東光展」鑑賞に出かけた美術館への道すがら(熊本城と柘榴の木)

2014年09月28日 19時56分17秒 | ちょっとした出来事?
今日は熊本県立美術館で開催されている「東光展」(*)を見てきました。

先日の公民館絵画サークル例会のときに、
メンバーの方から前売券をいただいていたのです。


  *:「東光展」は一般社団法人東光会さん主催で開催されるもので、
    今回は80回記念となっていました。
    私が見たのは熊本会場のものです。
    恥ずかしながら私は東光会について全く知識がありませんでした。


有料の美術展覧会を見ることは滅多にありません。
最終日の今日が仕事休みでしたので自転車で行ってきました。


  どの作品も時間をかけて丁寧に描かれているようでした。
  描画手法など技術的上手下手はわからず審美眼もありませんので、
  失礼ながら”観る”ではなく”見る”ことになりました。
  ですから、私が立ち止まるのは好きな絵の前ということになります。

  展覧できるような絵は描けないでしょうが
  『下手は上手の手本なり』という世阿弥の言葉を慰めとして
  下手なことを気にせず好きになれる絵が描ければ、と思います。


自宅は熊本市西側の山の麓にあるのですが
熊本城内にある美術館までは自宅から2km(ジョギングシミュレータで算出)、
自転車でほんの10分程度(**)です。

  **:自宅から美術館まで自転車で行く道は
    通行量が少ない裏道で、奇跡的に信号機
    が1ヵ所しかありません。
    

その道すがら撮ったものです。

  ・二の丸公園から見た熊本城

  ※日本三名城の一つと言われていますが、総合的には日本一でしょう。
   広大な敷地の自然との調和、黒と白の質実さ、石垣などの機能美 etc
   三名城に挙げられることがある江戸城、名古屋城、姫路城、大阪城、松本城を始め
   他の城にも素晴らしいところはありますが”総合的に”ということでご理解を。
  ※右が「大天守」、左が「小天守」、手前が「宇土櫓(必見)」です。
   小天守は豊臣秀頼お成りのために築城し、宇土櫓は小西行長の家臣たちに管理させた
   (その家臣たちを助けるため)といわれています。
   加藤清正さんの篤い義理人情?



  ・たくさんの実がなった柘榴(ザクロ)の樹

  ※お城近くの家にあった柘榴の樹です。
   たくさんの実が生った枝が塀の上からのびていました。
   はぜた中にはルビー色の種衣がビッシリ。
   私が食べたのは半世紀前。甘かったのか酸っぱかったのか覚えていません。
   1個持ち去りたいという衝動を抑えました。

◇今期初の家庭鍋料理

2014年09月27日 23時55分48秒 | ちょっとした出来事?
昨日の夕食は今期初の鍋物でした。

家族みんな鍋は好物です。
私も大好きなので夏季をのぞいて鍋をつくります(*)。
特に冬場、週末の土曜日あたりは鍋になる日が多くなります。

  *:我が家の鍋シーズンは一応「秋~春」です。
    夏を過ぎて初めての鍋なので”今期初”ということになります。
    毎年4月頃には『今期最後の鍋だね』と言って名残惜しそうに食べますが、
    同じ言葉を繰り返しては6月頃まで鍋をつくるのが恒例となっています。



我が家の鍋はほぼワンパターンの内容です。

だし汁は鰹・昆布味です(キムチ鍋のときも偶にありますが)。

今回の具材は次のとおりです。

 ・豚肉(ロース、モモ、バラ)
 ・牛肉(部位未確認)
 ・鳥モモ肉
 ・鳥肉団子(軟骨入り)
 ・白菜 ← 私にとっては、これがないと鍋を食べた気がしません。
 ・春菊 ← 〃
 ・長ネギ
 ・人参
 ・椎茸
 ・ブナシメジ ← 〃
 ・舞茸
 ・こんにゃく
 ・豆腐 ← 〃
 ・うどん ← 〃
 
  ※この他に次の物が入るときもあります。
   (私以外の者には不人気なので不採用となることが多いのです)

      魚切り身(タラ、ブリなど)、水菜、はるさめ、エノキ茸 etc



-話は変わりますが-

昨年、狭いエリアですが家庭菜園を造り、次の野菜類を少しづつ作りました。
野菜作りは初めてのド素人なのに欲張り過ぎたので、
手入れなども疎かになり満足に口に入ったものは多くありません。
トウモロコシなどは数十個実りつつあったのにカラスに横取りされてしまいました。

 ・キュウリ ← 収穫期を逸して馬鹿デカイものができましたが、十分食べられました。
 ・春菊 ← 小さい葉のものが沢山できました。葉を選別するのが面倒でした。 
 ・青梗菜 ← 種を植え、小ぶりながらも沢山できました。
 ・玉ネギ ← 100個分の苗を植え、ピンポン玉より少し大きい程度までしかなりませんでした。
 ・長ナス ← 2本植え、焼きナスや天婦羅で食べました。
 ・ピーマン ← 2本植え、小さいものを数個を食べました。
 ・オクラ ← 沢山できたのに収穫時期を逸することが多く、スジだらけの食用困難なものになりました。
 ・カボチャ ← 2個食用にしましたが市販品に味が劣りました。
 ・トマト ← 3本植えました。数個サラダなどに使いました。
 ・トウモロコシ ← カラスにプレゼントしました。
 ・スナックエンドウ ← 少しできましたので、ゆがいてマヨネーズで食べました。
 ・桜島ダイコン ← 根が全く太らず、ダイコン足程度にもなりませんでした。


これから冬にかけて、
鍋の材料になるもの(白菜、春菊、人参など)を育てたいと思います。

”地産地消”ならぬ”自産自消”です。

◇夏の名残り(ゴーヤとオカワカメ そして 思い出す 湘南の海の家)

2014年09月26日 17時36分21秒 | 庭の草木や生き物たち, etc.
成長が止まり葉も黄色くしな垂れてきた、夏の名残りのゴーヤとオカワカメです。
※オカワカメの正式和名はアカザカズラです。


※葉先が分かれてるのがゴーヤ。


初夏にDIYで苗を購入して植えたものです。

台所へ差し込む強い西日を遮る目的でプランターに植えました。

このゴーヤはツルが伸びるのが遅く葉も小さく疎ら、そして10個程度生った実も長さ10cm程度のものでした。
※せっかく生った小さな実。カヅちゃんが炒めてくれ、美味しく頂きました。

オカワカメはその名が示すように、葉は食用になり栄養豊富だそうです。
しかし、料理の材料にできるほどには茂らなかったので、一枚も食べてやることができませんでした。


どちらも期待にあまり応えてくれませんでしたが、天候不順の中を精一杯頑張ってくれたのだと思います。

ご苦労様でした。



夏の名残りといえば、昨春までの7年間を過ごした湘南の海を思い出します。

その頃は藤沢市辻堂西海岸に住んでいました。
サーファーが集まる辻堂海岸が近く、江ノ島まで4km余りのところだったので、よくジョギングで江ノ島方面まで往復したものです。

砂浜沿いの遊歩道を他のランナーと時々すれ違いながら走るのですが、往路は海に浮かぶ江ノ島を右に見ながら、



復路は浮世絵のような富士山を正面に眺めながらとなります。

※夏の写真ではありません。


コースの折り返し地点近くが海水浴で有名な片瀬西海岸になります。

夏には、その季節だけ設営される海の家が色鮮やかなペインティングの化粧をして砂浜に軒を連ね、褐色の肌に蛍光色パンツが似合う若者たちで大変賑わいます。


私が思い出す「夏の名残り」とは、その海の家の名残りです。

眩しい太陽の下の喧騒に包まれた店ではなく、役目を終えて解体途中の、錆びた鉄柱と傷だらけの床板だけになった海の家のことです。


沈む夕日をバックに、黒いシルエットとなってひっそりと佇んでいた姿を思い出します。

波の音だけが静かに聞こえていました。



もうすぐ跡形も無くなってしまうという「夏の名残り」は、夕闇せまるなか何を考えていたのでしょう。

柱を蹴った若造のこと?
シャワーで涙を洗っていたヤンキー娘のこと?
自分も一度は食べてみたかった特製バーガー?

もしかしたら翌年のための悪だくみ?



砂に滲んだ汗やビール、ましてや数滴の涙は、波に洗われて 名残りとなることはありません ・・・

◇金木犀(キンモクセイ)の香り

2014年09月26日 14時08分36秒 | 庭の草木や生き物たち, etc.
今朝、宿直明けで自宅に帰るといい香りが漂っていました。

鼻をヒクヒクさせて見上げると、門柱の脇にあるキンモクセイが一斉に開花していました。

この木も高齢で、今年は芽吹きも良くなかったので、
花も少ないかと気に掛けていたところでした。

       ・一斉開花のキンモクセイ

   ※『投稿画像を見ていると匂ってくるようで、ディスプレイの中に現物があるように錯覚します』
    と書こうとしていたら、風がパソコンのある部屋まで香りを運んできていました。

       ・キンモクセイの枝の下から木漏れ日を見上げて

   ※今日の熊本市の空は快晴の青です。



ところで、
キンモクセイは雌雄異株の樹木ですが、なんと日本には雄株の木だけしかないそうです。
つまり日本国内には女の木がなく男の木しかないということです。

花が沢山咲いて喜ばれるのが雄株で、
雌株がなくても挿し木で容易に増やせるので雌株の雌蕊に受粉させて増やす必要がないそうです。
まさにクローンですが。

たとえ人に喜ばれようとも
私はキンモクセイには生まれ変わりたくありません。