湯原修一の歓喜悦慶と聊かの慷慨憂愁, etc.

いつとはなしに眠りにおち微風を禿頭に感じて目が覚める。
このような生活に変わったらブログが更新されないかもしれません。

◇ 「ぼうぶらどん」たち

2015年08月31日 12時27分09秒 | 庭の草木や生き物たち, etc.
5粒播いていた種から2個だけ収穫できたカボチャ(南瓜)です。



種が入った袋には「黒皮栗カボチャ」と書いてあったはずです。

黄色い花は沢山咲きましたが、ほとんどが雄花でした。
僅かに咲いた雌花の中で、結実してくれたのがこの2個です。


   "カボチャ" という呼び名は一般にはポルトガル語由来であるとされ、
   一説には、日本にカボチャを持ち込んだポルトガル人が、
   「カンボジア(ポルトガル語でCamboja(カンボジャ)」から持ってきたと
   答えたためと云われています。

 熊本弁ではカボチャのことを "ボウブラ" と言っていたそうですが、
 これはポルトガル語で「カボチャ」や「ウリ類」を意味する "abóbora(アボボラ)"
 に由来すると言われています。

 熊本民謡で有名な「おてもやん」の中にも
 「ぼうぶらどんたちゃ ・・・」という歌詞がでてきますが、
 これは、風采の上がらない「カボチャ男たち ・・・」という意味になります。

   ※「おてもやん」の歌詞と現代語訳については、
     拙ブログ「「おてもやん」と「永田イネ」さんの像」<2015.6.22>に掲載しています。


  収穫したカボチャも、
  姿かたちが見栄えしない "ぼうぶらどん" でしたが、
  せっかく生ってくれた貴重な2個ですから、味わって食します。  


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このキノコは、
庭に放って使っていない植木鉢に生えていました。




ハラタケ科のキノコのように見えますが
Web図鑑で調べても種を特定できませんでした。

  数日で萎んでしましました。

◇ 山椒の実を食べるキジバト(雉鳩)

2015年08月30日 21時50分57秒 | 庭の草木や生き物たち, etc.
空き家の庭に自生している山椒の木に沢山の赤い実が生っています。

その細い枝にキジバト(雉鳩)(*)がとまっていました。

   * : 昔はヤマバト(山鳩)と呼ぶのが一般的だったかと


  
何をしているのかと思ったら実を食べ始めました。



赤い実ではなく、黒っぽくなった完熟(?)の実を選んで食べているようです。

しばらくすると、連れ合いとおぼしき一羽が飛んで来て仲良くとまりました。



二羽とも仲睦まじく、
枝を移りながらせっせと啄んでいましまた。


 ところで、山椒の実を沢山食べても大丈夫なんでしょうか?
 ウナギに山椒はつきものですが、山椒だけを食べる人間はいないはずです。

  山椒には、その名も「サンショオール」という辛味成分が入っており、
  脳を刺激して内臓の働きを活発にする作用があり、整腸や虫下しにも使われてきたそうです。
   ただし、食べ過ぎは禁物とのこと。


このキジバト夫婦(?)は
何か悪い物でも食べて腹をこわしていたのかもしれません。

◇ 「カメラ小僧」ならぬ「カメラ親爺」

2015年08月28日 23時14分26秒 | 日常・その他
ブログを始めてから写真を撮ることが多くなりました。
  撮ると言ってもスナップショットです。

ときどき腰にカメラケースをつけて出かけます。

これがそのカメラケースです。
   
退職前の職場でお世話になっていたCさんから頂いた「特注手作り品」です。
厚手の皮でカッチリ作られています。
「ベルトとおし」があるので、文字どおり "携帯" できます。

  以前使用していたデジカメの大きさに合わせて作られていましたが、
  先日購入したデジカメは前のものより少し大きめだったので、
  皮を手で柔らかくして少し拡げました。


昨日、宿直勤務で出勤するときにも携行しました。

台風15号襲来後はじめての宿直でした。
職場は熊本市南区にありますが、やはり暴風の爪痕が残されていました。

勤務先の某職業訓練校の校庭にあったケヤキ(欅)が1本倒れていました。


近くにあるマンションのコノテガシワ(側柏)も倒れかかっていました。


このコノテガシワは良く手入れされ、
シンメトリーに並んでエントランスの両側を飾っていたのですが、
今は人が通るのを邪魔していました。


他にも倒れている植栽がありました。



  以下の2枚は宿明け勤務のあとで寄ったスーパーの中で撮ったものです。

鮮魚コーナーに生きた「川ガニ」が売ってありました。
(デジカメを携帯していると、思い付いた時に撮ることができます)

   ※上の箱に魚の頭が並んでいますが、1匹380円(税別)で特売されていたハマチです。


   ※狭い所に入れられて、泡を吹いてブツブツ文句を言っているようでした。

このカニを食べるには、
生きたままグラグラたぎった湯の中に入ってもらわなければなりません。
私には、とてもできそうにありません。


我が家に近づくと、電動鋸の音がしてきました。

我が家のすぐ近くにある小学校の木も今回の台風で倒れましたが(*)、
その倒木の処理作業でした。

あの大きな「大王松」も幾つかに切り分けられてトラックの荷台に載っていました。
  
  * : 倒れた大木の姿は先日の拙ブログ記事
     「台風15号(白鳥)の爪痕」<2015.8.25>のとおりです。


  今回、熊本県内で何十万本(?)の木が倒れたのでしょうか ・・・

◇ 暴風雨の中の新聞配達

2015年08月27日 09時57分03秒 | 日常・その他
熊本県に大きな被害(農産物へも)をもたらした台風15号。

感嘆することが一つありました。

25日の朝刊(熊本日日新聞)がいつもどおり配達されていたことです。

熊本県荒尾市に上陸(25日早朝)する前から熊本市内を暴風が吹き荒れていましたが、
朝刊が配達されたのはその頃のはずです。

毎日家に配達してくれている方は
新聞配達歴数十年で、永年表彰も受けられている70代の御婦人です。
雨の日も風の日もバイクで配達されています。

建物の中にいても怖かったあの暴風の中では、
自動車であっても危険な状況であったと思われます。
(熊本市内でも実際に車が横転しています)

現代はTV・ラジオ・インターネット等、
最新情報の入手手段はいくらでもあるはずですから、
一日くらい朝刊が早朝に手元になくても、支障をきたす方はほとんどいないと思われます。

「諸外国に比べ、総じて日本人は職務熱心」といわれていますが、
危険を冒してまで配達する必要があったのでしょうか。

   ※配達される方を称賛こそすれ
     その行為を咎めたりしているのではありません。  

今回の台風での人的被害は
現時点で行方不明1名と負傷者100名以上となっています、
行方不明の方は、新聞を配送をされていた熊本県の70才男性です。

  山間の家々へ新聞を届けるために出かけられていたようです。
  ご無事であればよいのですが


・・・・・・・・・・・ ギャラリー 028 (嵐(Storm)を描いた絵) ・・・・・・・・・・・
                          ライセンス(5点とも): (パブリック・ドメイン)


 ◆タイトル:嵐の到来(The Coming Storm)

 ・画家:ウィンスロー・ホーマー(Winslow Homer)
 ・制作年:1901年
 ・収蔵:ナショナル・ギャラリー<アメリカ ワシントン>


 ◆タイトル:嵐の中の外輪船(A Paddle-Steamer in a Storm)

 ・画家:ジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナー(J. M. W. Turner)
 ・制作年:1841年
 ・収蔵:イエール大学英国美術センター<アメリカ>


 ◆タイトル:嵐の海の中の船(Ship on Stormy Seas)

 ・画家:イヴァン・アイヴァゾフスキー(Ivan Aivazovsky)
 ・制作年:1858年
 ・収蔵:?


 ◆タイトル:ロッキー山脈の嵐(A Storm in the Rocky Mountains, Mt. Rosalie)

 ・画家:アルバート・ビアスタット(Albert Bierstadt)
 ・制作年:1866年
 ・収蔵:ブルックリン美術館


 ◆タイトル:嵐(The Storm)

 ・画家:ピエール・オーギュスト・コット(Pierre Auguste Cot)
 ・制作年:1880年
 ・収蔵:メトロポリタン美術館

◇ 台風15号被害の復旧

2015年08月26日 21時29分36秒 | ちょっとした出来事?
猛威を振るった台風15号の置き土産のせいで、今日は珍しく忙しい一日になりました。


・暴風により瓦が飛ばされた2階の屋根の応急処置のために業者の方が来てくれました。
  割れた瓦を片付け、ズレたものを直し、最後にブルーシートを被せて帰られました。
 
  工事が立て込んでいるそうで、
  我が家の屋根の修理(または葺き替え)ができる時期は今のところ未定です。

・剥がれて飛んで行った瓦が隣家の作業場の屋根を少し壊していたので、
  DIYストアで材料を買ってきて修理しました。

  [修理前]

   ※黄色矢印が、飛んで行った瓦の破片です。
   ※青色矢印のところが破けています。

  [修理後]

   ※緑色矢印の1枚を張りました。
     元の物は経年劣化でパリパリになっていましたので、ガラスネット波板を上から張りました。

・隣保組(隣近所)のゴミ集積場所にあったシートなどが吹き飛んでしまったので、
  DIYストアで黄色いネットを買ってきて新しい覆いを作りました。


   ※ネットの糸が細いのでカラスに破られないか気懸かりです。

完成後の上の写真2枚は、疲れた体で夜撮ったものです。

この他に、細々したこともしました。
今日は普段あまりしないような作業をしたので少々疲れました。


  未だ熊本市内には停電したままの地域が多く残っています。

  車を走らせると、風に煽られた信号機が向きを変えていたり、
  電線に大きな木の枝が引っ掛かったりしているのを目にしますが、
  復旧や後片付けが順調に進めば、
  9月中旬に開催予定の「藤崎八幡宮秋季例大祭」(同宮Webサイト)の頃までには
  熊本市内は粗方平常の姿に戻っていることでしょう。

    枝葉やゴミが散らかった我が家の庭も少しずつ片付いてきています。