湯原修一の歓喜悦慶と聊かの慷慨憂愁, etc.

いつとはなしに眠りにおち微風を禿頭に感じて目が覚める。
このような生活に変わったらブログが更新されないかもしれません。

◇ 繁華街の中のレトロな路地裏アーケード

2016年02月07日 13時00分43秒 | 日常・その他
熊本市内の繁華街には大きなアーケード商店街が3本あります。
 ・サンロード新市街
 ・下通り
 ・上通り
その明るく大きなアーケード商店街の陰に隠れて
人通りが疎らな(通る人を見るのがまれな)短いアーケードがあります。

「玉屋通り」といいます。
一応はアーケードの構造になっていますが、
すれ違う人の肩が触れるくらい通路が狭く、路地裏のようなところです。
大正・昭和の感じがする通りの名前もそうですが、
薄暗いその路地に入り込むと一昔前に戻ったような錯覚をおぼえます。

玉屋通りの場所はこの辺りです。


その雰囲気を感じ取っていただけるかわかりませんが、
写真をご覧ください。

  ※写真を撮った凡その位置はここです。
    図中の数字は、下の写真に付与した番号に対応しています。
    

① ウッカリしていると出入り口を見過ごしてしまいます


② 左右の店(一杯飲み屋と整体の店)がイイ味を添えています。

  ※「下通への近道です」と書かれていますが、
    距離的にはほとんど変わらず、かえって時間がかかるかも?

③                    ④
 

⑤ 途中で一ヵ所鈎折れになっています


⑥ 「プールスコート通り」から見たところ


⑦ 回転(開店)していない寿司屋さん ※入ったことはありません。

  ※転ぶダルマさんはいても、クルクル回るダルマさんはいないか ・・・

⑧ 「橙書店」(ダイダイショテン)さん
 
  ※通りから見たところで、左側が橙書店さん。
    右隣がカフェと雑貨の店「orange cafe zakka」さんで、
    同じ方が経営されているようです。

 
  ※昨年(2015年)夏、この橙書店さんにおいて
    村上春樹さんの「秘密の朗読会」があったそうです。
    この店の常連さんだけの集まりだったとか ・・・
      私は一見さんにもなれそうにありません。


玉屋通りにはシャッターが下りたままの店や
入居者募集中の空き店舗もあり、私が撮っている間に誰も通りませんでした。

 掠れたペンキと絡んだ電線、一見怪しげな野暮ったい看板 ・・・
 周りの喧騒に関せず、
 ユックリと気ままに時が流れているかのような雰囲気が好きです。
  桜町再開発が完成すれば直ぐ近くに近代的な建物(街)が出現します。
  であればこそ、逆に昭和の香り一杯の玉屋通りさんのほうは
  対照的にレトロなこの雰囲気を活かした再生ができるのではないかと
  期待しているのですが ・・・
    路地は薄暗く、店内は小奇麗に、
      そして、路地に似合わない小粋で朗らかな売り子さん ・・・