湯原修一の歓喜悦慶と聊かの慷慨憂愁, etc.

いつとはなしに眠りにおち微風を禿頭に感じて目が覚める。
このような生活に変わったらブログが更新されないかもしれません。

◇ ネコに悪いことをして、良かった

2015年12月14日 20時49分07秒 | ちょっとした出来事?
昨日、宿直勤務で夕方出勤して舎監室の窓を開けると、
寮の裏庭(草と落葉だけの)をネコが1匹うろついていました。

これまで見たことがないネコのようでした。

可愛かったら写真に撮ろうと思い
腰のケースからデジカメを取り出して構えました。

私に気付いたネコは何か勘違いしたらしく
逃げずに私のほうに近づいてきました。

けっこう美形の若い雌ネコ(雄ネコ(?))に見えます。


私から視線を逸らさずに近づいてきました。

  ※このネコは良い顔立ちをしていると思われませんか ?
  ※オシャレな白いクツを履いているように見えます。

私が手を振ると立ち止まって腰を下ろしました。


お行儀よく正座(?)しているように見えました。

  背中と足の毛色が同じなのでわかりにくいのですが、
  前足をお腹の下で組んでいるようにも見えます。


食べ物を恵んでくれるのを待っているようでした。
 
  私にはそのつもりはなかったのですが、
  私が手を振ったことで、勘違いさせたようでした。


わざわざお座りしてくれたネコの期待を裏切ってはいけないので、
舎監室の押入れに隠している保存食を分けてあげようかと思いましたが、
野良猫を餌付けするのは禁止されているだろうからと、思い直しました。

「悪いけど、なにもあげられないから」という目で
ネコを見ましたが、
純真(?)なネコは
「早く頂戴」といったような目で私を見返しました。

その円らな目で見つめられた気が弱い私は
「今回限りであれば構わないだろう」と、
押入れから菓子類(*)が入った袋を取り出しました。

   * : 以前にも拙ブログで舎監室に常備している菓子類のことを書きましたが、
      現在あるのはこれらです。(赤飯とスープも混じっています)
     
      ※私と同世代の人には懐かしい「ゼリービンズ」もあります。
      ※落花生は欠かせません。    
      
      これらの菓子類の他に、食堂の冷蔵庫(冷凍室)には
       アイスクリームもあります。
      糖尿病にならないように気をつけなければなりません。


ネコを飼ったことがないのでわからなかったのですが、
ネコは歯にくっつきやすいキャラメルよりも
チョコレートや煎餅のほうが好きではないかと勝手に判断し、
まろやか醤油味の煎餅の袋を開けました。

待ちかねているネコにあげようとベランダに出た丁度そのとき、
ネコはあきらめたかのように踵(ネコに踵はあるのか?)を返して
去っていくところでした。

気を持たせただけで何もしてあげず、
ネコに悪いことをしたと、少し後ろめたい気持ちになりました。


 次にこのネコに会ったときのために、家に帰ってからネコの好物を調べました。
 一般的に菓子類は好ましくないと書いてありました。
   チョコレートなど、最悪の場合は突然死してしまうこともあるそうです。

   悪いことをして良かったと、気持ちが楽になりました。