Yoshikoの『リビング』へようこそ

16年間脳梗塞後遺症の夫と101日間世界一周クルーズをした。その記録を「リビングを船に乗せて」として著す。

AEDの思い出

2017-09-04 | 日記


最近はいろいろな場所でAEDを見かける。
その使い方について講習会もあり
実際に使い方を学んだこともあったが
触った事がないのでわからない。

夫存命中、一泊旅行から帰宅すると
玄関を開けた瞬間、だいだい色のAEDが
鎮座ましましていた。

何で?誰か来たの?と聞いても夫は何も
言わない。

そういえば、さっき管理人から
「救急車はお宅だったのでは?」と言わ
れた。
「いえ、私今帰って来たのですよ」と
答えたのだった。

管理人が消防署に電話すると救急車の人が
慌ててやって来て平身低頭謝った。

こんな大切な物を忘れるなんて告発された
ら大きな新聞記事になってしまう。

夫が、旅行から帰らない妻(私)を勘違いし
て「妻が奥の部屋で死んでいるのでは?」
と救急車を呼んでしまったのだ。

こちらも謝り、先方も謝り、、、。
変な具合になった。

夫が急死した時、救急隊員は室内になだれ
込んできてまずAEDを開き蘇生作業に入った。

AEDを見るたびにこの二つを思い出す。