#22 「ワタリガラス(レイヴン)の群れ」 The Games That Play Us
シーズン1最終回 One Tree Hill Super Drama TV
ワタリガラスは、旅人を目的地へ導くと信じる人もいれば、
一羽だけ飛んでいるのを見ると、幸運が訪れると信じる人もいる。
それが群れだと、トラブルの前触れとも言われるが、
戦いの前に一羽見ると、勝利するという。
ネイサンとヘイリーはまだ口をきいていないらしい。試合前に、ネイサンは雨の中でヘイリーを待っていた。PCの中のペイトンの画像はペイトンと付き合っていた頃のもの、消しておくべきだったのにバカだった。それに俺にはペイトンじゃなくてお前が必要だ。お願いだから許すと言ってくれ。お前を愛している。それに雨に濡れてるお前がなんかセクシーで、キスしたい。・・雨の中、ずぶぬれでこんなに率直に愛を告白されたら、ヘイリーだって許してしまうわよ。試合前に仲直りできてよかった。
ダンとデブ。離婚の書類にデブはサインする。ダンは思い出話がしたいならと、膝を怪我して、デブが妊娠した頃のことを話す。「(あの時)俺は君にこういうつもりだった。今学期で大学を辞める。昔の女の所に戻るつもりつもりだ。お腹に俺の子がいる。心から愛した女のもとに。でも中退すると言ったら、君も妊娠したという。あの日から俺は家族に尽くしてきた。それでひどい男と言われるなら、それはそれでいい。」・・・ダンはカレンを愛していて、カレンの元に戻るつもりだったけれども、ネイサンを妊娠したデブとの結婚を選んだと言っているわけだね。
ブルックとニッキ。ニッキはジェイクの行先を知りたがっている。ブルックは、ニッキにペイトンに思い知らせてやろうと思っている、という。ジェイクの行先をペイトンから聞き出して、ニッキにばらしてペイトンを傷つけるつもりらしい。ペイトンは、私は味方だからというブルックに負けて、ジェイクがジョージア州の従兄弟の所にいることを彼女に話してしまった。
キースとカレン。「こんな風にあなたを失いたくない。」キース「俺が街を出るのは、君の姿を見るたびに胸が痛むからだ。君はもっと心を開くべきだ。弱い自分を分かってくれる誰かを見つけた方がいいと思う。君が孤独でいるのは耐えられない。」カレン「(ルーカスに)あなたと行くなら許すと言ったわ。あなた以外の人だったら、絶対あの子を行かせないわ。」 それを聞いたキースは、なによりの花向けの言葉だと言っていたけれどもね・・。
ヘイリーとルーカス。墓地で。ふざけた後で、ルーカスはヘイリーに、この街を出ることを打ち明ける。「おじさんとチャールストンに行く。行かなきゃならないんだ。」ヘイリーは大ショック。「リサイクルショップに行きたいときは、マニアックなCD買いに行ったりとか、くだらないことに文句言ったりしたいときは、誰と行ったらいいの?」ルーカスが答える。「ネイサンだ。ずっと考えていたことなんだ。この街を出ればましな人間になれる。でも絶対お前に会いたくなると思う。お前は俺の親友だよ。それはこれからも変わらない。」いいなあ、この二人。ほんとうに羨ましいね。兄妹のような、双子のような、親友のような、家族のような。
レイブンズの初戦。マウスのWEB中継で試合がはじまる。マウス「ダーラムコーチが入院したため、レイブンズは臨時コーチの、ダン・スコット。誰が認めたのでしょうか。ダーラムコーチの復帰が待たれます」・・・笑った。
レイブンズは初めはミスを連発していたが、ルーカスが、ボールをゴール下のネイサンにパス。ネイサンが鳥が舞うようにゴール。かっこえ~。この二人のコンビ大好き。レイブンズ、5点リード。ティムからルーカスにパス。ルーカスがゴール。ところが、ここで大変なことが起こる。相手チームがわざとルーカスのまだ治りきっていない肩を押し、ルーカスは転倒。怒ったチームメイトが交錯して大騒ぎになる。
チームドクターによると、ルーカスの肩の状態は「私の息子なら出さない」状態だと言う。なのに、それをさえぎって、ダンは、ドクターは大丈夫だろうと言っていると誤魔化して、ルーカスが、自分から出ると言うように誘導してしまった。・・このダンの態度、なんか怪しいわ。何をたくらんでいるのかしら。
残り時間12秒。2点差。ここで、タイムアウト。ダン「ネイサンいいか。お前が決めるんだ。ボールを持ったら、残り5秒までキープして、インサイドからシュートしろ。5人マークがついたって構わない。偉大な選手は偉大なプレーをするものだ。」・・・・ふうん、要するにネイサンの見せ場を作ろうとしているってことね。
ネイサンがボールをキープ。7、6、5、4秒までキープ。ここでネイサンは、フリーになっているルーカスにパス。ルーカスがロングシュート。・・・・・が・・・失敗。入ったら3点で逆転だったのだけれどね~。これでレイブンズは初戦敗退ということになってしまい、シーズン終了。
ダンは激怒。「なぜ俺の指示通りプレーしなかった、どうしてルーカスにパスした。あの肩なのに。」ルーカスは「俺のミスだ。」と自分を責めている。ルーカスにたたみ掛けるように、ダンは、「お前のミスだ。お前は仲間を裏切った。そもそもお前の仲間じゃなかったんた。」・・・・って、いくらなんでも、そこまで言うか!
ネイサンが、それを聞いていて激怒。「ルーカスはシュートしようとした。父さんと違って。少なくともルーカスはシュートを打とうとしたんだ。父さんより立派だね。仲間を裏切るって話だろう。ルーカスは最後までコートにいた。痛みを押して。父さんと違って臆病じゃない。・・全力を尽くしたけれど勝てなかった。恥じることは何もない。臨時コーチのこと以外は。…悔いはない・・」ダンはネイサンに言い負かされて「ヘンっ」 ネイサン、立派。大人になったね~。それに比べて、ダンは・・・・。・・・今、ふと思ったのだけれど、もしかすると、ダンは、肩の痛みでたぶんロクなシュートができないだろうルーカスを、ネイサンの引き立て役に利用しようとした?ルーカスのためには、そこまでは考えたくないけれども・・・
そういえば、ネイサンが、ダンの昔の試合の話をルーカスに話していた。ダンは、昔の試合で、リードしていたのでパスでつなげ、というコーチの指示が気にくわなかったので、チームが逆転された後も、ベンチにいて、試合に出るのを拒否したことがあったらしい。・・ダンらしい自分勝手さだわね。ネイサンはこのことでダンを非難したのね。ダンって、ほんとにチームのことなど全く眼中にないんだね。自分が目立ちたいだけ。自己中の極致のダンらしい行動だわ。そういえば、ダーラム・コーチは、ルーカスとネイサンに、「ダンにその才能をつぶされるな」とまで言っていた・・・・
キースとダン。ダンは、別れを言いにきた兄キースに向かって、「スコット家の落ちこぼれじゃないか。失業生活はどう?」 む、む、むかついた~。許せないわ、この男。キースはこの男の卑劣さには長年慣れきっているのか、・・冷静。私と違ってキースは人間ができている・・感心してしまった。
ヘイリーとネイサン。ルーカスのことで泣いているヘイリー。今夜・・。今夜?悔いはない?ふうん。今夜は特別な夜になるみたいね。
デブとキース。デブは暖炉で思い出を燃やしている。デブ「前にダンと離れた時は明るい未来を信じていたの。いつでも新しい生活を始められるってね。だけどそうじゃなかった。状況が変わっても孤独なのは同じ。私たちどうしてこんなに弱くなっちゃったのかしらね。」キースが答える。「人を愛したからだ。いつからか相手は愛情を返してくれなくなった。」
ダンがこの家を訪ねてきたとき、暖炉の前で、デブとキースが裸で毛布にくるまっていた。・・ダンは激怒。まあ無理もないけれども・・。キースが追いかけてきて謝るが、ダンは怒り狂って車のガラスをたたき割ってしまったわ・・・。
ダーラムコーチに別れの挨拶に行くルーカス。ダーラムコーチ、なんだか目の容体があまり良くないような。検査の結果が心配だわ。
ブルックとニッキ。ブルックはニッキに、ジェイクの行先を紙に書いて教えてしまった。その紙をブルックは燃やしてしまったわ。証拠隠滅?・・なんだか怪しいのよね、ブルック。ペイトンには、ジェイクの行先はシアトルだと教えたかように話していたけれども。確か、ブルックはニッキにジョージアのことを話していたわよね。・・ブルックをなんだか信用できない。まだペイトンを恨んでいるような気もする。
もし、ブルックがジェイクの本当の居場所をニッキに教えていたとしたら、ジェイクは大変なことになる。もちろんペイトンも責められる事になるけれど、それよりも何よりも、ジェイクに対して本当に許されないよ、>ブルック。
「私はあんたの味方だよ」というのがブルックの口癖だけれど、どうしてもブルックを信じられない私。ペイトンは信じちゃっているみたいだけれどね・・・・・。
ルーカスとネイサン。町のバスケットコート。ネイサン「寂しくなる。思う通りやればいい。もちろん本当は行ってほしくないよ。お前ほどのプレーヤーはそうはいないしな。それに兄貴だし。体には気をつけて。」ルーカス「ヘイリーを頼んだぞ。俺も寂しいよ。兄弟。」 兄弟たち、よかったね。出会えて。
カレンとルーカス。カレンはルーカスに言う。
「自分探しをしたいのはわかるわ。ちゃんと答えが見つかることを母さんは心から願っている。でも、求めている答えは案外近くにあるかもしれない。あなたの心の中と、あなたを愛している人の心の中、そしてこの家の中にも答えはある。もちろんこれから、あなたはいろいろな場所にいって、素晴らしい経験をするはずよ。でもどこへ行こうと何をしようと、この場所があなたの原点なの。・・トゥリーヒルはここにしかないの。あなたの故郷よ。愛しているわ。ルーカス。」 「One Tree Hill」 というのは、たった一つの故郷トゥリーヒルという意味なんだね。「我が心のジョージア Georgia on my mind」と同じ意味だね。ここで、個人的にちょっと考えてしまったのだけれど、残念なことに、この場所が私の原点というまでの場所が、私にはない気がする・・
ブルックとペイトンは同じベットで目覚めた。ドアの取っ手には、「ブルックとペイトンへ」と書かれた手紙が置かれている。そういえば、ルーカスはこの二人に別れを告げていなかったよね・・
ダンは、離婚届にサインしようとした時、心臓を押えて倒れてしまった。そこにデブが。ダンが何か言っていた・・・「ルーク・・・」?
ヘイリーを訪ねるルーカス。ネイサンとヘイリーの様子を見て、慌てて、結婚まで待つんじゃなかったのか、と聞くルーカスに、「待ったよ。ちゃんと待った。夕べ、結婚しちゃった。」と、指輪を見せるヘイリー。その隣で、にこにこ笑っているネイサン。結婚、しちゃ、た、?
ルーカスとキースの新しい生活への旅が始まる。
ワタリガラスは、旅人を目的地へ導くと信じる人もいれば、
一羽だけ飛んでいるのを見ると、幸運が訪れると信じる人もいる
それが群れだと、トラブルの前触れとも言われる
空には、ワタリガラスの群れ。
One Tree Hillは、シーズン1がこれで終了。シーズン2は、まだ未定とか。しばらくお待ちくださいとのことです。しばらくってどのくらいなの?