海岸にて

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北に利用される韓国

2018-01-27 | 国際・政治

五輪に浮かれる文在寅政権 安倍晋三首相の訪韓で覚醒させることできるか 

    【韓国・文在寅政権の行方は】             2018.1.27 09:00  

  

 

    (一部抜粋)

 こうした中で、安倍晋三首相が動いた。

 

 首相は23日、首相官邸で産経新聞のインタビューに応じ、平昌五輪の開会式出席のため訪韓する考えを明らかにした。その際に文大統領と会談し、慰安婦問題をめぐる日韓合意に関し、文政権が示した新方針を「受け入れることはできない」と直接伝える意向を示した。核・ミサイル開発を続ける北朝鮮については「高度な圧力の維持を再確認したい」。在ソウル日本大使館前の慰安婦像撤去についても「当然強く主張する」と述べた

 

 日本では韓国が示した新方針への批判が強い。行っても、行かなくても批判はつきまとう。事実、首相も出席見送りを検討していたが、一転した理由は、北朝鮮情勢などを考慮して再考したのだという。首相は「何をすべきかを熟慮して判断し、実行するのは政権を担う者の責任だ」と説明した。

 

 首相周辺は「韓国の文在寅大統領は日韓合意をおとしめ、日本に新たな措置を求めることを表明して、それで話を終わらせようとしていた。そうはいかない。安倍首相は文氏に、合意を履行して在韓日本大使館前などの慰安婦像を撤去しろと言う」と語ったという。

 

 24日付産経新聞の阿比留瑠比政治部編集委員が解説記事で紹介した「実は、米ホワイトハウスからも、安倍首相に開会式に出てほしいという強い要請があった」との政府高官の話に合点がいった。韓国に対し、行き過ぎた対北融和政策に走らないようクギを刺したい米国が安倍首相を指名し、文大統領を“覚醒”させる望みを託したのだ。

ただ、場合によっては訪韓は韓国にこびた姿勢と受け取られかねない。事実、自民党内には、首相の五輪開会式出席について反対論が渦巻いており、一枚岩でない。

 対韓情勢をめぐる世論は以下の通りだ。産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)が20、21両日に実施した合同世論調査によると、慰安婦に関する日韓合意に対する文大統領が示した新方針について「納得できない」と回答した人が90・8%に上り、日本政府が韓国側の要求に応じないことについて88・6%が「支持する」と回答した。

 安倍首相の平昌五輪開会式への出席の是非については「出席すべきだ」が49・5%。「出席する必要はない」の43・1%を上回った。

 韓国の女性家族相は、23日付韓国紙で、慰安婦日韓合意に基づき設立された韓国の「和解・癒やし財団」を年内に解散させたい意向や、国際社会での対日圧力を強める考えを示した。

かように韓国政府は方針を全く変えず、「歴史戦」の戦線を拡大する。ならば首相はリスク承知で日本の主張を世界に広めて欲しい。キレイ事で無く、五輪は“外交の祭典”でもあるのだ(WEB編集チーム 黒沢通)(産経ニュース)

首相の訪韓は確定したのだろうか? 「首相はリスク承知で日本の主張を世界に広めて欲しい」・・もちろんそうではあるが、数年前ならば正論というか正攻法というのか、こういう論調に素直に「そうそう」と同調することもできたのだが、韓国という国を知れば知るほど、これを実行する困難をひしひしと感じてしまう。国家間の合意を、国民が納得していないから不完全などといとも簡単に言ってのける国である。どんな約束ももうできるはずがない。

北朝鮮の度重なるミサイル発射に対して、世界が北朝鮮への経済制裁を強める中、韓国文政権の北朝鮮への”人道支援”なるものや南北合同チームなど空虚なオリンピック政治利用パフィーマンス、文氏の日韓合意を骨抜きにするような示唆に対して、安倍首相は直接「受け入れられない」と伝えたいのだろう。事態は切迫しており、アメリカからの要請もあったようである。

しかし韓国という国は、昨年のトランプ大統領訪韓晩餐会でアメリカ側に事前に何の説明もなくトランプ大統領の目の前に”慰安婦”を連れ出し、ハグまで強要演出しようとした国、リッパート米大使が切り付けられた国。この情勢下で安倍首相が訪韓すれば、どんな”罠”が仕掛けられているのかわかったものではない。それでなくとも、言葉も行動も状況もいいようにも歪曲して報道されることは覚悟しておかなければならないだろう。それらを防ぐための手立てを日本は完璧に整えることができるのだろうか?

北朝鮮が核を搭載するミサイルを完成させるまでに、もう時間がないとアメリカは分析している。北朝鮮のオリンピック参加話は誰もが想像する通り、”時間稼ぎ”でしかない。時間を稼がれて窮地に陥るのは日本アメリカ、そしてまず韓国であろうに。

産経記事のタイトルは「五輪に浮かれる文在寅政権 安倍晋三首相の訪韓で覚醒させることできるか」。とてもできるとは思えないが、安倍首相はやらなくてはとお考えなのだろう。首相の”訪韓”も日本の行く末も心配で目が離せない一か月になる。

 


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2018-01-03 | 音楽

年の瀬からのYouTubeめぐり、続きます。主にポルノグラフィティばかり聞いていましたが、その中でも何度聞いたかわからない2曲。「シスター」悲しい寂寥感のある印象的なメロディーと”物語”。岡野さんの声が頭にこびりついてしまっています。「ジョバイロ」も、どちらも悲しい歌です。

2曲とも作詞作曲は く作詞 新藤春一 作曲 本田昭光>、「アゲハ蝶」や「愛の呼ぶほうへ」と同じで、選んだ4曲が全部同じでした。ボーカル岡野さんの歌がまた素晴らしいのです。(「サボテン」も好きなのですが、作詞は同じ、作曲が違いました。)

 

「シスター」(Youtube)

東の海に舟を浮かべて誰より早く朝を迎えに 風が便りを運ぶと言うなら僕に宛てた風は吹いていない あなたのために祈る事なら今の僕にも許されるでしょう 流れ流れて漂う先で懐かしい日々を思い出してる 悲しみが友の様に語りかけてくる 永遠に寄りそって僕らは生きていく 数えきれない人の涙で夜明け前の海は今日も蒼い

あなたの欠けた世界は今や無秩序にただ組み立てられて ギリリギリリと軋みながらもそれでもまた再び動きだす この季節咲き誇る白い花を摘んで 波の間にあずけようあなたに届けばいい いつもの様に赤い日傘を差したあなたが拾ってくれたら 鐘の音が岬を臨む教会から響く 美しいシスターの祈りを乗せ人の心にも 時間の移りを優しく告げていく 悲しみが友の様に語りかけてくる 永遠に寄りそって僕らは生きていく 西の海まで舟は流れてたそがれと一緒に沈めばいい 明日になったら会えるのかな

 

 

「ジョバイロ」 (Youtube)

人は誰も哀れな星 輝いては流れてゆく 燃え尽きると知りながらも誰かに気付いて欲しかった 胸に挿した一輪の薔薇が赤い蜥蜴に変る夜 冷たく濡れた舌に探りあてられた孤独に慣れた心 舞台の真ん中に躍り出るほどの役どころじゃないと自分がわかっている 

あなたが気付かせた恋があなたなしで育っていく 悲しい花つける前に小さな芽を摘んでほしい 闇に浮かんだ篝火に照らされたら ジョバイロジョバイロ それでも夜が優しいのは見て見ぬ振りしてくれるから銀の髪飾り 落としていったのはこの胸貫く刃の代わりか 折れかけのペンで物語を少し変えようとしたら歪な喜劇になった  

宇宙の広さを記すとき人は何で測るのだろう? この想いを伝えるとき僕はどんな言葉にしよう? あなたの隣にいる自分をうまく思い描けない はぐれないよう絡めていたのは指じゃなく不安だった  あなたが気付かせた恋があなたなしで育っていく 悲しい花つける前にちいさな芽を摘んでほしい 闇に浮かんだ篝火に照らされたら ジョバイロジョバイロ それでも夜が優しいのは見て見ぬ振りしてくれるから

最後に、本家ドリカムより素敵だったような。カバーの「未来予想図Ⅱ」と、アンジェラ・アキ「手紙~拝啓 十五の君へ~」この曲は「くちびるに歌を」という映画が誕生するきっかけになったそうです。

 

「未来予想図Ⅱ」Acid Black Cherry   (Youtube)

 

「手紙 ~拝啓 十五の君へ~」 アンジェラ・アキ(YouTube)

 


2018年新年

2018-01-03 | 政治〈国内〉

新年おめでとうございます。    

2018年になりました。2007年から続けてきた拙ブログも10年になります。今年も細々とですが続けていきたいと思います。昨年11月には国家基本問題研究所のシンポジウムに行ってきました。テーマは『北朝鮮危機ー日本よ目を醒ませー』、防衛に関して中谷元衆議院議員のかなり突っ込んだお話を聞くことができました。我が国にとっても世界にとっても切迫した脅威となった北朝鮮問題。そしてマスコミの問題や尖閣、少子化問題なども、10年前から指摘されてきたことが現在すべて目の前に現れ、差し迫った大問題となっています。

 

 

国際政治学者曰く、核を持ってから攻撃的でなくなった? 北朝鮮の核武装、いいことか考えた      2018.1.3 01:00  (産経ニュース)

  (一部抜粋 後半)

日本の外務省幹部は「いきなり米朝対話が始まって、対北支援の請求書だけ日本に回ってくるのは受け入れられない。今の日米関係なら大丈夫だと思うが、注視はしなければならない」と語る。米政府関係者に太いパイプを持つ元自衛隊幹部も「米朝対話が始まる可能性が高い。米国は核の使用を抑止するために対話する」と予測する。

 

 仮に北朝鮮の核武装容認が米国にとって「正解」であったとしても、日本にとっては「不正解」となり得る。日本が核ミサイルの脅威にさらされた場合、米国が国民の命を犠牲にしてまで日本を守るのか信頼を置けなくなる「デカップリング(離間)」が生じる恐れがあるからだ。

 核抑止が成立することで本格戦争に陥る可能性が減り、かえって通常戦力による挑発を行いやすくなる「スタビリティ・インスタビリティ・パラドックス」を回避できる保証もない。46人が死亡した2010年3月の韓国海軍哨戒艦「天安」沈没事件、23人が死傷した同年11月の延坪島砲撃は、スタビリティ・インスタビリティ・パラドックスがもたらしたのではないか。

ウォルツ氏は天安沈没や延坪島砲撃を「いやがらせの類」と片付ける。だが、その犠牲を強いられるのは日本国民となる可能性は否定できない。こうした事態を避けるためにも、日本独自の敵基地攻撃能力を持つべきことは自明の理だ。

 

米国が北朝鮮の核武装容認を前提とした対話に転じる恐れがある一方で、あらゆる選択肢をテーブルの上に載せるトランプ政権が先制攻撃に踏み切る可能性も捨てきれない。弾道ミサイルによる日本攻撃、潜伏工作員による原発など重要インフラの破壊、大量の難民流入に伴う混乱…。北朝鮮有事が発生すれば、日本が無傷でいられるとはかぎらない

 「対話」も地獄、「攻撃」も地獄。日本にとって、2018年は2つの地獄と背中合わせの年となりそうだ。 (政治部 杉本康士)    (産経ニュース)

切迫した北朝鮮の脅威、同盟国アメリカとの関係が今までにない程うまくいっているとはいえ、アメリカは自国ではなく他国、アメリカが直接”米朝対話”をする可能性が全くないとはいえない、その時、日本はどうするのか?という産経記事です。今年は、国民と国を守る「安全保障」を国民皆が自分のものとして考えざるを得ない、本当に瀬戸際の年となります。