IMFのエージェント、イーサン・ハントに、新たなミッションが課される。
それは、全人類を脅かす新兵器を悪の手に渡る前に見つけ出すというものだった。
しかし、そんなイーサンに、IMF所属以前の彼の過去を知るある男が迫り、世界
各地で命を懸けた攻防を繰り広げることになる。今回のミッションはいかなる
犠牲を払ってでも達成せねばならず、イーサンは仲間のためにも決断を迫られる
ことになる。
今回トム・クルーズ演ずるイーサン・ハントをはじめとするIMFが闘うのが
まさにこのAI。暴走するAIと、それを制御して世界支配を目論もうとして暗躍
する連中を相手に奮闘するハント。既に還暦を超えたトム・クルーズですが、本作
でもその真っ向勝負なアクションは健在。昨年日本で公開された
「トップガン マーヴェリック」は、どうしても空中でのドッグファイトが中心に
なるため、人間の肉体が魅せるアクションシーンは二の次でしたが、本作では
チラシや予告編でも事前に紹介されていた崖の受けからバイクもろともダイブ
するシーンや、動く列車の屋根での格闘シーン、そして100m走の如く実に
綺麗なフォームで疾走するハントの姿など、AIどころかスタントも使わない
驚きの映像がこれでもかと連続して映し出され、圧倒されるばかりの2時間半でした。
このシリーズは全作品を観ているが、吹き替えなしのトム・クルーズのアクション演技
には、本当に感心する。しかし、年齢を考えると、そろそろハードアクションは引退かな?
と思ってしまう。 ☆☆☆★